2007年8月16日

五輪代表ストライカー対談

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担当:大重正人

昨日の日立台劇場の余韻も冷めやらぬうちというのに、もう土曜日には次なる試合が。広島戦の先発メンバーはクールダウンを行ったのですが、場所がなんとプールで。チームスポンサーのサンスポーツ様のプールに出向いて、疲れた筋肉をほぐし、少しでも疲れが残らぬように体を動かしました。広報は残念ながら同行することができなかったのですが、夏の暑いさなか、選手たちにとってはいい気分転換になったことでしょう。

今日の取材には、元Jリーガーがお越しくださいました。専門誌の企画で「城 彰二×李 忠成」対談が実現!昨年のJ1昇格レースで同じピッチで戦い抜いた2人のストライカーが、今年は違う立場となっての再会です。テーマは五輪代表。城さんといえば、あのアトランタ世代。ブラジルを下した「マイアミの奇跡」を演じたチームのエースで、前園、中田、川口といったスター選手と並ぶチームの中心でした。

李選手もその当時の戦いはしっかり見ていて「ジェフ時代の前宙(前転宙返り)とか超見てました」とのこと。城さんが当時の思い出やチームメイトとの会話を振り返りながら、アトランタ世代と北京世代の違いを2人で話し合っていました。今日のチュンソン選手は大先輩を前にしてか少々緊張の面持ち!? その後のピッチやスタンドでの写真撮影で、緊張がほぐれてきたのか、「城さん、本当はもっと(現役)やれましたよね」と質問。ゴール前の方を指差しながら「ポストの時とかびくともしなくて、マジ強かったです。ディフェンスが全然獲りにいけてなかったです。」と去年の戦いを感慨深く振り返っていました。同じポジションだから分かり合える話に花が咲き、「もっとこうしたほうがいい」という貴重なアドバイスももらえて、チュンソン選手にとっては貴重な時間となったのではないでしょうか。

そのU-22日本代表のメンバー発表が明日に控えています。選出の結果は反町監督のみ知るところでしょうが、これまでレイソルで成長してきた結果が評価されて、これまで代表に選ばれてきましたが、その国際経験を自分の糧として持ち帰り、さらにレイソルでの活躍に繋がれば、レイソルにとっても選手個人にとっても大変喜ばしいことでしょう。でもまずは、土曜のFC東京戦。田無市出身のチュンソン選手にとっては地元凱旋です。取材でも「力の出にくいアウェイでこそ、120%の力を出せる選手になりたい」と強く語ってくれました。横浜FC戦以来のゴールを期待しましょう!!!

2007年8月16日

デビュー&復活

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担当:桜林 舞

6月30日とは比較にならない暑さの中、1ヶ月半ぶりに熱狂のスタジアム、日立台が戻ってまいりました。試合開始前には早くからスタンバイ済みのサポーターの皆さんがスタジアム脇で新しい応援歌の練習をしていました。スターティングメンバーが場内の大型ビジョンに映し出されると、ゲーフラが乱立するゴール裏からは、新チャントが響き渡ります。太田選手、石川選手、そして18番目にコールされた北嶋選手にはメインスタンドやバックスタンドからも「おかえりなさい」の大歓声が沸きあがりました。

少し涼しさを感じるようになった19:04、センターサークルで両チームの10番が握手を交わしてレイソルボールでキックオフ。立ち上がり5分に大谷選手にイエローカード。一瞬の隙をつかれて、服部選手からのクロスに佐藤寿人選手が決定的なシュート!監督も賛辞した南選手のスーパークリアで難を逃れると、7分には広島・柏木選手がイエローカード。今日は荒れる試合になるかと思われましたが、その後はレイソルのコーナーキックラッシュ。チャンスはあるもののなかなかゴールまでつなげられない中、前半が終わろうとする44分敵陣ペナルティーエリア内で菅沼選手が粘ってPKのチャンス。フランサ選手が落ち着いて左隅にゴールを決めレイソル先制!

折り返し間際に手にした貴重な先制ゴール。落ち着いて迎えた後半11分、相手ディフェンスの浮き球パスを李選手がカット。グラウンダーでフランサ選手にボールが渡ると中央から右サイド太田選手へきれいにパスがつながり、ペナルティーエリア端からゴール左隅に右足シュート!「前半同じような場面があった時には、外に行き過ぎて腰が回せず強いシュートが打てなかったので、次は同じようなミスはしないように気をつけていた。フランサからきれいなアシストをもらったので、あとは落ち着いて決めるだけでした」と試合後振り返っていました。日立台デビュー戦でレイソル初ゴールを決めた太田選手には強い決意が。「中断期間に移籍したということは補強の意味でとってもらったのだと自覚している。だからチームの力になるということ、結果を出さなくてはいけないと常に思い続けていた。前回の浦和戦はうまく行かなかったので、今日は絶対決めるつもりで臨んだ」。そのまま、レイソル日立台で完封勝利です!!!

初めての日立台の感想を聞くと「雰囲気がよくて、気持ちよかったです。プレーの一挙手一投足に声援がダイレクトに返って来てすごいな、と思いました」初めての勝利ダンスは「拡張器を渡してもらったんですが、やり方わかんなくて。キタジさんやサポーターの方に教えてもらって、(音頭とりを)やりました」と笑顔で答えてくれました。

太田選手とエスパルス時代をともにしていた北嶋選手。「背番号9」の復活には試合前から大盛り上がりでした。ゴール裏スコアボードの真下には黄色地に黒で描かれた「9」の段幕が。その左には、歴史を感じさせる「KITAJIMA」段幕。右には色彩も鮮やかな「北嶋秀朗」段幕。レイソルとともに歩んでいる北嶋選手の時間を髣髴とさせる演出でした。ロスタイムでの選手交代には大きな拍手が。入ってすぐ、藏川選手のクロスに飛び込んだ北嶋選手のシュート!惜しくも枠を捉えられませんでしたが、『キタジ復活』の印象を色濃く残すものとなりました。勝利ダンスの後、選手控え室に戻ってきた北嶋選手は公式ユニフォームから、前面に「復活」の文字が入った黄色のTシャツ姿になっていました。背面には北嶋選手の似顔絵が描かれた世界にひとつしかないサポーターお手製のオリジナルTシャツ。サポーターの皆さんに心から愛されているんだなぁ、と改めて感じいりました。

3試合ぶりとなる勝ち点3を積み上げ、現在勝ち点は30。3日後のFC東京戦でも、この勢いを落とすことなく臨みましょう!味の素スタジアムでも引き続き熱い声援をよろしくお願いします!!!