グアムキャンプ最終日
担当:大重正人
ただいまグアムの空港のロビーで、フライトを待つ間にグアムキャンプ最終日の広報日記を書き始めました。
最終日の朝、晴れ渡る青空のもと、グラウンドへ向かう選手たちはバスの到着を待っていました。そこへやってきたのは……
レイソルイレブンに乗ってくれ!と言わんばかりの、目に鮮やかなイエローバス。しかも街中を周回するようなトロリーバスと言うのでしょうか。吹き抜けになっていて、ここちよい朝の涼風を感じることができるのです。今までは大型の観光バスで片道10分ほど揺られながらサッカーグラウンドへ向かっていました。今日が最終日ということもあり、疲労のピークにあるはずの選手たちも「キモチイイ?☆」とテンションがアップ。気持ちを新たにして、キャンプ最後の練習へと向かったのです。
古邊コーチの指揮のもと、ウォームアップからスピード系のフィジカルトレーニング。声を出し合って、活気あふれる雰囲気を選手・コーチ共に作り出します。この8日間暖かな気候のなか、常にすばらしいムードで練習が進んでいきました。
そして最後の最後は、恒例のミニゲームです。別メニュー組が多いなか、スタッフを加えての10対10。青チームが攻勢を強めるなか、赤いコーンを「コン」とかすめたかに見えましたが、ロビンソンコーチの判定は「NO GOAL!」。山根選手や假谷エクイップの猛抗議もむなしくはねのけられます。しかし、青チームの勢いは止まりません。木村エクイップが前線でセカンドボールを拾うと、山根選手が繋ぎ、ポポ選手も絡んで、最後は假谷エクイップ!怒涛のゴールラッシュで試合を決めました。後方では菅野選手が相手のハイボールを、ことごとく高いヘディングで跳ね返し、ここでもセンスを発揮した守備がキラリと光っていました。
罰走からの罰ゲームは、阿部嵩選手、大島選手とつなぎ、最後はやはりこの人古邊コーチ。「右サイドで藏川から太田が余裕を持ってボールを受ける時」というフリから、続きました「相手のプレッシャーで焦ってボールをもらうときの動き」。宿舎の同部屋だった松原コーチが「やたら去年のビデオを見ていると思ったら、このためだったんすか」と茶化すほど、似ているのかどうかも定かではありませんが、とにかくおもしろく、選手の爆笑を起こしました!
最後に石崎監督から。「けが人が多いのは残念だったけど、個人やグループ戦術を含めて、しっかり鍛えることができた。鹿児島でもしっかりやっていこう」と訓示。最後は新任の高橋ヘッドコーチの一本締めでキャンプ打ち上げ!!と思いきや……最後に石さんからのご褒美が☆
ミニゲームに勝った青チームにポケットマネーの賞金が。メンバー10人によるジャンケンで、一喜一憂、雄たけびを上げて喜んだり悔しがったり。最後の3人勝負を制したのは……山根巌選手でした!!故障上がりということもあり別メニュー調整だったイワオ選手が全体練習に加わったのはキャンプ終盤戦から。「最後だけじゃねぇかよ」と不満の声が上がったのは言うまでもありません。ベテランのここぞの勝負強さ、いかんなく発揮。
そんなこんなで賑々しく、楽しく、柏レイソルらしさが存分に表れたキャンプは無事終了しました。今夜成田に到着して帰柏。日曜はオフ、月曜から木曜まで柏でトレーニングが始まります。月曜日は施設休館日のため、練習見学はできません。またスタジアム証明工事のため、バックスタンド下の通行ができません。いろいろとご注意事項がございますが、また火曜日からレイソル選手たちの頑張りを、日立台で応援してください。選手、スタッフ、そして私も含め、体調管理には気をつけましょう。