2019年7月28日

栃木戦

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担当:大重正人

6連勝です。しかし今日も簡単ではない試合でした。立ち上がりにセットプレーから失点。その後、何度もセットプレーのピンチが続きました。選手たちはフィジカルもメンタルも、よく耐え忍んだと思います。

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試合を戦っている当事者として我々の立場からすれば、どうしてレイソルのチャージばかり笛が鳴るのか。さらには瀬川選手が挟まれて転倒したプレーには笛が鳴らず、また激しいタックルを受け足裏が見えていたように感じる危険なプレーでしたが、カードは黄色。ミカが危険な態勢で地面に落ちて倒れこんだのにプレーは止まらず、さらにピッチになかなか戻してもらえない。それぞれ理由があるのだとは思いますが、試合を通して、選手やベンチ、サポーターのみなさんもなかなか冷静さを保つのが難しい試合だったと思います

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しかしそこで前半17分、瀬川選手のクリアボールを追いかけたオルンガ選手。『一見相手ボールになったように見えたが、監督も試合前に「この試合に勝つために執念を貫かなければいけない、絶対に諦めてはいけない」ということを話していたし"Never give up"というのが私の特徴でもあるので、その気持ちが得点に結びついた』と振り返る、最後まで追いかけるボールへの執着と、ミカのストロングポイント、長く強靭な体躯をいかしたゴールで息を吹き返しました。後半立ち上がりには、クリスの見事なミドルシュート。4月の対戦から好セーブを連発していたGKユヒョン選手から2点目を奪います。

ただ、栃木が徹底していたロングボールからの攻撃にピンチを作られます。前半から栃木自陣のリスタートはヘニキ選手が敵陣まで上がってから、そこをめがけてGKユヒョン選手がフィード。後半途中から4月の対戦ではいなかった韓国人FW、190cmのキムヒョン選手がターゲットに。レイソルの最終ラインはどうしても下がらざるを得ず、セカンドボールを拾われ、そこを起点にしたサイドからのクロスは本当に危険でした。後半21分、左サイドから右サイドに流れ、そこからのクロスを大黒選手がヘッド。GK中村航輔選手のスーパーセーブがなければ、勝ち点3は遠のいていたことでしょう。それでも、延々と続いた長身選手とのタフな競り合い、こぼれ球への反応、そして身を挺したシュートブロック。押し込まれながらも最後までリードを守り切ったディフェンス陣の勝利でもありました。

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これで6連勝。ただ今日の試合、上位陣も勝ち点3を重ね、レイソルと同じようにチームとしての形が出来上がってきています。どこもとても手強い。次節はミッドウィーク水曜日に試合があります。アウェイでの岡山戦です。今季、ホームで最も勝率が良いのがレイソル、2番目がファジアーノ。そのレイソルが前期唯一日立台で土をつけられたのがファジアーノです。失った3ポイントを敵地で取り返さなければなりません。今日はおそらく1500人近いサポーターの皆さんがグリスタに駆けつけてくださいました。ゴール裏は、日立台の柏熱地帯1階席と見紛うほどにびっしりで、まるでホームかと思わせる安心感と圧倒感がありました。続く岡山、平日ではありますが、スタジアムに来られない方の思いは、スタジアムに来て下さった方の声援や歌声に乗って、ピッチの選手にも届くはずです。1試合1試合、ひきつづき共に戦ってください。今日も本当にありがとうございました。

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