2019年4月 7日

琉球戦

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

残り8分までつかんでいた勝ち点3から、2ポイントを失う結果に終わりました。まず今日は「大応援団」という言葉にふさわしい、黄色い壁がバックスタンド右側にそびえ、そこからの応援歌はホーム琉球のよりも大きく響くような90分間。おそらく1000人近いレイソルサポーターが詰めかけ、まるで日立台のような雰囲気でした。

190407_sup2.jpg

190407_gab.jpg

立ち上がり、セットプレーからガブリエル選手が待望のJリーグ初ゴール。「クリスはいつもクオリティの高いボールを蹴ってくれるし、ニアで染谷がすらしてくれたボールを押し込めた」と試合を優位に進める先制弾を決めました。その後も長崎戦のようにボールを奪ってからの素早いアタックで、再三ビッグチャンスがありました。しかし相手GK、カルバハル選手が190cmの長身をいかした好守で仕留めきれません。前半のうちに追加点を獲れていれば、と選手たちは悔いと反省を滲ませていました。

琉球は、ここまで4位という順位にふさわしいクオリティの高いチームでした。レイソルのビルドアップを封じ込めながら、マイボールになれば丁寧にパスをつなぎ、レイソル守備陣の間へのポジショニングとタイミングよい縦パスで、後退を余儀なくされます。中3日、そして27度にもなった沖縄の高温多湿の影響か、徐々に運動量が落ちて、まだ凌いでいた前半から、さらに後半は苦しい時間が過ぎます。

190407_ryu.jpg

190407_DF.jpg

ネルシーニョ監督は、ボランチの周りをケアすべく、小林祐介選手を投入して、大谷選手をアンカーにする3ボランチに変更。ボール奪取、そしてボールキープ。小林選手投入の効果が見えてはいたものの、攻撃陣が決定的なシュートを打つ場面はなかなか作れませんでした。後半、あれだけ守備の時間が続くと、どうしても決定機の回数を作られてしまいます。好守を続けていたGK中村選手も動けないシュートを許し、結局1-1のドロー。勝ち点1は得たものの、相手の25試合連続ホーム無敗を止められず、沖縄をあとにすることになりました。

試合後、大谷選手らから話を聞きましたが、長崎戦は3-0で勝ったけど後半に追加点を挙げられなかった課題、京都戦のように守備が嵌らない時の課題、この2つの課題がふたたびあらわになるように結果でした。さらにはビルドアップが上手くいかない時にどうするのか、ではロングボールを蹴った時にどうセカンドボールを奪うのか、もっと同サイドに寄らなければいけないのに寄りきれていなかった。「中3日とか気温とか関係ない。長崎戦で勝てたのも、全員がやるべきことをやったからの結果。どんな環境でも同じようにプレーできないといけないし、高いところに目標を定めていかないといけない」。過去の成功も失敗も知っている大谷選手の言葉は、いま一度忘れてはいけないものです。

190407_tani.jpg

チームは、今日は沖縄に泊まり、明日仙台へ向かいます。水曜日のルヴァンカップ、ベガルタ戦にむけて、今日の試合後はそのままピッチをお借りして、トレーニングをおこないました。どんなメンバーで挑むかはわかりませんが、試合直後から次の試合に向けて準備を進めています。今日は遠くまで本当にありがとうございました。引き続きご声援をどうぞよろしくお願いいたします。