2019年2月 3日

指宿キャンプ7日目

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担当:大重正人

その去就をご注目、あるいはご心配かもしれませんが、いただいておりました伊東純也選手のベルギー1部、ゲンクへの期限付き移籍が決まりました。新体制発表会から、アジアカップが佳境に入り、そして移籍期限が1月31日に迫る中、本当に期限ぎりぎりでの決着でした。SNSでの彼への言葉を見ると、改めて本当に多くの柏サポーターから愛されていたんだと実感します。もちろんレイソルにとって唯一無二の戦力ではありますが、日本代表チームに当然のように選ばれるようになり、そしてベンチを温める悔しい状況で、現時点での同じポジションのライバルである堂安選手を上回るためには、「ヨーロッパにチャレンジして、もっとうまくなりたい」というのは自然な気持ちだったと思います。快く送り出すタイミング、そして大きな存在になりました。チームのグループラインからも、レイソルのJ1昇格を応援し、そして「また夏に会いましょう!」と書き残して一旦退いていきました。この冬、安西選手、小久保選手、中山選手とレイソルからヨーロッパに旅立ちましたが、彼らと同じようにすばらしい活躍のニュースが届くのを心待ちにして応援したいと思います!

チームの主力だったJとユウタが抜けましたが、だからこそ、次は自分がそのポジションを獲る!という思いで、キャンプでの選手たちの競争が激しく続いています。センターバックには、去年から残る最年長の鎌田選手、そこに染谷、田上という実績ある新加入選手が入り、さらに若手選手もいます。アカデミーから中央大学に進み、そしてレイソル復帰を果たした上島拓巳選手もそのひとりです。

1月29日から31日まで新人研修があったため、キャンプ本格合流は2月1日から。その新人研修では、同期入団の後輩、山田選手や杉井選手、そしてアカデミー同期で岐阜入団の会津選手らとの写真で元気な様子をSNSで見ることができました。そしてその研修で感じたことを熱弁してくれました。

「すごく濃密でした。まず、いきなり村井チェアマンの講話から始まって、今ここに集まっている新人選手の半分は、10年後引退している。50から100試合ぐらい出場できたという選手がほとんどだという現実を突きつけられました。心技体はもちろんですが、大事なのは傾聴力と主張力。トップクラスの選手に共通しているのがその点を持っている。そういう統計があるらしいです。あとはSNSの使い方やリスクマネジメント。身近なことだし一番おもしろかったですね。選手は個人事業主で、じゃああなたの広報は誰ですか?営業は誰ですか?って言ったら、自分自身なんですよね。自分で価値を高めないと、選んでもらえないよと。

あとはJリーグの力、スポーツの力がどれだけ大きいかという講義があって、その一例としてフロンターレやベガルタの地域貢献活動が紹介されていました。柏レイソルのスタジアムはなかなか満員にならないし、柏にとっての文化になりきれていないんじゃないかと感じます。選手が子供たちの目標であったり、ヒーローにならないといけないし、もっと近い存在になれたらと思います。ただそう言うだけじゃなくて、まずは自分がピッチに立って結果を出して、影響力のある選手にならないといけないです」

イヤーブックのインタビューでもそうでしたが、大学に進んだ自分の立場をどう将来にいかしていくかというプランを明確にして、それを実践し、自分はこういうプロサッカー選手になっていきたい、という非常に芯の通った思いがタクミにはあります。チームを離れた選手もいるなかで、またこうして新たな意識の高い選手が加わり、またレイソルに新しい風を吹かせてくれるんじゃないかと期待しています。

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チームのトレーニングは、かなり実戦的な段階に進んできました。6対6によるビルドアップと、それに対するプレッシング。さらにはそれを11人の紅白戦に移して、いかに表現できるか。チームの作り、骨格が少しずつ積みあがってきています。ネルシーニョ監督の激しい指導と熱がそれを物語っています。

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#Energetic #Nelsinho

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