2020年9月 6日

清水戦

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

200905df.jpg

ルヴァンカップの素晴らしい勝利から中2日。しかも大阪→清水とアウェイ連戦という非常に厳しい日程の中、選手たちは中5日の清水に対して今日も攻守に躍動し、そして持てる力を出し切って、大きな勝ち点3を掴み取りました。

水曜のセレッソ戦から、出場停止の高橋峻希選手に代わって、川口選手が入ったものの、ほぼ同じメンバー、同じシステムで挑んだこの試合。ボールポゼッションを狙う相手に対して、立ち上がりからレイソルがボールを握る時間が長く、試合のペースを掴みました。ビルドアップから前進し、システムのミスマッチを生かしながら、サイドのスペースから敵陣深くへ効果的にボールを運び続けました。

相手のクリアを拾い、またセカンドボールや球際の競り合いもレイソルの選手の方が力強く上回っていて、攻撃のターンを繰り返すことができました。前半のシュート数は6対0。セレッソ戦同様に素晴らしい立ち上がりでした。

迎えた前半35分でした。「ボールを持ったらあそこに(パスを)くれという話を事前にしていた」。この前のセレッソ戦も息のあった動きを見せていた三丸→呉屋のホットラインが繋がります。グラウンダーのクロスをダイレクトで合わせました。「自分は点を取らなければ生き残れないと思っているので、点を取ることができてよかった」

200905mit.jpg

200905goya2.jpg

200905goya3.jpg

さらにその3分後、これが大きな大きな追加点になりました。またしても左サイド三丸選手を起点に、戸嶋選手からのパスを受けた江坂選手がエリア外から右脚一閃、美しい右足のミドルがゴールに突き刺さりました。「良い形で左サイドを突破できて、ヒロトが裏を狙ったことで自分にスペースが空いた。そこをサチも見てくれて、ボールを受けた時は前にもスペースがあったので、思い切って振った」

オルンガ選手不在の中、2トップの一角に入り、ゲームメイクやパサーという司令塔の仕事はもちろん、さらにフィニッシュにまで絡む、まさに背番号10の仕事を果たしてくれています。この過密日程の中で、さらにその精度が研ぎ澄まされているように感じます。

200905esa.jpg

そしてアタルへのアシストを果たした戸嶋選手、90分+3分+8分にわたるプレーに釘付けになりました。とにかくプレーエリアが広かった。3ボランチの左としてのポジションを守りながら、プレッシングの矢となって飛び出し、またピンチにはペナルティエリアやサイドバックの選手をカバー。攻撃では裏のスペースに走り込む献身的なランニング。終盤のセットプレーのピンチ、クリアしたボールに対して、さらに全力で追いかけて相手にプレッシャーをかける走り。

200905tos2.jpg

あの小さな体にどれほどのスタミナが蓄えられているのか、本当に驚きです。スタミナや走力、運動量というベースがあってこそですが、間違いのない判断力や果敢にチャレンジする勇気があってこそ、為せるプレーの数々です。彼の奮闘は、トラッキングデータでもしっかり現れていました。

200905tos1.jpg

stats.jpg

この日先発復帰した川口選手にとっては、古巣戦でした。「ここは本当に素晴らしいスタジアム」と2016年にホームとしてプレーした日本平。試合前のメンバー発表では温かい拍手もありました。「清水は1年だけでしたけど、J2からJ1に上がれたシーズンでしたし、ここでは皆さんに良くしてもらいました」。試合後には清水のスタッフの方、またスタンドに残った清水サポーターの方からも声をかけられ、また一つ成長した姿を見せられたのではないでしょうか。

200905nao.jpg

この日もGK中村選手が痛めて、途中交代するアクシデントがありました。それでも滝本選手がいつピッチに立ってもいいように準備をしてきたからこそ、押し込まれて苦しかった後半、そして8分ものアディショナルタイムでリードを守り切り、チーム全員で勝ち点3を手にしました。

200905haru.jpg

ネルシーニョ監督です。「ケガ人が多くいる中でも、これまで出場機会に恵まれなかった選手たちがコンバートされた際に、ピッチ上で非常にいい結果を残してくれている。これまで出場機会に恵まれなかった選手にとってここは1つ自分の存在をアピールするという面では大きな機会だと思う。この場でケガ人の選手の状態をコメントするのは避けるが、然るべきタイミングがくれば彼らがいい状態で戻ってくる。これまでずっと出てきた選手が不在の間、チャンスに飢えた選手たちがしっかり役割をこなすことでチームとしての底上げができると考える」

まだまだ連戦が続きます。次は9日水曜、ホームで強敵ガンバを迎え撃ちます!