2014年7月20日

U-18 プレミアEAST首位に!

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担当:河原 正明

 昨日の大雨が去った日立台、夕方から柏レイソルU-18が大一番を迎えていました。プレミアリーグ2014 EAST第9節 清水エスパルスユース戦です。8節を終えて首位のエスパルスに勝ち点差1の2位に迫っていたレイソルU-18、直接対決を制すれば一気に首位に立ちます。

 今日の相手、清水ユースは今年の優勝候補の呼び声も高いチーム。世代別日本代表の常連、FW北川選手をはじめ3人の代表を擁し、今大会22得点はリーグトップの破壊力です。一方、レイソルU-18はここまでわずか5失点と堅い守りとポゼッションを信条とした戦いを続けてきました。戦前から「盾と矛」の試合展開が予想されました。
 レイソルU-18イレブンはやや緊張の面持ちでキックオフとなりましたが、電光石火の攻撃を仕掛けます。左サイドを駆け上がったDF古賀選手(1年)がボールをキープし、中につなぐとボールは逆サイドへ。これをオーバーラップしてきたDF熊川選手(2年)が折り返すとMF中山選手が高い打点のヘディング!これが鮮やかに決まり試合開始50秒弱(公式記録上1分)に先制をします!
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 負けられない清水も前に出ざるを得なくなり、試合序盤から互いに様子を見ることが無い展開に。ハイペースで攻守が目まぐるしく変わる試合となりました。
 後半は立ち上がりから圧力を高めてきたエスパルスに対して防戦一方となってしまったレイソルU-18。二重三重に前へ、前へと攻撃を仕掛けるエスパルスを守備陣が何とかしのぎ続けます。中でもGK木村選手(3年)は後半だけで4度の決定機を防ぐ大活躍。「あれがなかったら何点取られたかわからない」(下平監督)9本のシュートを打たれますが相手のミスにも助けられ、また守ってはセーブやパンチングでゴールを許しませんでした。
 何とか逃げ切りに成功し、初のプレミア参戦で首位に立ちました。

 下平監督は「今日は勝って首位に立っただけ。内容を伴うことを目指しているので、嬉しさは半分です」と辛口のコメントを。しかし、勝ちながら修正できることはいいこと、とポジティブに捉えていました。
 今日でプレミアリーグも約1ヶ月の中断となります。「本当ならば出ていなければいけない」(下平監督)日本クラブユース選手権が開催されるからです。プレミアリーグ再開は8月24日(日)。相手はクラブユースの出場を阻んだ鹿島ユースです。首位チームとして今度はホームで戦うことができます。会場は日立柏サッカー場で16時キックオフです。ぜひスタジアムでユースイレブンを応援願います!

 トップチームは明日の午前練習を終えると広島に移動します。仙台戦出場メンバーは今日はリカバリーに努め、万全の体制でリーグチャンピオンに挑みます。水曜日の試合はスカパー!だけでなくNHK-BSでも放映予定ですのでTVでも是非お楽しみください。

2014年7月20日

雨の仙台戦

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担当:大重正人

まず、夕方が激しい雨が降り続き、キックオフを 1時間ずらして、20時キックオフとなりました。キックオフ前の時点で電話などで天気の行方を確認し、雷雲が接近しているという情報もあったため、試合運営や選手、観客皆様の安全を考慮して、こういった変更に至りました。大変な雨にも関わらず、ご来場いただいたレイソルサポーター皆様、遠く日立台まで仙台サポーターの皆様におかれましてはお帰りの予定も当然あったでしょうし、身体を冷やしてお待ちいただいたにもかかわらず、試合を最後まで見られずお帰りになった方も多いかと思います。ご迷惑をおかけする形になってしまいお詫びを申し上げるとともに、急な天候の変化による決断についてご理解ご容赦をお願い申し上げます。

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2007年4 月28日。 16時キックオフの前に、強烈な雷雨に見舞われ 50分遅れとなって以来出来事。「一回アップに出て、またロッカーに戻るというのは初めてで、難しさもありました」という工藤選手。それでも両チーム選手は、 20時4 分のキックオフに合わせ、しっかりと集中を高めた結果でしょう。開始から、レイソル vsベガルタらしい、球際の激しい、一進一退の攻防が 90分間続きました。

ピッチに水たまりが多く残っていた前半は、ロングボールをうまく使っていたベガルタに押し込まれましたが、雨が弱まり、徐々にピッチが乾いていきます。すると「下でつなげるようになって、自分たちらしいサッカーができるようになった」と茨田選手らのコメント通りに、レイソルの優勢が最後まで続きました。

「いつもこういう拮抗した試合になる」というベガルタ戦への覚悟を決めていただけに、選手たちからは焦りよりも、より集中が高まっているように感じました。 MFを中央に3 枚配置するような形から、狩野選手や茨田選手が変幻自在に動き、「新しいシステムでの攻撃面でのいいところが出せた(増嶋選手)」という内容のゲームだったと思います。

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ただゴールを割りきれず、「引いた相手に対して、どう崩すか」というこれまでの課題クリアは持ち越しとなりました。もっと強引にシュートを打ってほしい、サイドからのクロスをなんとか合わせてほしい、そんな願望をお持ちの方もいるでしょうが、それでも中断期間から取り組んできた新しいチャレンジが少しずつ形になっていることも間違いなく言えます。明日はリカバー、そして広島へは恒例となっている前々泊にて万全調整を図ります。これからの暑い季節をどう乗り越えてくれるのか、チームを見守っていきたいと思います。

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さて明日は、 U-18チームの超大一番です。プレミアリーグの 9試合、1 位清水ユースと、勝ち点 1差で2 位のレイソル U-18による首位攻防戦です。応援マガジン Tikitakaの方に教えていただきましたが、レイソル U-18の選手たちは、エスパの選手たちと小学生の頃から戦っていたそうで「今年のエスパルスは上位に来る」と予想していたそうです。 16時から人工芝グラウンドにてキックオフ。クラブユース全国大会に出られない悔しさを、この一戦で大いに晴らしてほしいですね!明日は U-18への応援もどうぞよろしくお願いいたします。