2019年2月17日

ちばぎんカップ

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担当:大重正人

ネルシーニョ監督の5年ぶりのレイソル復帰戦。盛大な「ネルシーニョ」コール、そして、今日はチケット完売となり、12500人を超えるご来場をいただき、誠にありがとうございました。やはり千葉県同士のライバル、ダービーマッチ。両チームのサポーターが作り出す熱い感情がすばらしい雰囲気を作ってくれました。試合はレイソルが終了間際に2-2に追いついたものの、6人目までもつれこんだPK戦で惜しくも失敗し、3連覇はなりませんでした。

両チーム監督のハーフタイムコメント。ジェフのエルナイデル監督が「球際は勝てている」、一方ネルシーニョ監督は「もっと激しく球際を戦え」と対称的な表現でした。増嶋選手の気迫、クリスにも一歩も引かない闘争心はマスらしさ全開で、我々も見習わなければいけないものでしたね。中盤でのこぼれ球の争い、またカウンターを受けた時のつぶしなど、相手に上回られることが多く、主導権を握り続けるような試合にはなりませんでした。今日がレイソルにとって今季初めての90分ゲーム、当然100%のコンディションではない中ではありましたが、それでも監督は「今日は試合なんだ!もっと戦え」と強く要求しました。

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前半のセントラルMFが3人のシステムから、後半開始からオルンガ選手を投入しての2トップに。前線に起点ができるようになり、また相手のプレスの勢いも弱まったこともあり、ようやくボールを握る時間が増えました。右サイドに入った村田選手の縦への突破、スピードはエパルス時代に我々が苦しめられた通りで、また左サイドバックに入った菊池選手も縦への意識が強く、瀬川選手を追い越すような動き、走力は彼らしさの一端を見せてくれたように思います。ただ相手が5-4-1に代わって完全に守りを固めて逃げ切り体制になったところで、かなり難しい状況になったと思っていたのですが、小池選手が右サイド深くに侵入し、クリスがこぼれ球をけりこんで同点に。残り3分のところで5バックの相手をこじ開けて追いつけたのは、一つの収穫になったのではないでしょうか。

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また先発起用された選手たちのプレー、初めて間近で見たという方も多いかもしれませんが特色を見せてくれたと思います。染谷選手は経験豊富で、高さと力強さで相手ボールをしっかり跳ね返し、またビルドアップにもしっかり加わっています。ヒシャルジソン選手の運動量、危険な場所をいち早く察知し、身を投げ出してのブロック、またはボールカット。戦える選手、そう感じていただけたと思います。ガブリエル選手、今日は練習試合に続くゴールはなりませんでしたが、基本技術が高く、すばらしいトラップに沸くシーンもありました。彼もとても献身的で攻守に躍動してくれるはずです。

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そして瀬川選手の1点目。ちばぎん2年連続ゴールです。多少相手に前をふさがれるような場面でも躊躇なく思い切りのよりシュートでした。左足のシュート、キャンプや練習でも何回もパンチ力十分のゴールを決めていた通りでした。今のところは左サイドでのプレーですが、そこからチャンスを見極め、中央に入った時のモーションには今年も大きな活躍を予感させてくれました!

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明日は一日オフ。また明後日火曜から、J2リーグ開幕戦、レノファ山口戦に向けての準備です。セットプレーでの失点はやはりもったいないですし、しっかりと堅く防ぎたいところ。いい練習をして、いい試合につなげられるよう、ネルシーニョレイソルは一歩ずつ前進していきます。

最後に小池選手のコメントです。今のチームの状況をこう話してくれました。
「"毎試合毎試合勝つ"それを目標にすべきところだし、その先に優勝があるので、まず目の前の試合、目の前の相手に勝つ、それがそういった(優勝という)大きな目標に、一つ一つ繋がっていく、達成できるプロセスだし、そういったところの勝負を大事にしていきたい。高いモチベーションや雰囲気はネルシーニョ監督が自然と作っていってくれてますし、試合で結果を出さないとすぐ替えられるという競争の中で僕たちは動いていて、そういった危機感の中でやっているので、自然と意識は高まる。1試合1試合が本当に次の試合に出られるかのカギにもなってきているので、そういった勝負の中でやれてるということが、ネルシーニョ監督のもとでやっているからできていることだし、自然とできているので、特に意識することなく、目の前の試合で結果を出し続けるというところにフォーカスすべきところだと思う」

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