4月11日対コンサドーレ札幌戦
担当:河原 正明
今日は携帯電話より失礼します。ただいま羽田空港から柏駅に向かうバスの車中です。
今季初のロングアウェイ。まずは札幌に乗り込んでいただきましたサポーターの皆様にお礼申し上げます。ドームに響く皆さんの声援は、選手にしっかりと届いていました。
石崎監督が率いる札幌とは、2月6日グアムでの練習試合以来の再戦。当時は双方に主力選手を欠く布陣で、あくまでもトレーニングマッチだったのですが、今日は本番。相手チームには石川選手、砂川選手、堀田選手とレイソルに縁のある選手も多く、モチベーションは高かったようですが、レイソルも同様でした。「自分を見出してくれた石さんに恩返しのゴールを」とは大津選手。自分たちが勝つ、その気持ちはレイソルの方が最後まで強かった。
試合は相手のショートカウンターにケアをしながら、攻撃を整える闘いに。栗澤選手が大事にしたいと話していた「選手同士の距離感」。試合前日には同様のコメントを話す選手が何人もいました。小林選手もその一人。「(好調な時は)SBの攻撃にばかり目がいきがちですが、まずは守備が大事になると思う」と予感めいた話を。攻守の切換、相手も短くつないでくる中で、いかに自らが主導権を取るか。非常に見所のある試合展開でした。
中でも左サイドからの攻撃から何度もチャンスを作っていたのは橋本選手。ハーフタイムにはネルシーニョ監督からも「『いいボール』じゃなく『危険なボール』を入れていけ!」と喝を入れられていましたが、実はそれだけサイドからの攻撃が鍵を握りました。交代した藏川選手も際どいボールを送りこみゴールかというシーンも。
これには試合後に敵将・石崎監督も「クラはもっとるからの。余計なことしおって(笑)」と冷や汗をかいたようでした。
惜しいシーンだったのは工藤選手。「お世話になった石川さんに成長したところを見せたい」その気持ちでいっぱいだったと。2試合連続フル出場で見せ場も作りました。後半にはクロスバー直撃のシュートも残念ながらゴールとはならず。実に惜しいシーンでした。
負けていないこと。この勝ち点1は後から効いてくるはず。選手は悔しさの中にも、次々と訪れるゲームに向けて切替を迫られます。次節ホーム鳥栖戦は「最高の結果」をサポーターに見せる、とどの選手も口にしています。選手の奮起にご期待下さい。
今日は応援ありがとうございました。