ちばぎんカップ勝利
担当:大重正人
タイムアップの瞬間、ネルシーニョ監督が小さくですが、グッと拳を握るところを目にしました。どんな試合、どんな相手でも、全力で勝利のために尽くす。一つの勝利で得られるものは多くあります。その成果が出て、勝利を噛み締めるシーンでした。
キャンプ中から、ドウグラス、細谷、サヴィオ、この3人によるカウンター、コンビネーションが多く見られていました。早速今日、サポーターの皆さんの前でゴールという結果をお見せすることができました。ゴールの場面は、中盤の椎橋選手から細谷選手へ。「細谷選手が自分が斜めに走り込んだところに、相手の裏にパスを出してくれた。ボールを左にずらしてキーパーの脇を抜くことができた」と、ドウグラス選手が落ち着き払った、さすがのフィニッシュワークを見せてくれました。
いい攻撃はいい守備から。前線の2枚は相手のビルドアップに対して、監督が求める戦術に沿ったチェイシングなどとても献身的に働いている姿が印象的でした。監督も「今日のゲームが実質、今シーズン初の90分通した実戦となった。フィジカルの部分は懸念材料としてあったが、前半、非常にいい入りからチームとして課題としている攻守における連動というものをいい部分が見られた」と称えました。途中交代で心配されたマオでしたが「足がつっちゃいました」と大事ではなさそうで一安心です。MVPの栄誉には少し驚いていましたが、それでも交代までのプレー、背後を狙う動きや力強いドリブルでのキープなど、それに値するプレーでした!
サポーターの皆さんもお気づきだったと思いますが、右サイドで先発した中村慶太選手の存在感も目立ちました。攻撃と守備それぞれで戦術的に重要なポジションをとり、左サイドへのサイドチェンジでの大きな展開、ボールを保持したい時のシンプルかつ正確なプレー、そして大きな声でのコーチング。ハーフタイムのロッカーでも積極的に声を発して、より良いプレーができるような働きかけを続けていました。後半、得意のフリーキックで絶好の場面が来ましたが、ともに蹴りたいサヴィオと「ジャンケンして負けました。次はジャンケンに勝って、蹴りたいです(笑)」。それは開幕後のおたのしみということで。
いよいよ来週19日にJリーグ開幕です。そして明日12日からレイソルのホームゲーム、2/27マリノス戦と3/2ルヴァン札幌戦の会員先行チケット発売となります。今日は大変足元の悪い中、レイソルの初戦に駆けつけてくださったサポーターの皆様、本当にありがとうございました。次はホーム日立台を黄色に染めて、勝利への後押しどうぞよろしくお願いいたします!