アウェイマリノス戦
担当:大重正人
7月まであと5日あるというのに、30度を超える真夏日になった今日。朝から大変な暑さの一日となり、スタジアムにお越しのサポーターの皆さんも体調管理が大変な一日になったと思います。こころ晴れない夜になってしまい大変申し訳ありません、まずは汗を流して、ゆっくりお休みいただければと思います。
0-4というスコアが示す通り、内容的にも完敗となったアウェイ、マリノス戦になってしまいました。立ち上がり早々はレイソルが攻め込み、三原選手の惜しいフィニッシュもありましたが、その後は終始マリノスのペースに。前半17分にシュートブロック及ばず、ディフレクションがゴールに。さらに2分後、立て直したいところでビルドアップの呼吸が乱れてイージーな失点で0-2。28分にも相手スローインからの流れで3失点目。非常に難しい状況にしてしまいました。
「戦う姿勢、選手個々のパーソナリティー、あと相手との駆け引き。さらに球際でバトルするという戦う姿勢、勇気を持ってプレーするという戦う姿勢というものも精彩を欠いていたし、序盤の入りが最後まで響いた。これまでのシーズン前半戦で、チームとして取り組めていたことが全く機能しなかった。その中でやはり彼らが本来やれているものがしっかりとゲームの中で発揮できなかった」とネルシーニョ監督も懸命のゲキや戦術変更も今日はなかなか奏功しませんでした。
守備でも攻撃でも、もっとハードに、そして前に強く早く、というのが今季のレイソルの好調を示すキーワードかと思います。ただ今日は守備でのプレッシングがなかなかはまらず、そこにはマリノスの巧みなポジショニング、ボールムーブ、そして運動量とスピードを上回る守備のパワーを出せなかった。攻撃時では、これまで最終ラインから前線の裏へボールを届け攻撃の起点を作っていましたが、動き出しの回数や距離がいつもより少なかったかもしれません。DFラインには相手の素早いプレスがかかり、いつものような正確なフィードを出せなかった。そうした流れからの2失点目でもありました。
首位マリノスと4ポイント差という大一番で、大きく及ばなかった完敗に当然ショックもあるかと思います。ただ、これまでやれていたことができなかった、やるべきことができなかったという敗因が自分たちにあることに目を向け、選手たち自身も深く悔やみ、省みる言葉がたくさんありました。改めて、自分たちの立ち返るところを見つめ直さなければいけないという気付きもあったと思います。走り、戦う、最初から最後まで。そして組織的に。来週は土曜に鹿島戦、さらに水曜に名古屋戦とホーム日立台で戦えます。しっかり立て直して連敗をしないこと。上位の鹿島が相手ではありますが、まず勇敢に戦う姿勢を見せてくれると信じています。これほどの大敗の後にもかかわらず、迎えてくれたサポーターの拍手が、選手たちに深く届いたはずです。次こそは。日立台で応えなければいけません。