2014年5月22日

練習あっての結果

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担当:大重正人

今夜は、5000人以上の方が日立台にお越し下さいました。平日のナイトゲーム、朝から雨が降り続いて、気温も上がらなかった水曜日。そんな悪条件の中にもかかわらず、レイソルへの応援に駆けつけてくださったサポーター皆さんにとっては、その思いが大いに報われる、最高の試合が繰り広げられました。攻撃でも守備でも速く激しく、シュート数は18本、ゴールは3つ、失点ゼロ。甲府戦とはまったく見違えるような、内容と結果の伴った、正反対のゲームでした。

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どこから称えてよいかわからなくなるほど、今日は本当に全員のプレーが拍手に値するものでした。先制点は、すばらしい連携から生まれました。鈴木選手のスルーパス、高山選手の抜群の走りにぴたりと合い、中央で待ち構えた田中選手は黄金の左ではなく、右足によるシュートでした。試合後の彼らから聞かれたのは「練習」という言葉でした。ダイスケ&カオルは、練習中にネルシーニョ監督から今日のようなプレーへのアドバイスがあったそうです。「そういうイメージをもっていました」。

またジュンヤも「今年は右足のゴールが少し増えてますが、ちゃんと練習してるからです(笑)」。練習は試合のためにあって、練習するのはプロとしての当然の仕事ですから、ことさら大きく言うのはおかしいのかもしれませんが、やはりそういう努力が実を結ぶというのは、これからに向けてやりがいや自信を得るためにとても大きな成功体験になります。

先日の小林選手のように、今年は出場のチャンスをつかんだ選手が、それまでの努力をいかして、試合で活躍しています。今日は増嶋選手が3月8日の神戸戦以来、14試合ぶりに出場しました。近藤選手の出場停止が早くから決まっていたこともあり、途中足の痛みで離脱するピンチを乗り越え、この日のために歯をくいしばって練習に励んできました。

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「あぁ?決めたかった?!!」。ミックスゾーンの第一声は、2度の大きなゴールチャンスを逃してしまった後悔でした。見ていた皆さんもそんなご褒美を上げたい気持ちだったでしょう。得点力のあるマスだからこそ、余計に悔しさが募っていましたが、その分は「完封、無失点」というDFにとって最高の結果で覆い尽くされたと思います。「空回りしたらどうしよう」という不安は「これまでやってきた」という自信が上回りました。「今日はレイソルらしい、強いサッカーを取り戻せた。もっともっと試合に出たいと思いました」。

そして、やはりキャプテンの存在の大きさをみなさん感じられたことでしょう。統率のとれた守備陣形。ボールを奪ってからのつなぎ、カウンターへと切り替える正確な判断。今日はピッチの11人が一糸乱れない戦いを繰り広げ、その中心に大谷キャプテンがいました。中断まで残り2試合。連勝すれば自力でナビスコベスト8進出です。1試合1試合に懸ける思い、身につけてきた勝負強さを存分に発揮してくれると期待しています!

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