2008年2月26日

久しぶりの日立台

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担当:大重正人

鹿児島キャンプ以来、久々の日記です。ちばぎんカップで選手やスタッフと1週間ぶりに会いましたが、疲労のピークを、サポーターの前で久々にプレーできる高揚感でカバーしている。そんな風に私なりに感じました。そして試合は1対1のタイスコア。それほど足が止まったようには見えませんでしたし、最後の最後のワンプレーでゴールをこじ開けた精神力はすばらしかった。グアムで4対4しかできなかったことを思えば、どんどん戦列復帰を果たし、ちばぎんカップを戦い抜いて、そして今日。監督を囲む選手の輪が1週前に比べると見違えるように大きくなっていたことに安心し、嬉しいこと極まりなしです。

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残念ながら、今はまだこの輪に加われない選手もいます。大けがを負った2人。ですが柳澤選手は「バレンタインに手術しました!もう退院しましたよ!」と表情はいつもどおりのスマイル。そして比嘉選手は、同級生の酒井選手と自転車でクラブハウスへ。「もう歩けるようになりました。来週、手術です」とこちらも笑顔を見せてくれました。とにかく、プレーできる日を待ってるよ!という気持ちでいっぱいです。2人の笑顔に、逆に励まされたような朝でした。

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午前はフィジカル。ちばぎんカップに長い時間出場した組と、そうでない組に分かれてのトレーニング。後からグラウンドへ出てきた不出場組で、特に動きが目立ったのは、近藤、小林祐、石川の各選手でした。ともにケガを負って、ようやく全体練習に戻ってきたところ。ひとつひとつのジャンプの高さやスピードがすばらしく、躍動的。古邊コーチからも彼らに対する褒め言葉がさかんに聞かれました。ちばぎんカップで出場できなかった悔しさは当然あるでしょう。ようやく全力で身体を動かせるようになってきた喜びを表すかのような頑張りでした。

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午後練習は、ハーフコートでの11対11。ぎゅうぎゅう詰めのピッチでは、狭いからこそプレスもかかるし、攻守の切り替えが瞬く間に行われ、ボールを奪ったらそこはシュートレンジ。レイソルがやりたいサッカーが必然と行なえる状況がそこにはあります。ポポ選手がボールを奪えば、もうGKと1対1。石川選手がボールを奪えば、すぐにクロスを入れて鈴木選手がスライディングシュート。ゲーム中は石崎監督のいつもの甲高い声が鳴りを潜め、じっとプレーを静観。ハーフコートとはいえ、選手たちを入れかえ、またポジションを替え、いろんな組み合わせをじっと試しているようでした。

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代表合宿から帰って来た李忠成選手はいつもと変わらぬバイタリティ。元気に声を出し、ポストプレーではまったく焦った様子を感じさせない堂々の捌き、全体練習後は茂原選手と最後までシュート練習に打ち込み、ゆっくりランニング。ここにポポ選手を加えたコンビネーションが熟せば…さらに、レイソルのキングが控えているのですから……どんな魅惑の攻撃を見せてくれるのか期待できそうですよ!楽しみですよ。ブラジルから戻って来て、一日も早くプレーしてくれるのを待つばかりです。GKもDFも中盤も前線も、監督の頭を悩ませるような質の高い競争があれば、チームは日に日にレベルアップしていきます。開幕まで約2週間。いよいよ仕上げの段階に入ってきたのは、間違いありません!!