本当によう走るなぁ
担当:大重正人
昨日は夕方に選手全員出席の行事があったため、今日が2部練習となりました。午前は、この時期恒例の乳酸値測定でした。ピッチを3周して1000m走ったら、指先から血液を採取して疲労物質を測定します。2本目以降、徐々にペースアップするなかで、疲労物質の値が「4.0」を越えると、そこで終了となります。
前回の結果をみながら、5つに組分け。後にスタートする組は、長い距離を走れる選手が揃います。4組目は、鎌田、石川、柳澤、大島、栗澤、酒井の6選手。5本目を終えて、「4.0」を越えなかったのは……石川直樹選手のみ。体力の限界のなか、一人で走るのは過酷極まりないこと。そこで石さんから鶴の一声!「シマ、ヤナギ、サカイも行けぇい!」ここは、ユース出身選手たちの堅い堅い絆でしょう。4人が力を合わせ、6本目にして1000mを約3分30秒の厳しいペースを走破しました!今日は太陽が顔を出していました。どの選手の顔も汗が浮き出て、まさに玉のよう。酒井選手のこの上気した顔を見れば、力の最後まで振り絞った頑張りが伝わってきます。
最終組で走った精鋭の中で、太田選手は走り終えたあとでも、ほとんど息が乱れず、顔つきも変わりません。「あんなに走った後なのになぁ」と高橋コーチは驚くやら尊敬するやら。そんな太田選手にお願いを。柏市民新聞の新年号恒例、選手直筆の年賀状プレゼント。6000mを走った上で、熱のこもった筆とイラストまで。そしてファインダーにも収まってくれました。お正月をお楽しみに。
フランサ選手はTVのインタビュー。やべっちFCの前田アナウンサーが今年のプレーについて、VTRを見ながら質問し、それを解説するフランサ選手。「とってもフレンドリーな方で驚きました」。テレビと変わらぬ明るく元気な雰囲気にフランサ選手も乗せられたようで、とても楽しく盛り上がったインタビューとなりました。今週日曜日深夜のオンエアー、内容は当日の放送までのおあずけです。
「ワシは、できるだけ長く一緒に戦いたい」。午後のミーティングを終え、練習に向かう選手たちに、石崎監督は天皇杯に向けての熱い思いをぶつけました。フィジテクに始まり、休む間を与えられず本当にキツイ練習の4対4、そして8対8から、ペナペナ(小さ目コート)の紅白戦へ。
「コイツら、本当によう走るなぁ」。今日は午前、午後とハードなメニューが続きましたが、鬼軍曹・古邊フィジコがそう驚くほどに、選手たちの足は最後まで止まらず、好プレーが続きました。石川選手の素晴らしいクロスをフランサ選手がジャンピングボレーでゴール。柳澤選手のプレッシングや杉山選手のサイドチェンジなど、高橋コーチから「ナイスプレー!」の声がとても聞かれました。3日間の休日によって、身体的には疲労がとれ、精神的にもリフレッシュされてモチベーションも高まっている。天皇杯へ向かって良い方向に進んでいる。そう感じさせる充実の一日でした。