2008年2月12日

鹿児島キャンプ4日目

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担当:大重正人

この日も時間を決めて、短めのメリハリの効いたトレーニングを行いました。午前は、パス&ムーブの繰り返し。20メートルほど距離をとってのミドルパスを、ダイレクトで送る。パスを出したらもう一度駆け出して、ボールを受ける。シンプルな練習ですが、この基本的な動作ができないと、ボールを奪っても繋げずにまたピンチを迎える。プレスで密集した地域から抜け出したあと、今度は大きな展開で素早く敵陣へ迫る。より実戦的な練習に移ってきました。

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ピッチを半周して、最後はクロスからのシュート。ゴール前でボールをつま先で浮かせて、南選手をかわして華麗にゴールを決めた李忠成選手です。彼にとっての鹿児島キャンプは今日で最終日。鎌田選手との競争では「クリスチアーノ・ロナウド!クリスチアーノ・ロナウド!」とポルトガル代表のスピードスターの名をを連呼しながらの猛ダッシュ。練習後、南選手からは「がんばれよ、アメリカ土産頼むよ」という言葉に「土産話でいいっすか?」と返す場面も。非常にリラックスした振る舞いです。そして、U-23日本代表のアメリカ遠征に参加するため、午後早くの便で帰京しました。常々、「北京のピッチに立ちたい」と話している李選手、その思いをかなえるために、まずは遠征でアピールしたいところ。ケガなく無事にプレーして、戻ってきてください!

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午後からは、柏から河西晋二郎社長が石崎監督を激励に。その後、10対10の“ペナペナ”で戦術練習でした。右サイドから飛び出した鈴木達也選手のクロスを見事合わせてゴールしたのは、ユースから練習参加中の山崎正登選手でした。ピッチ脇でランニング中の茂原選手が、酒井トレーナーに「うまいよ、今の。ほんとすごいよ」と感心して興奮していました。トップ登録された酒井選手と同学年の選手ですが、昨年末のサハラカップで準優勝したU-18チームの個人能力は相当のものです。トップの練習に触れ、どんどん吸収してこれからも成長していくのでしょう!

夕食後には、地元のサッカー少年たちを招待しての歓迎の夕べ。鹿児島県サッカー協会の長嶺一夫専務理事から激励の御言葉をいただき、そのあとは選手全員が誕生から降りてのサイン&写真撮影会。そして抽選会では、ラッキーなお子さんに実使用練習ジャージがプレゼントされました。

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その後は、コーチングスタッフとの交流会。こちらでは霧島市の前田終止市長が「昨年はすばらしい成績を残された。今年はそれ以上、できれば優勝を狙ってください」と熱い激励。これに対し河西社長が「今年はほぼ満足できる補強ができた。期待に応えられるよう頑張ります」と答えました。そのほか霧島市サッカー協会の山崎亨会長、同顧問の田之上耕三氏、山田国治氏、中重真一氏をはじめとする来賓の方から激励のごあいさつをいただき、レイソルスタッフはキャンプにご協力いただいている皆様に感謝を伝えるとともに交流を深めました。

さて、明日ですが、京都との練習試合です。中谷、水谷両選手との対面を楽しみにしている選手も多いことでしょう。キックオフは当初の予定より30分繰り下がっての14時30分キックオフとなりました。また午前練習は、試合に出場しないメンバーとGKのみとなりますので、ご注意ください。