激戦終わって、また激戦
担当:大重正人
「東総」だけに「遠そう」という言葉が今週何回か耳に入ってきましたが。。。柏から車で約2時間の千葉県旭市。「千葉県総合スポーツセンター東総運動場」という立派なスタジアムがあるとはまったく存じ上げませんでした。今日はサテライトリーグのアウェイ、ジェフ千葉戦に行って参りました。さあ、到着してパソコンを開いて、ネットつないで!!と思っていたら、まったく電波が届きません。ノートパソコンを片手に、陸上トラックをさまよっていると、水谷&桐畑のGKコンビが「立ちながらパソコン持って、かっこいいね?」と声をかけてくれましたが、何のことはなく電波難民となっていただけです。というわけで、LIVEテキスト速報を楽しみにされていた方には、ご迷惑をお掛けしました。申し訳ありませんでした。
さて今日の試合。前半は相手のフィードからピンチを作られる場面がありましたが、後半は一転してレイソルのペース。やはり運動量で上回るレイソル。中央から右サイドへ、谷澤選手、佐藤選手、鈴木選手らが再三えぐってクロス!ここに北嶋選手や大久保選手が飛び込んで、押し気味に進めると、迎えた後半32分。左ショートコーナーで佐藤選手のクロスを中央で谷澤選手がヘディングシュート!!これが唯一の得点となり、完封勝利でした。
これでサテライトリーグAグループ(札幌、仙台、鹿島、柏、千葉)は、1位の鹿島が全8試合を終えて5勝2分1敗の勝点17。レイソルはこれで残り1試合、5勝2敗で勝点15。つまり来週10月14日(日)の仙台戦で勝てば、Aグループ優勝となります。指揮を執った石川コーチも「ここまで来たら、来週も勝つよ!」と力強いガッツポーズ。「オレが現役のときはたしか2回は優勝したよ。昔は大阪に行ったりして、もっと大がかりだったよ」と昔を懐かしんでいました。
スタンド観戦の古邊コーチの試合後。「フィジカルが全然まだまだ!昨日も今日も。とくにガンバ戦は衝撃だったからね」。レイソルのプレッシングサッカーを見てきて、私は勝手に「フィジカル」=「走力&運動量」と思い込んでいましたが、ガンバはフィジカルコンタクトがとても強く、その面でもまだまだと痛感させられたとのことでした。確かに、走るだけではボールは奪えません。最終的には相手との1対1のぶつかりあいで勝たなければ。。。今日も険しい表情の古邊アニキでした。
試合後の選手たちです。後半出場の大久保選手。「自分が入って、流れは変えられたと思う。右サイドの達也とかがたくさんクロスを入れてくれたので、そこに飛び込んでいけるように待っていた。守備面でも要求されることは多いなか、やっぱりFWとして点を取ることも大切。その中でリーグ戦に出られるように頑張りたい」。
シャワーを浴びて、ドリンクの自動販売機でコインを入れる大島選手。通りかかった飯塚浩一郎選手を呼び止めて、ジュースをご馳走していました。「さすが、ユースの先輩!」と声をかけると、笑顔で応えてくれました。2人はレイソルユースの先輩後輩です。「自転車乗ってると、大島さんはよく声をかけてくれます」という飯塚選手は2年ぶりの公式戦。と言っていました。「試合で組んだのは初めて」という中、若きディフェンダーコンビが力を合わせ、しっかりと身体を張って、無失点に抑えました。
古邊コーチから「今日の一番の収穫は、“北嶋秀朗90分チャレンジマッチ”ができたこと」と評価された北嶋選手です。「攻撃でも守備でも90分間最後まで走ることができました。ヒザも特に問題ありません。あとはシュートやプレーの精度を上げることです!」。右クロスをフリーで受けた絶好のシュートチャンス、惜しくもトラップが足下に入りすぎてゴールがならなかった場面がありました。誰もがキタジのゴールを待っています。その期待を意気に感じて、絶対にやってくれるはずです!!!
ガンバ戦、フランサ選手のファンタスティックゴールは、間違いなく今季のベストゴール集のひとつに入るはずです。あんなすばらしいゴールを見ることができて、スタンドが一体となってあふれ返る幸福感を感じられて、まさに日立台劇場、最高の瞬間がそこにありました。だからこそ、勝ちたかった。今季は残り6試合。2週間のインターバル、リベンジのチャンスが待ち遠しいけど、しっかりと刃を研ぎ澄ますための時間。月曜と火曜は連休で身体と心を休めて、水曜日からまた厳しいトレーニングが始まります!