2013年7月 9日

7年ぶりの平塚へ

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担当:河原 正明

 早くも明日はJ1リーグ戦。レイソルはアウェイ・BMWスタジアムで湘南ベルマーレと対戦します。敵地・平塚(現:BMWス)での試合は2006シーズン「奇跡のJ1復帰」となったJ2リーグ最終戦以来となります。2010シーズンはカテゴリーが互いに入れ違いになり同じリーグでの戦いは7年ぶり、そして去年の天皇杯3回戦以来の対決です。

 その試合、前半の早い時間帯に右サイドを破られ先制される苦しい展開でした。「相手の左サイドからの攻撃が速かった」(田中選手)「苦戦だった。決してあなどることなどできない相手」(工藤選手)とどの選手も難しいゲームだったと振り返ります。
 ネルシーニョ監督も取材陣に「前節の仙台戦のVTRを見た」と明かした上で、「システムも同じだし、昨年の天皇杯と大きな印象は変わらない。ただ守備は非常にキッチリと守るので強固だし、縦へのカウンター攻撃も鋭い」と警戒を促します。
 レイソルは前節新潟に悔しい敗戦を喫したばかり。同じく堅守速攻というスタイルの相手ですが、これ以上負けを増やすことはできません。「勝利への責任がさらに重くなった」と指揮官。明日の一戦にかける思いは増すばかりです。

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一方、どの選手も楽しみにしているのが「タケとの再会」。現在、ベルマーレに期限付き移籍中の武富選手です。なかでも同じレイソルU-18出身の工藤選手は「プロ5年目で対決できるのはうれしい。タケはいまではすっかり湘南に欠かせない選手になったと思う。去年辺りから当たり負けしないカラダになってプレースタイルも変ってきた。同期として負けられない!」とライバル心を燃やします。この2人、ユース時代からいいコンビでした。「だからよけいに注意しないと」互いを知りうるだけにピッチでの対決が見ものです。
 もちろん先輩の近藤選手、大谷選手も自由にはさせないでしょう。でも、武富選手だけを注意すれば良いわけではありません。前節は粘り強い守備で敵地で仙台相手に得点を許さずに無失点のドローに持ち来んだ守備陣。そして途中交代で出てきていやらしい動きを見せていたのは同じくU-18出身で期限付き移籍中の中川選手です。
 ある意味レイソルのDNAを湘南に持ち込んでいる二人だけに、敵地ではやっかいかもしれません。それを打ち破ってこそ上位進出が見えてくるでしょう。

 明日も平日ナイターとあって現地まで行かれるかたは少ないかもしれません。ぜひスカパー!およびスカパー!オンデマンドでご観戦ください。そして、お時間がある方はぜひ、現地でご声援をいただければと思います!

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