鹿児島キャンプ8日目
担当:大重正人
鹿児島にきて、3試合目のトレーニングマッチ。1週後の日曜日にはちばぎんカップを控えていることもあり、そろそろチームとしての形をみせていかなければいけません。その状況下で、この日は故障で出遅れていた選手たちがゲームに復帰。柏ほか遠く離れるサポーターの皆様の心配も少しは和らいだことでしょう!
センターバックには古賀選手が初めて出場し、鎌田選手とのコンビ。45分間の出場でしたが、ハイボールに対する高さあふれるヘディング、読みの鋭いパスカットはさすがのプレー。カバーリングに長ける鎌田選手とのコンビネーションも危なげなく、ますますDF選手層の厚さにつながっていきそうです。
ボランチにはおなじみの山根&永井コンビが復活。レイソルプレッシングサッカーの心臓である2人。ここでボールを奪って前へ左右へボールを早く展開する。もちろん求めるところはもっと上でしょうし、徐々にピークの状態へと持って行ってくれるはずです。失点シーンについては、古賀、山根、大谷選手らに石崎監督も加わって対応の仕方をもう一度確認していました。
それから後半から左サイドに入った菅沼選手です。同じ左サイドにいた酒井、畑田の両ユース後輩選手をリードし、さかんに声をかけていました。ダイナゴラル(斜めに)に左サイドから中央へ進み得意のコースからシュートを放ち、また鈴木選手の決定的なシュートを引き出すパスなど、随所に持ち味を発揮していました。
試合は、前半終了間際。古賀選手がハーフウェイライン近くですばらしいパスカットを見せ、さあ二次攻撃というところでボールを繋げず、逆に相手のカウンターから先制ゴールを許します。後半はメンバーを入れ替え、開始早々に右クロスに鈴木達也選手が懸命に飛びこんでゴール!終了間際にはFW工藤選手(ユース)がドリブル突破からPKを誘って、自らキック。これが相手のファインセーブに遭い、1-1のドローとなりました。
試合後の選手たち。鈴木選手は「身体キレてるね?」とライターさんから声をかけられると「よくそう言われるんですけど、自分としては疲労のピークで。。。ゴールはよかったんですが、もう一本決められるチャンスがあって、そこをゴールできれば最高だったんですけど」と話していました。トップ下の位置から相手の裏を狙って走り込んでの左足シュートは、わずかにゴールポスト右に。「自分としては理想的な形だったので、決めたかったです」と少し悔やんではいましたが、それでも大きなケガもなく充実したキャンプを送れているのがみてとれます。
また惜しくもPKを外してしまった工藤選手。試合後はメンバーに慰められるシーンもありましたが、着替えが終わるとすっきりした表情。「あのシーン、写真撮ってました?」と私がPKのシーンを写真で撮ろうと移動したところが見えていたそうです。それだけ落ち着いて周りが観察できる余裕もあったのでしょうが、少し集中を乱してしまったかなと深く反省しています。。。
昨年末のユース公式戦では、トップチームと同じ4-5-1のフォーメーションで1トップ、大柄な力強いプレーでゴールを量産していた姿が印象に残っています。しかしトップの中に入ればもっと大柄選手ばかりです。そのなかでもシジクレイ選手や茂庭選手などを相手に堂々のプレーを見せてくれました。「自分でPKをとって、自分で蹴ったので納得はしています!今日で柏に帰りますけど、本当にありがとうございました!」。最後まで礼儀ただしいあいさつを残して出発していきました。山崎選手、畑田選手とともに、すばらしいボールさばきと大人びたプレーを見せてくれました。この経験を生かしてもっともっと成長につなげてくれることでしょう!
明日は、午前練習のみとなります。午後は恒例のバーベキュー大会。石さんは夕食を終えたあと、なにやらメモを。明日腕によりをかけてつくるメニューの材料を宮本マネに託していました。名物の広島風お好み焼きだけでなく、新メニューも登場の予定。「キャベツ切りすぎて腱鞘炎にならんようにせんとね」。何が出るのか、、、こちらも楽しみです☆ 私は明日をもって、桜林広報と交代となります。鹿児島最後の夜、きっちりと仕事をやり遂げるべく最後まで頑張ります!!