2008年7月29日

日本語のリハビリ

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担当:桜林 舞

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本日より澤 昌克選手が、チーム練習に合流いたしました。澤選手は、7月26日(土)に帰国し、メディカルチェックを受け、その結果を受けて正式な契約を結ぶことになっています。

初日からハードな2部練習をこなした澤選手。午前練習後と、午後練習後にメディアの方に囲まれ取材にも丁寧に対応してくれました。練習後のファンサービスゾーンでも、熱心なサポーターの皆様とさっそくふれあってくれました。

レイソルの練習に参加してみて初日の感想を問われ、「だいぶ疲れました。体調が本調子ではないこともあって、練習前からクラクラしています。でも、チームメイトが声をかけてくれるし、スタッフも親切で、とてもやりやすいです」。

長旅の疲れや、まだ時差ボケが抜けきらないことと、高地で冬のペルーから温度も湿度も高い夏の日本に来て間もないこと、などから体調はまだ万全ではないようです。

それでも午後練習で行われた4分の1コートでの10対10では、左ウィングに入り、中央への切り込みから、みごとなシュートを放ち1得点をあげました。

高校卒業後から、アルゼンチンとペルーで7年半を過ごした澤選手。取材陣の質問攻めにも「日本語のリハビリになってちょうどいいです」と、嫌な顔ひとつせずに応じてくれました。アルゼンチンとペルーではスペイン語を使用していたようで、ポルトガル語と近い言語だからか、フランサ選手・アレックス選手・ポポ選手とも普通に会話しているようでした。

面白かったのは、中央に切り込んでからのシュートが得意なのか問われ、「初日からあの形で決められたので、今後はあの形を得意なプレーにすることにします!」とウィットに富んだ澤選手の反応でした。

竹本GMも「明るいし、一人で海外で過ごしてきているからしっかりしている。(プレーをみて)パスの出し方とか、ひとつひとつが丁寧だね。南米のサッカーと日本のサッカーは全然違うから、まずは慣れることが重要。これから楽しみだね」と述べていました。

順調に行けば、8月9日(土)の浦和レッズ戦前には選手登録が完了するみたいだけど浦和レッズは知ってる?との質問にも、「知っていますよ。ペルーで夜中にNHKを付けたらレッズ対ガンバの試合がやってたんです。ほとんど赤のスタジアムに、角っこのちょっとだけ青でした」。

「今度レイソルが行うときも、角っこのちょっとだけ黄色になるんでしょうか?その中でレイソルが勝てば、気持ちいいでしょうね。僕が試合に出ることができれば、もちろんチームの勝利に貢献したいです!そのためには、まずは、体調を整えることと、メンバーに入れるように頑張ることですね」と謙虚に明るい笑顔を見せてくれました。

「環境にはすぐなれる体質みたいです」と海外の生活にもすぐ馴染んだという澤選手。練習終了後は、バーにシュートを当て跳ね返ったボールをボレーで決めるゲームを、外国籍選手と大谷選手、加藤選手とともに興じていました。そして、今日はさっそくサポーターの方も「SAWA」の横断幕を準備してくれていました。「レイソルの澤」の名前をレイソルのファンだけでなく、Jリーグに轟かせてくれることを心待ちにいたしましょう!

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