2020年10月15日

浦和戦

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担当:大重正人

9月、レッズとフロンターレの試合をテレビで見たときに、立ち上がりからレッズがアグレッシブで速いテンポに巻き込むようなサッカーをしていて、フロンターレを押し込んでいたのがすごく印象的でした。その時とはメンバーや戦術ももちろん変わったりしているとは思いますが、そういう個も組織も整ったレッズを相手に、前半のレイソルはボールをしっかり握って、連携して敵陣に繰り返し入っていくところはすばらしかったですし、前半で1点を取れればという好リズムの中で、41分に相手を駆け引きしながら背後をとった江坂選手と、裏への動き出しを見逃さなかった三丸選手の息の合ったプレー。そして見事な切り返しから、ニアを射抜いたシュート。それはすばらしいゴールでした。

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もちろんレッズも後半からさらにエンジンをかけて、我々のゴールに向かってきました。14分、同点に追いつかれた場面。相手にヘディングされた瞬間、川口選手がラインを上げ、江坂選手にボールが触れていないとすれば、ポストに跳ね返ったボールにプレーした選手はオフサイドポジションにいたように見えました。「中央 5 ヘディングS ポストかえり 24 ↑ 30 シュート」という公式記録によれば、江坂選手がボールに触れていないことになっています。映像をじっくり見返せばそういう情報が見えてきます。あの混戦の中で、誰がボールに触った、どこに立っていたのか、プレーに関与したのか、ということを、2人の4つの目で見極めるのは非常に難しいことだと改めて思いますし、そうしたレフェリーのサポートをするためのVARがコロナ禍を経て、安全に導入されることを願います。

「相手は3トップのような形で高い位置をとってきた」というところでネルシーニョ監督は山下選手を投入し、3バックに変更。守備を安定させ、そしてミカやクリスのスピードやパワーを起点にカウンターで相手ゴールに迫りました。一方でレッズのカウンターも鋭く、最終ラインが1対1で対峙するようなピンチが何度もありましたが、そこはスリーセンターバックを中心に、最後まで失点を許さなかった守備は評価に値するものだと思いますし、連戦が続くタフな試合のなかで良く戦い抜いたと思います。

次節は、日曜日。アウェイでの湘南戦です。この試合はコロナ禍で初めてレイソルサポーターがアウェイ戦を観戦できる機会です。今季はカップ戦も含めて、アウェイで7勝3分3敗と好成績を残しています。チケットは、明日15日正午から発売です。ここまでアウェイ戦は、ホームサポーターに囲まれて、ある種孤独な戦いでしたが、次はサポーターの皆さんの拍手や後押しがあってとても心強く戦えます。引き続きのご声援をどうぞよろしくお願いいたします。