2022年5月31日

明日は天皇杯筑波大学戦

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担当:大重正人

明日から6月に入ります。その初日、天皇杯の初戦を戦います。ホーム三協フロンテア柏スタジアムに筑波大学を迎えます。大学屈指の名門チーム、その歴史や実力はすでに広く知られていて、こと細かに説明の必要はないでしょう。

レイソルとの関わりも、どこから触れてよいかわからないほどですね。いまレイソルに在籍する筑波OB、たくさんいます。井原ヘッドコーチ、松原コーチ、岡村テクニカルスタッフ、そして三丸、戸嶋、加藤の3選手に加え、今季から現役学生だった森海渡選手がレイソルに加入しました。

カイトにとっては、ピッチに立てばチームメイトだった選手、同級生たちとの対戦になります。「楽しみな部分もありますけど、今までやっていた選手と敵としてやるのは変な感じがしますね」とやはり複雑な笑みを浮かべていました。それでも相当の覚悟がなくては、本来の在学期間1年を残して「プロになる」という大きな大きな決断はできなかったはずです。

「僕の特徴を一番理解している相手ですし、分析チームは大学サッカーでは一番と言ってもいいぐらいの非常に高いクオリティがあると思います。自分もその分析力に助けてもらいましたし、突き詰めて、相手の弱点、長所を細かく分析してきます。技術の高い選手が多いですし、相手が上手いかもしれませんけど、プロとしての違いというか、良い意味でお前らとは違うんだよという姿を見せつけたいと思います」。口調はいつも通り落ち着いた感じでしたが、強いワードでこの試合への思いを語りました。今回は細谷選手がU-21日本代表で不在でもあります。絶対に負けるわけにはいかない。その思いがこもっていました。

その思いは、筑波大学のチーム皆さんも同じでしょう。カイトにはやらせない、と。44歳の小井戸正亮監督は、2004年にレイソルでテクニカルスタッフの経験もあります。清水、ガンバでもスタッフ経験があり、2014年から筑波大へ。前述の三丸、戸嶋、加藤、森の各選手も指導をいただいていますし、現在2年生にはレイソルU-18出身の田村蒼生選手が在籍、同期の戸田伊吹選手は現在コーチングスタッフに転身して新たな挑戦をしているそうです。

レイソルと筑波大の対戦は2013年以来、9年ぶりのことです。
https://www.reysol.co.jp/game/results/2013/130904ec.php
ネルシーニョ監督が一時指揮を離れ、筑波OBの井原コーチが指揮をとったという運命的な試合でもありました。三丸選手が当時2年生ながら、メンバーにいました。レイソルのインスタで当時の写真を載せたところ「てつくん(太田選手)に点決められて、(藤田)優人さんに抑え込まれて、レイソル相手に何もできなかったなー」と当時のことをコメントしてくれています。ほかにも、現在フロンターレの主力、谷口選手や車屋選手など後のJリーガーたちが並んだ錚々たるチームでした。レイソルは4得点しながら、2点を返されています。明日も、通常のリーグ戦と同じインテンシティ、気持ちでぶつからないと勝利はないでしょう。

天皇杯のチケットは発売中です。リーグ戦と席割や価格、入場方法などが異なりますので、こちらのご案内を確認いただき、日立台にお越しください。
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