2013年7月12日

ゴールを!

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担当:大重正人

リーグ再開の4連戦の3試合目、強敵を迎えます。鹿島アントラーズと2年ぶりの国立決戦となります。昨年はリーグとナビスコの4試合で2分2敗と未勝利。「相当強い相手だと思います」と田中順也選手の表情は険しいままでした。もちろん警戒は必要ですが、あまりに相手をリスペクトしていては試合の流れを易々と与えてしまうことにもなるでしょう。勝利は自らつかむものですから!

その田中選手の好調が目立ちます。中断明けの4試合で、2ゴール3アシスト。レイソルが挙げた6ゴール中、なんと5つに絡んでいます。「ただ湘南戦のクオリティだと、この試合厳しいのはみんなも感じていると思う。まずしっかりと守備をして、攻撃に移った時にもっと縦に速くいかないと。最近は右サイドも左サイドもシャドーもやって、ただどこのポジションでもまず前を向いて、前線にパスを通したり、ゴール前に顔を出す。もっと相手に嫌がられるようなプレーをしないと、自分が出ている意味がない」と語気も強まります。今日の2タッチゲームでも2点をゲット、好調をキープです!

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その田中選手を上回るゴールを決めたのがクレオ選手でした。足でも頭でも、おそらく5点は決めたと思います。基本通りのトラップから正確なシュート。ヨーロッパでのプレー経験もあるクレオは、言葉が堪能な記者さんから英語で取材を受けることもあります。「日本の夏は暑いよ。ブラジルも暑いけどね!」とか「食事はもっぱらウチだよ。奥さんがブラジル料理を作ってくれるからね、すごくおいしいよ!」など、わかりやすい英語で話してくれます。

そして「注意する選手はいますか?」という質問に、すっと「ナンバー9」と答えが出ました。昨年は4試合で5ゴールを許した大迫選手、ビデオを見て、同じストライカーとして強い印象を受けたようです。ダヴィ選手やジュニーニョ選手といった屈指のアタッカーが並ぶ鹿島の前線。まずはクレオがゴールを決めて後ろの選手に心理的な余裕を与え、そしてがっちり守り抜くというゲーム展開に持ち込みたいところです。

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夕方に、選手登録のニュースをお知らせしました。U-18のディフェンダー中谷進之介選手と中山雄太選手です。すでに練習参加したり、指宿キャンプにも加わるなど、詳しいサポーターの方にはおなじみの選手だと思います。現在はU-18でCBコンビを組む2人、最終ラインからの正確なビルドアップが持ち味で、下平レイソルの屋台骨です。

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先日のトップとの練習試合。トップチームは渡部選手が離脱中で3バックに挑戦していたため、CBの人数が足りていませんでした。そこで2人は、前半はU-18で出場し(白4番が中山選手、白20番が中谷選手)、後半はトップ側で出場。すでにトップチームのグループの一員と考えられている言っても過言ではないでしょう。足元の技術に加え、クレオやクドー、ジュンヤといった強力FWを相手に守備力を鍛えれば、さらにすばらしいDFに成長する可能性を秘めています。今後の飛躍がたいへん楽しみです!2人やU-18チームへの応援もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは明日は19時キックオフ、国立競技場で会いましょう!!