感謝をこめて
担当:大重正人
先週末から学校は夏休みに入りました。どおりで、今日は小学生のお子さんたちで練習場はいっぱい。普段の平日は学校で、週末もおそらくサッカーや習い事で、今の子供たちは本当に忙しいですから。マリノス戦へ向けて始動した選手たちのプレー、レアンドロのヒールパスや、クレオのヘッドに感嘆の声を上げ、食い入るように見つめていました。でも一番、衝撃的に感じたのは、彼らの練習だったと思います。
ファンサービスゾーンのすぐそば。GK陣がゴールをおいて、野球場のバックネットで壁打ちしたキックを至近距離でセーブするトレーニングを始めました。すると、みるみる子供たちが集まってきて、ゴールの周りを取り囲んでしまいました。あまりに近づきすぎ、ボールが当たりそうにもなって、ちょっと選手たちも困っていたので、下がってもらうように伝えると素直に下がって見守ってくれました。
アレックスコーチやキーパーのキックの強さ、ボールが壁に激しく打ち付けられる音、それを2?3mの距離ではじき出そうとするGK反射神経。選手たちの息づかいや汗、そして野太い声。キーパーがこれほどに激しく苦しい練習をしていることを初めて知った子もいることでしょう。プロの選手ってこんなにすごい練習をしているんだ、と。選手たちの努力と頑張りに触れ、試合でキーパーも応援しよう!って思ってもらえたら、スゲやイナたちにとっても大きな励みになるはずです。
今日は、そんなサポーター皆さんの応援に、少しでもお返しができるよう「ファン感謝イベント」のお知らせを発表しました。今回は人気サッカー漫画、「ジャイアントキリング」さんに3度目のご協力をいただいての、おなじみ「カレーパーティー」と「スタジアムツアー」。トークショーやピッチでのサッカーアトラクションなど、サポーター皆様へのおもてなしと、選手たちと少しでもふれあいの時を過ごしていただければという思いで企画をし、作者のツジトモさん、講談社さんにもサポートをいただいています。本当にありがとうございます。
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/015494.html
そしてもう一つの柱が「東北人魂」への支援活動です。もともとは、3月11日の震災の日のころ、大谷キャプテンから「何か支援活動をやりたい」と選手会の意向を聞いたのが始まりでした。ちょうどお付き合いのあるジャイキリや講談社さんとも一緒に活動されていることもあり、こういった一つのイベントを一緒に開催することで、より多くの人に支援をいただいたり、東北人魂のことを知っていただく機会になればという思いがあります。
山形県出身で、東北人魂にも参加している渡部博文選手が中心となって、オークションの商品を準備しました。さらに「ただ募金をいただくだけなのも......だからチャリティーグッズを販売してそれを寄付できないかな」と、選手たちがTシャツ制作を企画しました。タニ、キリ、ナベのアイディアをもとに、ジャイキリと東北人魂とレイソル選手会がひとつになったコラボTシャツです。枚数には限りがありますが、オークションとともに、どうぞご協力の程、よろしくお願いいたします。
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またその他詳細は追ってホームページにてご連絡いたします。真夏の日中ではありますが、どうぞ8月4日日立台にお越しいただければと思います。