2007年8月26日

チバイエローダービーマッチ

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担当:大重正人

日立台が敵も味方も一面に黄色く染まった90分でした。この激闘を制したのが、われらがレイソル!!!5月のアウェイ同様に、互いが豊富な運動量で攻守がめまぐるしく入れ替わる展開に。石崎監督は試合後に「90分間が短く感じられた」と会見で話していました。おそらく、ホームでは特に負けられないという気持ちのなかで、後半は攻勢に出たにもかかわらず0-0のままで残り時間が刻一刻となくなっていく焦りのようなものがあったのかもしれません。

選手にとっては「結果はいいけど、どの試合も苦しいよ。相手はどこも強いから」という南キャプテンの言葉どおりの感想でしょうか。3試合連続の無失点、3試合連続のフランサゴール。しっかり守って、エースが決める。これぞレイソルという戦いで、この3連勝をつかみました。

試合後の選手の表情です。フランサ選手はヒーローインタビュー後にTV生出演。あのゴールシーンの裏では意外なやりとりが。「オオタと同じタイミングでシュート態勢に入って『オレのボールだ!!』とポルトガル語で叫んだら、彼は言葉がわからないはずなのに、不思議と意志が通じました」とのこと。たしかに私がスタンドから速報を打ちながら見ている分には、太田選手のゴールに見えたぐらいでした。それぐらい2人の感覚がシンクロしていて、完璧なゴールのタイミングだったということでしょう。

その太田選手を称えていたのが藏川選手。「ジェフは(対面の)山岸選手がそれほど上がってこなかった。山岸マークだった太田が前ですごく頑張ってくれるから、後ろの自分は助けられた。開幕のころと流れが似ているし、今は大ピンチになってもゴールされないという運もある」。左サイドの菅沼選手同様、太田選手も最後まで落ちない運動量が光りました。特にラスト数秒、ジェフDF陣に易々とフィードさせなかったチェイシング。あのがんばりは胸を打ちました。速報そっちのけで拍手を送りそうになりました。

南選手が称えていたのは、永井選手でした。「苦しい時間帯でボールをきれいに捌いたり、キープしてくれた」とゲームコントロールを賞賛。しかし、そんな永井選手も守備に対するコメントを残しました。「ジェフは走ってくるチームなので、苦労した。特に羽生選手がサイドからから中に入ってきたので対応が難しかった。前半はトップ下の工藤選手にチャンスを作られていたので、後半はハーフタイムにアルセウと、自分がトップ下にマンツーマンぎみにバランスを重視してやってみようと話した。後半はうまくやれたと思う」と、攻守共に隠れたマンオブザマッチの活躍でした。

そして、最後は。。。時間的に戻りますが、古賀正紘選手の記念すべきリーグ戦250試合出場記念のセレモニー。奥様とお子さんからの花束贈呈、そして3試合連続の無失点。今日も変わらぬパフォーマンス。クラブハウスですれ違うとき「あー、今日も疲れました」。仕事を成し遂げた男の後姿、愛する家族の下へ向かう背中は頼もしく、とても大きな背中でした。

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