2013年7月24日

責任

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担当:大重正人

今日はまず取材の話題から。ファンクラブ会報誌「日立台通信」のインタビューです。チームの中心選手をとりあげる「Mr.REY」のコーナー。在籍3年目ながら、その貢献度からみても、その名に異論はないでしょう。ジョルジ ワグネル選手です。

ジョルジがレイソルに来た2011年にJ1優勝、2012年は天皇杯制覇、そしてACLやクラブワールドカップに駒を進めるなど、レイソル史上の最高の時期を支えてきました。「でも、それらの結果は、自分が来る前からプロフェッショナルな仕事をしていたネルシーニョ監督やスタッフ、選手の仕事があって、それが集結したもの」とリスペクトと謙遜を忘れません。

もちろんジョルジ自身のすばらしい仕事がタイトルを引き寄せたことも間違いありません。世界を知るジョルジから「レイソルは、他のクラブからリスペクトされるクラブになった」という言葉が聞かれたのは本当に名誉なことですが、「だからこそ常にタイトル獲得や優勝を争い続ける責任がある」とレイソルの現状に重い言葉を投げかけます。この中断明けから、そういった責任を果たすような試合を見せなければいけません。

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昨日、夏休みの話題に触れたように、レイソルに通うアカデミー選手たちも学校は夏休みに。練習や試合に明け暮れる毎日になりますが、今日はピッチではなく、記者会見場に集合です。松原コーチ率いるU-13チームが臨んだのは、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)のワークショップです。(ワークショップとは、一方通行的な知や技術の伝達でなく、参加者が自ら参加・体験し、グループの相互作用の中で何かを学びあったり創り出したりする、双方向的な学びと創造のスタイルとして定義されている。はてなキーワードから引用)

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柏レイソルが2012年から支援しているSCJがどういった団体で、どんな活動をしているのか。また彼らと同年代のベトナムの子供たちが受けている教育、子供として持ち得る「権利」についてなど、2時間近く学びました。グループになって、身体や頭を使い、課題に挑戦している様子、明るく元気、そして自由奔放なところは中学生らしいところ。ただ、好き放題に言ったり行動していては、クリアすることはできません。自然と考え、コミュニケーションをとり、協力しようとする姿勢も徐々に表れてきました。また、そんな若い彼らをまとめ上げてひとつのチームにするコーチたちの苦労も伺えました。

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彼らは、ユニフォームパンツにSCJのロゴを付けて、試合に臨んでいます。胸や背中にもトップチームと同じようにスポンサーロゴを付け、柏レイソルの一員として戦うことの責任感は、プロでもアマチュアでも相違ないでしょう。前日のクラブユース壮行会のキャプテンあいさつでも「柏レイソルの誇りと責任をもって」という立派な言葉が聞かれました。そんな先輩たちの振る舞いを見て、また今日のような機会をきっかけに、少しずつ学びとっていくのだと思います。

そんなアカデミーの代表であるU-18チームは、今日群馬へ出発しました。明日開幕するクラブユース選手権、連覇を懸けて挑みます。またしても予選は「死のグループ」。明日9時からヴェルディ、26日(金)11:30からセレッソ、28日(日)11:30からアビスパと、真夏の過酷な3連戦です。昨年は予選グループでヴェルディとまったく並んでの抽選となり、下平監督の「神の手」でラウンド16へ。そこから一気に4試合を勝ち抜いて栄冠を勝ち取りました。ジョルジの言葉ではありませんが、「レイソルは、他のクラブからリスペクトされるクラブになった」というのは、U-18チームにもあてはまる言葉かもしれません。連覇への重圧、他チームからのマーク、それをどう乗り越えていくのか。中谷キャプテン率いるU-18チームへの御声援もどうぞよろしくお願いいたします。

試合の速報は、アカデミーツイッターにてご覧ください。
https://twitter.com/kswacademy/