2007年9月 6日

台風接近中!!!

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担当:大重正人

後半戦開幕の8月11日から、9月2日まで23日間で怒涛の6連戦。プレッシングが身上のレイソルにとって、この真夏の暑さと過密日程が一番の敵だったにもかかわらず、終わってみれば4勝2分の負けなしで、勝点を一気に14点も積み上げました。自画自賛になってしまいますが、すばらしい盛夏の成果です。

しかしマリノス戦を振り返るビデオミーティングでの石崎監督は、やはり気を引き締めて険しい表情でした。藏川選手や大谷選手らがクロスやシュートに対して身体を張って止めたシーンは「すばらしい!すばらしいブロックじゃな!」と絶賛する一方、攻撃時のもったいないパスミスがあったり、ポゼッションからシュートまでの組み立てには「ここができないと、ガンバやレッズのようにもっと上には行けない」と指摘。

また、この短い中断期間のすごし方についても、いい時だからこそ気を引き締めないといけないと、もう話が終わるかなと思ったとき、さらに付け加えました。「普段から注目されるポジションにいるんだから、サッカーだけでなく、毎日の生活でも揺るんじゃいけない。それは選手だけでなく、スタッフもフロント一緒で、みんなが力をあわせて戦わなければいけない」。今季いろいろな事件や不祥事がありましたが、対岸の火事と思って流すことなく、私も責任ある立場として、業務にあたらなければならないと身の引き締まる思いでした。

さあ、今日の練習は2部練習。ひさびさの1000m走が行われるなど、やはり「走る」レイソルにとってまず体力が一番。走るのが得意な太田選手も「マジ、筋トレがキツかったっす」と取材に向かう道すがら、脚の運びがぎこちなかったです。今はきっちり追い込んで体力を再充填して、来週の試合に向けた戦いがすでに始まっています。

1000m走のかたわら、練習グラウンドには宮本マネの姿が。水で白い粉を溶かして、芝刈り機のような形状の機械をゆっくりと押しています。

0906miya.jpg

ピッチのライン引き。昔とった杵柄、元ホペイロの本領発揮といきたいところ!、、、う?む、微妙にウネっている。少々納得のいかないようすでしたが、それでもさすがの職人芸でした。レイソルが進む道も、まっすぐきれいに敷かれたレールではありません。こうやって、曲がったりうねったり、たまには途切れそうになることもあるかもしれないけど、それでも目指すべき目標に向かって一つになる。そして一歩ずつ進んでいく。「いまはまっすぐで順調だけど、、、」。クドいですが、だからこそ手綱を緩めず、走らなければなりません。

大型台風が接近中の今日。たまに夕立のような大雨が一瞬降りましたが、すぐにやんで、それの繰り返し。なんだか変な天気でしたが、無事に最後までトレーニングが行われました。しかし最後の最後、自主錬のシュート中に大雨来襲。選手もダッシュでクラブハウスへ向かう中、小さな子供さんたちが傘を片手に、ペンとノートを濡らしながらも「サインください!!」と駆け回る姿がありました。

ずぶぬれになった選手たちは快く引き受けていました。ですが、せっかく書いた記念のサイン帳が濡れてはいけないと思い、私はビニール傘を上から差し出しました。そこへフランサ選手がやってきました。やっぱりフランサは人気者、子供たちは同じようにサインをお願いし、私も傘を差し出しました。「ありがとうございます!がんばってください!」という激励に笑顔で答え、立ち去ろうとするフランサ選手は、私に向かっても「アリガトウ」と腰のあたりをポンと叩き、満面の笑みで感謝の言葉をかけてくれました。

先日の宮本ブログでも「ありがとう」の話がありました。選手にサインを書いてもらったり、取材を受けてもらったり、ブログを書いてくれたり、サポーターさんにサインのエリアを守ってもらったり、監督やコーチに声をかけてもらったり、フロントスタッフさんに仕事を手伝ってもらったり。些細なことでも感謝の気持ちを忘れずに。そして応援してもらっているサポーターの皆様から、感謝をいただけるようなチームであり、その一員でありたいと思う、嵐の夜でした。