五輪代表ストライカー対談
担当:大重正人
昨日の日立台劇場の余韻も冷めやらぬうちというのに、もう土曜日には次なる試合が。広島戦の先発メンバーはクールダウンを行ったのですが、場所がなんとプールで。チームスポンサーのサンスポーツ様のプールに出向いて、疲れた筋肉をほぐし、少しでも疲れが残らぬように体を動かしました。広報は残念ながら同行することができなかったのですが、夏の暑いさなか、選手たちにとってはいい気分転換になったことでしょう。
今日の取材には、元Jリーガーがお越しくださいました。専門誌の企画で「城 彰二×李 忠成」対談が実現!昨年のJ1昇格レースで同じピッチで戦い抜いた2人のストライカーが、今年は違う立場となっての再会です。テーマは五輪代表。城さんといえば、あのアトランタ世代。ブラジルを下した「マイアミの奇跡」を演じたチームのエースで、前園、中田、川口といったスター選手と並ぶチームの中心でした。
李選手もその当時の戦いはしっかり見ていて「ジェフ時代の前宙(前転宙返り)とか超見てました」とのこと。城さんが当時の思い出やチームメイトとの会話を振り返りながら、アトランタ世代と北京世代の違いを2人で話し合っていました。今日のチュンソン選手は大先輩を前にしてか少々緊張の面持ち!? その後のピッチやスタンドでの写真撮影で、緊張がほぐれてきたのか、「城さん、本当はもっと(現役)やれましたよね」と質問。ゴール前の方を指差しながら「ポストの時とかびくともしなくて、マジ強かったです。ディフェンスが全然獲りにいけてなかったです。」と去年の戦いを感慨深く振り返っていました。同じポジションだから分かり合える話に花が咲き、「もっとこうしたほうがいい」という貴重なアドバイスももらえて、チュンソン選手にとっては貴重な時間となったのではないでしょうか。
そのU-22日本代表のメンバー発表が明日に控えています。選出の結果は反町監督のみ知るところでしょうが、これまでレイソルで成長してきた結果が評価されて、これまで代表に選ばれてきましたが、その国際経験を自分の糧として持ち帰り、さらにレイソルでの活躍に繋がれば、レイソルにとっても選手個人にとっても大変喜ばしいことでしょう。でもまずは、土曜のFC東京戦。田無市出身のチュンソン選手にとっては地元凱旋です。取材でも「力の出にくいアウェイでこそ、120%の力を出せる選手になりたい」と強く語ってくれました。横浜FC戦以来のゴールを期待しましょう!!!