2019年4月14日

栃木戦

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担当:大重正人

今日もシュート数は18本。そのまえ琉球戦は12本、ヴェルディ戦は21本。3-0で勝利した長崎戦のようにシュート本数自体は決して少なくはありませんが、その間取った得点は、0点、1点、0点。流れの中からも、セットプレーでもチャンスは作り出しているものの、なかなかゴールネットを揺らすことができません。

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ネルシーニョ監督の会見コメントです。「今週、相手の守備ブロックを想定して戦術的なトレーニングをやってきた。相手の守備的な戦い方は想定していた通りだったが、我々がゲームに入るに当たって当初のゲームプランである縦パスや空いたスペースを上手く突いていくところがうまく機能しなかった。ゲームボリュームこそ非常にいいボリュームで終始ゲームを支配できていたと思うが、ただ最後フィニッシュのところで得点を決め切れなかったのは次に向けての課題。18本のシュート打っていた中で2、3本は決めていないといけないシーンもあった。フリーキックやコーナーキックも相当数あったのに、そこを決め切れなかった。やはりこういったゲームをきちっとものにしていかなければならないと痛感している」

相手の栃木は非常に統率の取れたチームでした。まず失点を防ごうと、堅いブロックを作り、激しい守備を続けます。キーパーからのリスタートになれば、ボランチのヘニキ選手をターゲットに、前線へ上がるまでキーパーが時間を待ち、それからロングキックを蹴りこんでいく戦術を徹底。ただそうした肉弾戦にも、レイソルの選手たちはまずしっかり競りかけ、そしてセカンドボールの競り合いでも激しく戦うなど、ハードワークを終始続けていました。

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後半になり、レイソルが風上に立つと、それまで栃木が飛ばしていたロングキックが逆風で押し戻され、よりレイソルの優位な時間が続きます。江坂選手、手塚選手、菊池選手と攻撃に特色をもつ選手を投入。間違いなく1点勝負の様相でしたから、中央へのくさび、サイドからのクロス、後ろの選手もどんどん敵陣へ進み、攻め込みます。手塚選手のコーナーキック、クリスティアーノ選手の強烈なシュートなど、これはというチャンスもあったものの、アディショナルタイム6分の猛攻も実らず、スコアレスドローに終わりました。

栃木の田坂監督は「勝ち点3にも等しい勝ち点1」とこの試合を振り返られました。ネルシーニョ監督もイヤーブックのインタビューで「レイソルは今季のJ2でターゲットにされるチームになるでしょうし、いろいろな相手が我々を脅かそうと向かってくる」と厳しい表情で語っています。レイソル戦に向けて、守備意識を高めたり、特別な戦術を用いたり、強い気持ちを持って向かってきます。我々はそんな困難な相手を切り崩し、打ち破らなければなりません。9試合で5失点。リーグを制するチームはやはり失点が少ないですし、大きな破綻なく安定している点、前線から最後尾まで守備の意識をもって戦い続けている点は評価に値するものかと思います。やはり足りないのは、ゴール、得点です。コンスタントに2ゴールできる得点力がどうしても必要になります。

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長崎を除くチームとはルヴァンカップの試合数の違いもあるなかで、それでも我々はチーム力を高め、この競争に勝っていかなければなりません。連戦を終えて、明日もオフに替わり、久々の連休となります。心身ともにリフレッシュし、21日の金沢戦への準備期間もしっかりあります。カップ戦もふくめて3試合勝利がありません。次こそサポーターのみなさんに勝利をお届けし、喜びを分かち合える週末になるよう変わり身に期待しています。

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