指宿キャンプ4日目
担当:大重正人
昨日深夜から降り始めた雨は、朝まで降り続き、強い風をともなって南国特有の嵐のような一日のスタートでした。午前は室内から屋外へ出てのフィジカル系が予定されていましたが、室内のみで終了。そのころようやく空が明るくなり始め、午後に向けてなんとか降りやんでくれました。あさって1日には鹿屋体大とのトレーニングマッチが控え、トレーニングは試合を想定した内容に変わってきました。
これまでネルシーニョ監督の主戦スタイルだった4バックに加え、昨年から新しくチャレンジしてきた3バックも、昨季終盤には対戦相手に対して互角以上に押し込める形も見えてきました。対戦相手と試合状況によって、2つの異なるオプションがあることは、たいへん優位なこと。今日の実戦形式では、ピッチの各所で激しい1対1が見られました。U-18時代の同期、太田選手vs輪湖選手。
また中央ではMFレアンドロ選手とハングギョン選手の戦いも大変迫力がありました!グギョン選手は攻撃時には中盤の底、相手のマークを受けながらもボールをしっかり受け、シンプルなボールタッチで正確なパスを出せる展開力も披露していました。今年のレイソルにとって大きな戦力となってくれるのではないでしょうか。
トレーニング後には、昨年に引き続いての「心肺蘇生講習会」に選手全員が参加しました。練習中の不慮の事故で元日本代表の松田直樹さんを亡くし、同じサッカー選手としても一人の人間としても、同じような悲しい出来事が一件でも減らせるように、和田トレーナーの発案で実施されました。
もちろん専門的な知識を深め、適切な対処ができるようになることが目的です。しかしそうした講習を受けたことが無い方でもできることがあります。倒れている人を見かけたら、、、
【1】 呼吸や意識を確認する
【2】 手を上げて大きな声で「誰か来てください!」と呼びかける
【3】 119番通報と、AED確保を頼む
これだけでも命が助かる可能性は高まります。一人ではなく周りの人の助けを借りて。さらに音声操作に沿ってAEDを起動させ、救急車が来るまで胸骨圧迫(心臓マッサージ)を繰り返す。ほんの少しの勇気で救える命があります。今日学んだ選手たちは、みずからのSNSを使って、サポーターやファンの皆さんにその大切さを伝える役目も果たしました。心肺蘇生方法の一例を下記リンクにてご紹介しましたので、ぜひぜひ一度ご覧いただけると幸いです。
http://www.jhf.or.jp/aed/