2007年9月27日

レイソルの誇るべき司令塔

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担当:大重正人

『TOP3』への挑戦が始まって3日め。残り8番勝負の第一弾グランパス戦まで、あと3日となりました。今日は紅白戦が行われ、相手グランパスの布陣を想定したトレーニングです。これまでの名古屋は3バック1ボランチ2トップ下の攻撃的なフォーメーション。広島が同じような布陣でしたが、今回はアウェイでもあり、かなり押し込まれる展開も想定しておかなければならないでしょう。そこで、どれだけ身体を張ったディフェンスができるか、前線の選手が休まずプレスをかけられるか。

思い返してみてください。浦和、広島、FC東京、千葉、大宮、横浜FM、新潟。楽な試合などひとつもありませんでした。どれもみな、苦しい展開を凌いで、少ないチャンスをしっかり決めてきた試合。4-0という夢のようなスコアの川崎戦ですら、前半は苦しい試合でしたから。しかし、私たちは挑戦者です。今日取材に立ち会った、永井選手、小林祐選手の口からも「厳しい目標だけど、TOP3を狙っていきたいです」と意気込みが聞かれました。守りに入ることなく、ほどよい緊張感と目標が、チームの選手たちに浸透しているようです。

話は戻って、今日のGK練習の模様。

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ロビンソンコーチがフィードしたボールをGKがキャッチ。そのときコーチから「キック!!」「ミギ?!」「スロー?!」(言葉はうろ覚えですが、こんな内容だったはずです)と声がかかります。それにしたがって、数十メートル先に置かれた大小いくつかのゴールをめがけて、ボールを飛ばします。しかし、かなり遠くの的ですから、これがやっぱり難しい。きっちりゴールに収まったときにはガッツポーズで喜びを表していました。

攻撃の第一歩はキーパーから。蹴るのか、投げるのか。速く展開するのか、じっくりキープして落ち着かせるのか。最後方から21人すべての動きを見てゲームを動かす、ある意味「司令塔」。DF陣への的確なコーチングも含めて、レイソルにはこんな安定した司令塔がいるのですから、今の順位にいられるのでしょう。そろそろスポーツ新聞紙上には「シーズン無失点記録」の話が賑わってきています。

「前線からみんなが頑張ってくれるから」とか「古賀ちゃんやパンゾーのおかげです」とか、南キャプテンから周りを称えるコメントが瑞穂球技場でも聞かれるよう、13時キックオフの残暑にも負けず、みんなの頑張りでまずは最小失点に。そして一気のファストブレイクで、TOP3への好スタートを切りたい!明日はケガのないよう調整して、一路名古屋へ出発です。