2019年11月15日

明日はアウェイ町田戦

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担当:大重正人

中村航輔選手が10/27福岡戦前のインタビューで「王手を獲るのが目的じゃなくて、『王』を獲るのが目的ですからね。でも王手を獲ってから王を獲るまでが長くて大変なんですよね」と、趣味の将棋にたとえて話してくれました。その福岡戦をふくめて、3試合を消化したものの、まだ「王」を手にしてはいません。航輔の言う通り、やはり簡単な道ではありませんでしたし、選手たちも重々自覚して、この終盤戦を戦ってきました。「王」には届いてはいませんが、勝ち点6を積み重ねて、着実に前進してきました。そして「自分たちが順位表の一番上にいて、自力で優勝できるのは自分たちだけだから」という強い意志をもって、そしてついに、この試合に勝てばJ2優勝とJ1復帰を勝ち取れるという、階段あとひとつというところまでたどり着きました。

この町田戦にすべてを注いで、勝利する。非常にシンプルで、唯一最大の目標です。ネルシーニョ監督は「次に勝つことで我々のタイトルが決まる大一番であることは間違いない。ただ次の試合に我々が勝利をめざすために取り組んできたことはなんら変わりなく、変えるつもりもありません。今までやってきたことにいかに忠実にやれるかによって、勝敗が決まる。我々の準備は今までやってきたことに忠実にやっていくことに尽きると思います」と目の前の試合に集中する姿勢は同じで、選手たちも同じく最大限の準備を続けてきました。

大谷選手も「優勝と昇格が懸かっていますが、試合に臨む姿勢は変わりません。タイトルを獲るという経験が来年以降に必ずつながっていく。もちろんJ1のタイトルが最高だけど、J2でもタイトルには変わりないし、最後にみんなで喜んで、1年の集大成をタイトルという形で残すというのは、それぞれのサッカー人生においてものすごく大きなこと。自力で掴めるチャンスを逃してはいけないし、その積み重ねがJ1で強いチームになっていくために必要だから、必ずタイトルを獲りたいです」と優勝も昇格も降格にも立ち会った実体験をもとに、タイトルへの思いを話しました。

レイソルが最後にタイトルを獲ったのは、2013年のナビスコカップ。その試合には当時ルーキーだった小林祐介選手が初めてベンチ入りして、中村選手もあの試合を見守り、そして選手とサポーターの皆さんが勝利を分かち合い、笑顔が輝く一生忘れられない光景を目の当たりにしています。ベテランも中堅も若手も、この先のサッカー人生がより濃密で充実したものにするためにも、まず明日の試合に、ただ勝利だけをめざして戦います。

この終盤戦、アウェイでも日立台と同じような黄色いサポーターがびっしりで、大きな期待をこめてこれ以上ない後押しをいただいています。本当にありがとうございます。明日の町田でも2500人以上の皆さんがともに戦ってくださいます。スタジアムに来られないというかたも「HUB感謝祭」やDAZN、インターネットを通して、レイソルの勝利を祈り、支えてくださいます。レイソルのすべての力を野津田に届けて、共に戦いましょう!!