2007年8月29日

大宮戦を終えて

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

070829kantoku.jpg

「今日は勝たなくちゃいけない試合だった」。試合後のテレビ局共同会見で李忠成選手が話したように、アウェイで厳しい戦いではありましたが、勝ち点3を獲れた試合だった。やはり悔しさが残ります。失点したシーンは、そのチュンソン選手が倒されて「ファウルじゃないの!?」と思った瞬間からの一連のプレーで、警戒していたデニス・マルケス選手にやられてしまいました。試合後のロッカールームを出てくる、藏川選手と太田選手。右サイドでの攻撃について反省と課題をすりあわせていました。こうした作業の積み重ねがよりよりコンビネーションとアタックを生んでくれるはずです。

その1点を取り戻す後半戦。石崎監督は、佐藤選手、北嶋選手、ドゥンビア選手を続けて投入。「北嶋がポストになってくれるから、ドゥンビアにはできるだけその近くでプレーするようにと指示しました」と試合後の記者会見で話していました。最後の最後、再三ゴール前でチャンスをつくり、決定的なシュートチャンスを惜しくも生かせなかったドゥンビア選手に対し、「そういえば、送り出すときに『ゴールを決めてこい!』と最後に指示するのを忘れていました。だから決められなかったのかもしれません」と、会見場を笑いに包んで、監督は引き揚げて行きました。

アウェイでの試合の難しさ、ピッチ状況、相手のロングボール。今日の勝ち点1、負けなかったことは、監督のなかで一定の目標クリアは果たせたのでしょう。これまでの会見で勝っても負けても険しさを押し殺したような表情が多かっただけに、少々意外な監督の横顔でした。それでは、さいたま市内の某コンビニ駐車場より失礼いたします。