2013年8月 5日

練習試合 城西国際大学戦

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担当:河原 正明

 まずは昨日のファン感謝デーへ多くのお客様にご来場いただきましたことを、改めて御礼申し上げます。今朝のスポーツ紙でもイベントの模様が取り上げられていましたが、準備はともかくあっという間に終わってしまいました。皆様楽しんでいただけましたでしょうか?

 今日は一昨日の鳥栖戦先発出場メンバー+増嶋選手はオフとなりましたが、その他の選手たちはファン感の余韻に浸ることもなく、試合出場をかけての大事なトレーニングマッチに出場しました。城西国際大学との45分x2本。昨日とは違い、夕方4時でも刺すような陽射しが照りつける中キックオフしました。

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 鳥栖戦に出場した栗澤、田中選手をはじめ、キムチャンス選手に太田選手、さらには山中選手はさらなる出場機会を求めてそれぞれ得意のポジションでアグレッシブな動きを見せます。
 そして狩野選手や澤選手ら長期のケガから復活してきたものの、リーグ戦での出場機会が少ない選手はなおさら。試合は立ち上がり1分に澤選手が放ったシュートがオープニングコールとなり、太陽と同じくギラギラしたレイソル戦士たちがこれでもかと攻め入りました。
 先制点は31分。田中選手がペナルティエリアに侵入すると、DFがたまらずファール。これで得たPKを自ら沈めました。

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 後半から出場したルーキー組も懸命のアピール。中でも注目は本日発表になったU-19日本代表 スペイン遠征に選出された秋野、小林選手。ボランチの位置でコンビを組みました。明後日からしばらくチームを離れるということもあり、ネルシーニョ監督の前で試合形式でプレーするのはしばらくお預けになります。
 「前回の練習試合の反省を生かして、今日は全部つぶすつもりでプレーしました。」(秋野選手)、「とにかく相手のボールを奪うこと。まずはそこを意識して、次に攻撃につながるパスを出すことを意識しました」(小林選手)。中でも小林選手はその言葉どおりに年上の大学生相手でもガツガツと当たり、ボールを奪います。攻撃では時に力強いドリブル突破を、あるときはタメを作りサイドバックのキムチャンス選手の上がりを促すなどアクセントをつけるプレーを披露しました。
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 ユース時代から息のあったプレーは皆さんもご存知の通り。「祐介とは守備ではお互いの役割とか、攻撃でもどのタイミングでパスが来るかもわかっているので信頼してプレーしました」と秋野選手。今回の代表には湘南の中川寛斗選手も選ばれています。レイソルU-18時代と同じく「三人がそろって中盤でプレーできるのは理想です」(小林選手)「きっとポンポンとパスを回せると思います」(秋野選手)と旧友とのプレーに思いを馳せました。

 その秋野選手は久々のフル出場。「最後は少しバテてしまいました・・・でも、試合の体力は試合でしか作れないので。もっと試合に出たい」とさらに意欲的に。試合に飢えているといってもいいでしょう。スペインでは予選で4試合(カナダ、ベラルーシ、アルゼンチン、ブルガリア)と対戦します。なかでも「アルゼンチンはU17ワールドカップ以来の対戦で楽しみ」(秋野選手)。世界の強豪国との対戦が待つスペインを飛躍の地にし、一回り大きくなって帰ってきて欲しいものです!

 もちろんチームに残る同期の木村選手も負けられません。今日は1得点を挙げたものの「ゴール以外はぜんぜんダメでした」と反省ばかりが口をついていました。練習試合で見えたものを消化して自らの血肉にする。若き戦士たちのそれぞれの成長の夏はまだまだ続きます。
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 さて、試合は4-0で勝利しました。しかし、満足した表情の選手はいませんでした。全ては公式戦出場のために。明日からも厳しいトレーニングに自らの身を投じて行くことでしょう。