天気=不安定、レイソル=安定
担当:桜林 舞
柏市の天気予報は全日くもり、降水確率0%。にもかかわらず、朝から小雨が降ったり、昼ごろにはどしゃ降り+雷、夕刻も降っては止み降っては止みの不安定な天気でした。今週はずっとこんな感じの天気が続くようです。
天候は不安定とはいえ、ずいぶん涼しい日でした。選手たちも猛暑の中、練習をするよりも体力的にはうれしい気候なのかもしれませんね。「だいぶ日が暮れるのが早くなってきたよね」と石崎監督も夏の終わりをなごり惜しそうにつぶやいていました。午後のゲーム練習には、5月27日に行われたサテライト鹿島戦で負傷し、長い間別メニューで調整していた石舘選手も元気に合流。果敢にボールを追っていました。
少し落ち着いた感のあったレイソルへの取材も、再開後6試合無敗ということもあってか、徐々に開幕の頃のようにオファーが増えつつあります。
リフティングに、太ももあたりまであるネットを跳躍、ボレーシュートにコートジボアールのダンス。午前練習の終わりに、グラウンドとスタジアムの両方で雨が降らない隙間を狙って45分ほど写真撮影に臨んだドゥンビア選手。「今日の僕は、3部練習だね。午後の練習はしなくてもいいかな」と茶目っ気たっぷり。
日本が大好きというドゥンビア選手。日本の文化について触れられると、自分の名刺を持っているとのこと。「ネームカード(名刺)は、その場で名前や連絡先を書く必要がなくて、とても便利だなと思って」。知っている日本語はと問われ「ハジメマシテ。ワタシハ、ドゥンビア、デス」とサラリーマンのようでした。
古賀選手は新潟戦に向けての意気込みを収録。失点の少なさには「中断期間のキャンプで戦術の見直しを行うことができたことがよい方向に力を発揮できているのだと思います」。守備陣が失点を防いでいる中、攻撃陣の得点力が少ないと思うことはありませんか、という少し意地悪な問いには、「サッカーで一番難しいのは得点を決めることだと思います。それはFWの責任ではなく、チームの責任。チーム全体で決定的なチャンスをもっと作れるようにしていかなくてはいけないですね」。前線からの守備、最終ラインからの攻撃。全員サッカーの真髄を、迷うことなく断言していました。
そしてマガジンのサイドアタッカー特集には太田選手。2003年に掲載された自分の記事を見て「うわぁー、髪長いっすね」と懐かしそう。「マガジンやダイジェストなどサッカー専門誌は小さい頃からよく見ていましたよ。親はそんなにサッカー好きじゃなかったと思うんですけど、自分がやっていたからか、ずっと買ってくれていて。今もよく読みますよ」。レイソルには慣れた?と問われ「すっかり慣れましたね。キタジさんや由紀さんもいたし、中断期前から合流したので、みんなとキャンプを一緒に過ごせたことが大きかったと思います」。レイソルのハードなトレーニングにも「最初はかなりキツかったですけどね。特に、器具を使った筋トレ!ここの練習では10キロのダンベルとか普通に持ち上げるじゃないですか。今まであまりしたことがなかったので、最初は筋肉が千切れるかと思いました!!」と加入当初の秘話を披露。「その筋トレのおかげなのか、最近は練習しても疲れにくくなりました」とのこと。レイソルにすっかりと馴染んだ柔軟で前向きな太田選手でした。