2007年12月14日

タムさんを送る会

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担当:大重正人

昨日のどんよりとした天候と寒さがウソのように、空は一面の青でまさに冬晴れの朝でした。本日をもって、2007年柏レイソルのチームトレーニングは最終日を迎えました。チームを支えてきた二人のスタッフにとっても、今日12月14日は最後の練習です。

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田村脩コーチ。今週は臨時GKコーチを務めた1週間でした。今日という日をわかっている桐畑選手は「タムさんの写真撮れてる??」と写真の出来を確認しに寄って来ます。ひとりぼっちの練習を続けてきたキリに、今日は南選手も加わりました。タムさん、そして平川コーチのシュートを交互に受けて、どっちが多く止められるか勝負。最後はPK勝負となり、2人のコーチ+選手が加わり、3本勝負!ここで桐畑選手がタムさんのキックを止めるなど、3本ともゴールを許さない完封勝利に人差し指を上げて、勝利のポーズ☆

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そのころフィールド選手は、「フィジテク」へ。昨日もお伝えしたリフティングですが、今日は選手とコーチがペアに。プレーするのは選手ですが、失敗したり負けたりすると、コーチも一緒に腕立てなどの罰ゲーム。石崎監督は選手が一生懸命にプレーしなければいけない状況を本当にうまく作り出します。最終日の宝崎トレーナーと組んだ李選手もボールを落とさないようにリフティング。写真には光の加減できれいな虹がかかっていました。レイソルを離れることはとても寂しいことですが、これからの人生、虹色の未来がやって来る予兆でしょうか。。。

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そのあと、いつもなら3対3に移るところでしたが、、、石さんがおもしろい提案。「ジャンケンで負けたら、ミニゲームに変更!」。意気揚がる選手たち。石さんvs谷澤選手の「あっちむいてホイ」2本先取勝負でしたが、内心「監督、大丈夫かなぁ」と心配。実は私も谷澤選手にあるお願いをしたときに、「あっちむいてホイ」対決に無残に一本負けを喰らった経験が……これはもうヤザワの絶対領域、絶対勝てる勝負に持ち込んだのです。案の定、まくし立てるような速いテンポに圧倒されてしまった石さん、無残に2連敗。かくして、選手喝采ののち、ミニゲームへ。

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スタッフも混じったところ、選手がひとり足らず、いきなり黄色いビブスをチュンソン選手に渡されてしまいました。全然サッカーできる格好じゃないのに……負ければ罰ゲームがかかっているし、もう足を引っ張らないように必死です。そういう人間のところにボールは飛んで来るもの。サッカー歴わずか3ヶ月の私には難しいハイボール、でも何とかヘディングでクリアです!結局「タムさん温情ロスタイム」も発動されましたが、あえなく黄色チーム敗北。ただ最後のダッシュ競争は私にハンデをくれた谷澤選手、やさしい一面に感謝です。一発芸は、この日28歳のバースデー木村通訳、古邊コーチ、そして桐畑選手とリレー。そして最後に輪に入った田村コーチから、最後のあいさつです。

「みんながどんどん成長する姿を見ているのがとても楽しかった。レイソルはもっともっと強くなれるはずだから、頑張って欲しい。また、いつかどこかで会えたら、その時はよろしく。本当にありがとうございました」そして最後は一同胴上げで送り出しました!

田村さんに叱られたことを思い出します。春先、まだ寒いときでした。練習後の取材をそのままグラウンドで長い時間行ったとき。「風邪をひくだろう!シャワー浴びて、着替えてからにしろ」。すべてはサッカーのために、選手のために。選手を思いやる気持ち。今日、ミニゲームに参加して、汗をかいて、そのままグラウンドにいたら、どんどん身体が冷えていくことを、身をもって体感しました。厳しい言葉でしたが、絶対に忘れることができません。

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レイソルを家族に例えるなら、選手たちが子どもで、間違いなく田村さんは「オヤジ」です。チームを離れても、タムさんはレイソルの子ども達を気にかけて、温かく見守ってくれる。その愛情と期待に応えられるよう、2008年を戦って行きたい。選手たちは決意を新たにして、そしてオフに入ります。選手、スタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした。そして、田村コーチ、宝崎トレーナー、本当にありがとうございました。