明日は水戸戦
担当:大重正人
まず、昨日の大型台風が日本各地に大きな爪跡を残し、今なお洪水や浸水、停電や土砂崩れなどの被害が続いています。被災された方に心よりお見舞いを申し上げるとともに、まず身の安全を第一に行動されるようご注意ください。明日対戦する水戸ホーリーホックのホームタウン、水戸市を流れる那珂川が氾濫し、大変な水害に見舞われています。以前使われていた練習場、河川敷にあるホーリーピッチは完全に水没しているそうです。明日公式戦を戦うというのは心身ともに大変な状況かと思いますが、今回の試合変更に際してご協力をいただきまして深く感謝申し上げたいと思います。
柏レイソルでは、明日の水戸戦において『Jリーグ TEAM AS ONE』募金活動を実施し、被災地支援に向けて少しでもお力添えができればと思います。12時15分から13時まではメンバー外選手たちもホームゲート付近の特設ブースにて参加予定です。ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
この台風19号の影響により、試合日程の変更を余儀なくされました。12日のご観戦を予定されていて、この事態で観戦できなくなってしまった方には大変申し訳ございません。ただ昨日の天候や交通事情を振り返ってみても、到底、安全に試合をできる状況ではありませんでしたので、改めてご理解ご容赦をお願いいたします。
※10月12日のチケットは、そのまま14日の試合で利用いただけます。
※チケットの払い戻しは、10月15日午前10時から、10月27日の23:59まで実施しますので、お忘れなくご対応ください。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/032673.html
今日は、台風一過のすばらしい青空が広がり通常なら試合には絶好の日曜となったもしれませんが、超大型台風による被害を懸念し、13日を台風被害の点検の日にあてて、14日の再試合というスケジュールを立てさせていただきました。今朝早くから、グラウンドキーパーのグリーンテックさんにはスタジアムはもちろん、今日トレーニングをおこなうグラウンドも整備、メンテナンスをいただいて、水戸戦に向けたチームスケジュールは滞りなく進行できました。誠にありがとうございます。また我々フロントスタッフ、コーチングスタッフやアカデミースタッフもグラウンド内に広がる無数の枝木の清掃、また施設点検をおこない、無事に明日試合が行えることになりました。
現在、国際Aマッチウィークということで、レイソルはオルンガ選手がケニア代表へ、古賀太陽選手がU-22日本代表のブラジル遠征に参加しています。磐田から期限付き移籍している水戸の若きエース、小川選手もブラジル遠征で不在という試合です。ミカは前線のターゲット、得点源として欠かせない存在ですが、実はセットプレーの守備でもその高さが大きな効果を発揮しています。不在だった山形戦、理由はそれだけでないでしょうが、ミカの不在がセットプレーでの2失点に影響があったかもしれません。古賀選手は最終ラインからの配給役として、相手のプレスを受ける厳しい状況を打開するパスが光っていました。もちろん彼らの不在は事前からわかっていたことですし、それを理由にするまでもなく、チーム戦術を練り直し、代わりに出場する選手とともに勝利を得るためにしっかり準備を進めてきました。
3位との勝ち点差は最大10ポイント→8ポイント→7ポイント→9ポイント→8ポイントと一節ごとに変動しています。ネルシーニョ監督には「追われる立場でのプレッシャーはありませんか」というメディアからの質問がありました。しかし「まったくありません」と表情を変えず答えました。シーズンの前半は相手の勝ち点差を気にしなければいけなかったが、今は自分たちが自力で勝ち上がれる状況にある、と。
「2-0は危ないスコア」と言われることがあります。2011年のマリノス戦の前半で2-0とリードした際、逆にそれを心配する選手たちに向けて、監督はこう一喝しました。「勝っているのは我々だ。2点をリードして圧倒的に優位なのに、どうして我々が負けることを考えなければならないんだ!」。勝者たる者はこうあるべきだ、という監督が唱える勝利の精神は、こうして当時のチームの血や骨となっていきました。残りの7試合、ひとつひとつをおろそかにせず、全身全霊で戦う。その先には必ず目標達成があるはずです。その精神を、選手スタッフはもちろん、サポーターのみなさんもひとつにして、どうか最後までともに戦い続けてください。14時キックオフ、日立台でどうぞよろしくお願いいたします。
★クリスのインタビュー動画もぜひどうぞ!!