いろいろと今日の出来事
担当:大重正人
今日のトレーニング、ガンバ戦へ向けての紅白戦はスタジアムで行われました。スタジアム1階の事務所でパソコン作業をしていると、円陣から気合を入れて散っていく選手の声が響いてきました。美しくよみがえった新緑のピッチ、黄色いウェアを着た選手たちがトレーニングしている風景をオフィスから見られるチームなんて、ほとんどないのではと思います。日立台には、スタジアム、事務所、練習グラウンド、クラブハウス、食堂、ユースの施設とすべてが揃っていて、改めて最高の環境だと感じた朝でした。
ウォームアップでは、佐藤由紀彦選手が今日も活気付けてくれました。3人一組で組んだ大久保、太田両選手を相手に、「いいよ?、ジャンボ!」とか「ナイス、オオタ」と、何気ない一言ですが、元気付ける声です。北嶋選手もそうですが、ベテランが自ら率先して活気ある雰囲気をつくりチームを鼓舞する。先日の宮本主務ブログで、監督がリザーブメンバーや、ウォームアップする時にいてほしい選手を大切にしているという話がありました。もちろん、どの選手も先発イレブンを目指して日々努力しているわけですが、監督から期待される役割に対して、期待以上に応えてくれる選手。それが頼りがいのある2人のような選手であり、グッドプレイヤーたるゆえんでしょう。
今日は午前練習で終了。その頃、選手の駐車場に仮設スタジオが作られました。専門誌Jリーグサッカーキングの取材で、10ページほどの「柏レイソル完全読本」という大特集のコーナーで、選手の私服撮影が行われたのです。マッサージや食事を終えて、家路につく選手たちを待ち構えて、撮影会。この足下は誰でしょう??
カーキ色の細身のパンツに、同じカラーのPORTERの小さめのバッグがステキです☆ レイソル有数のオシャレさんとして知られるこの選手をはじめ、全選手の私服姿が一同に見られる予定です。そのほかにも、キタジ×シュンタの市船OB対談、選手自らによるアンケートで、筋トレKINGやいじられKINGを決める「レイソルのKINGを探せ」など、もりだくさんの大特集です。10月24日ごろ発売予定のサッカーキングをどうぞお楽しみに。
そして今週末のガンバ戦、チャリティーオークションは、阿部嵩、石舘選手のグッズです。が、、、阿部嵩選手は疲労骨折により、今月1日に足の甲の骨折部分をボルトで固定するオペを受け、まだ入院中。「さあ、どうしよう」と思案していたところ、たまたま食堂から出てくる石舘選手が!まずは自分のスパイクをロッカーから取り出し、「ちょっと待ってください」と評判のキレイ好きを発揮して、スパイクの汚れを落としてくれました。
そして、2人が寮の同部屋だったので、「シュウくんも出品なんだけど」と相談すると、すぐに快く電話をかけてくれました。嵩選手から何を出品するかを聞いて、ロッカーから青いスパイクを手際よく用意。「病院なのに、メチャメチャ大声でしたよ!」と、術後とはいえ、とても元気な様子の嵩選手だったそうです。「シュウがいないから、一人で2LDKの部屋に住むのは広すぎて。最近いつも、ひとり晩飯なんです。シュウがいないと、ヒマです」と若干寂しげに(?)、相棒の帰りを待ちわびている様子でした。
嵩選手は土曜日には退院予定、石舘選手も肉離れがほぼ治り、ボールを使ったフィジカルメニューにまで復帰しています。嵩選手は復帰まで2ヵ月ぐらいかかりそうですが、お互いに早くスパイクを履いて、ピッチを駆ける日を待ち望んでいることでしょう。さあ、明日はガンバ戦へ向けた最後の調整。決戦まであと2日!
そして最後に、、、昨日に古賀選手の出場停止の処分が1試合と発表されました。多くの方が「2試合出場停止」と覚悟されていたようで胸をなでおろしていることと思います。
規定では「同じ大会で、同じ種類の出場停止処分を受けた場合、出場停止処分は2倍となる」とあります。古賀選手の場合は、、、
前回退場処分となった4月21日の甲府戦は、イエロー×2=退場
今回退場処分となった9月29日の名古屋戦は、レッド×1=退場
つまり、退場の仕方が異なりますね。なので今回の処分は、前回の退場の繰り返しではなく、今回のレッドカードを受けるに至った反則の内容のみを、Jリーグ規律委員会が懲罰基準に照らして審議した結果、相手チームの決定的な得点の機会を阻止したことにより「著しい反則行為」に相当すると判定し、『1試合』の出場停止に相当する、と決定されたわけです。仮にその反則が審判侮辱や乱暴行為などによるものであれば2試合になったりします。
というわけで、古賀選手は大分戦から出場可能となります。
以上、大重がお伝えしました。