大晦日の夜に
担当:河原 正明
「もういくつ寝るとお正月」と数えるまでもなく、もうひとつ寝ると明朝は2009年、平成21年の元旦です。今日は大晦日。朝早くから日立柏サッカー場には練習見学に訪れるサポーターの方々。その数およそ500人くらいでしょうか?みなさん大掃除や年越しの準備は済んだのでしょうか(笑)。
チームはミーティングからスタート。明後日からオフになりますので、諸注意の伝達やオフでのフィジカルトレーニングメニューなど、いつもより長めのミーティングになりました。
10時30分過ぎ、ミーティングを終えピッチに向かう選手・コーチたち。いまかいまかと選手が現れるのを待っていたスタンドからは大きな拍手が沸き起こりました。
ウォーミングアップののちにゲームを。昨日の広報日記で「恒例の選手、スタッフフル出場のミニゲーム大会」と書いていましたが、中2日でのゲームに備えて変更になりました。トレーニングの最後はチームを2つに分けて全員参加のPK合戦。そして負けた赤チームには…恒例の一発芸が待っていました。
まずは、罰走で最下位だった大島選手。足をややがに股気味に開いてボールを蹴るしぐさ。笑い転げる北嶋選手。アレックス選手のモノマネでした。
そして村上選手と続きましたが、最後は監督の「アニキ行こう!」の一言で古邊フィジコに指名が。スタンドのサポーターにもよく見えるように全員座って一発芸披露に。
「キュー」という掛け声と共に変な踊りを始めると、腹をまくってこのポーズ。どうやら「オバケのQ太郎」らしかったのですが、スタンドからは大爆笑と大拍手に大歓声が。
練習後のファンサービスも今年は今日が最後。選手も大勢の方に出来る限りの対応をしたいとのことで、サインまたは写真を一人1枚とさせていただきました。ご理解とご協力ありがとうございました。
石崎監督は…最後までいつも通りひとりひとりに対応を。気づくと1試合以上、延長戦に突入の100分を超えていました。
平常心で。
短くも楽しく、そしていつもと変わらぬトレーニングを終えて、午後に選手たちは明日の舞台である国立競技場へと向かっていきました。
「国立競技場で元日にサッカーができる」。李選手は「夢の舞台」と言っていましたが、多くのレイソルサポーターの皆さんにも、もちろん我々スタッフにとっても同じく「夢の舞台」です。前身の日立製作所時代より33年ぶりとなる決勝進出。33年前の1976年元日…レイソルの現役選手はだれもこの世に生を受けていません。
2005年の12月、我々は来る年がどのようなものになるのか、皆目見当がつかないといっても過言ではない厳しい年の瀬を迎えていました。それからわずか3年。レイソルにとっては初めての、そしてサポーターの皆さんと共に新しい歴史を作る、歴史に名を刻むチャンスがすぐそこまで来ています。
除夜の鐘が聞こえてきました。
あと約14時間後、国立競技場で、テレビの前で。その目で歴史の扉を開く瞬間を共に確かめましょう。ご声援よろしくお願いいたします。