2022年9月30日

明日はアウェイでガンバ大阪戦

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:梶山由珠

220930_1.jpg

試合がお休みだったこの2週間で、日立台は少しずつ秋らしい陽気になってきました。朝9時からの練習も、つい先日までは立っているだけで汗ばむような気候でしたが、最近は日が差していても心地良いほどです。自然いっぱいに囲まれている日立台も、ついにセミの声は聞こえなくなりました・・・。

そんな過ごしやすい気候の中で、チームは2週間ぶりのリーグ戦に向けて準備を進めています。
前節の川崎戦では1-1ドローに終わったものの、3連覇を目指す強敵フロンターレを相手に手応えを掴み、試合後のロッカールームでネルシーニョ監督は「今日は戦う姿勢が見えた。この感覚を忘れてほしくない」と選手たちに話していました。川崎戦のようなゲームがスタンダードにできれば、勝利も自ずと見えてくるはずです。
攻守の要としてチームを支える椎橋選手も「前半戦勝てていた時期は、0-0から後半に点を取って勝つというゲームができていた。そういった意味で川崎戦はあらためて『こう戦えば自分たちは勝てるだろう』という感覚を取り戻せた試合だった。勝てず苦しい時期が続いたが、川崎戦が良いきっかけになったと思うし、やることも整理できた」と前向きに捉えていました。

明日の対戦相手はガンバ大阪です。現在は17位に沈み残留を争う苦しい状況ではあるものの、能力の高い選手が揃う力のあるチーム。5月の前回対戦では内容的にはレイソルが攻め込む時間の長かったゲームでしたが、1点に泣く痛い敗戦となってしまいました。
ガンバ戦に向けて椎橋選手は「簡単なゲームではないが、川崎戦のように立ち上がりからアラートに入っていければ自分たちの流れになってくると思う。選手間でも失点は0、先制されても1点に抑えて試合を進めていこうと話している。相手はホームで絶対に勝たなければいけない状況だが、後半相手が焦れてきたところを僕らは隙として突いて、しっかりと勝ち点3を獲りたい」と7試合ぶりの勝利に向けて意気込みます。

220930_2.jpg

リーグ戦がなかったこの期間で、自信を掴んで帰ってきた頼もしい存在もいます。
U-19日本代表の活動に参加していた田中隼人選手。ラオスで行われた「U20アジアカップウズベキスタン2023予選」に4試合中3試合出場しました。
「中1日で試合がやってくるスケジュールは初めてのことでキツかったが、戦えたことは自信につながった。自分はタフさが足りていなかったと思うので、今回の経験を経てレイソルに還元できると思うし、もっとレベルアップしていけば監督からの信頼だったりポジション争いだったり、試合に絡んでいける回数も増えていくと思う。今試合に出ている先輩たちにもっと脅威を与えられるような存在になれれば、チーム争いももっと熾烈になると思うので、自分がプレッシャーを与えられるようにやっていきたい」。
初めての東南アジアでは、食事面でも苦労したとのこと。難しい環境の中で予選突破を果たし、「少しは逞しくなれたかな」と話すハヤトに今後もご期待ください!

220930_3.jpg

U-21日本代表の欧州遠征に参加していた細谷選手と佐々木選手もおととい帰国しました。
マオはスイス戦に45分、イタリア戦に90分出場。スイス戦では味方のパスに抜け出してGKとの一対一を流し込み、ゴールという結果も残しました。「自分の特徴である裏への飛び出しは、海外でも通用するという実感があって、そこは自分にとっても一つ自信がついた。フィジカルの面ではまだ少し負ける部分があったので、そういったところを無くせるように今後もっと取り組んでいきたい」と更なるレベルアップに向けて意欲を見せます。イタリア戦では決定機を決め切れなかったと悔しがっていたマオ。その気持ちをレイソルで爆発させて、残り4試合で目標の2桁ゴールを達成してほしいところです。

マサトはイタリア戦に90分出場。「代表期間中の練習で同じGKのブライアンと(鈴木)彩艶を見て刺激を受けたし、久々に代表の試合に出られて、レイソルとはまた違う緊張感のなかでプレーできたことはすごく楽しかった。失点はしたが、その後の自分のプレーをブレずにできたのは良かったし、ディフェンスの選手たちと協力して相手のシュートコースを限定させられたからこそ止められたセーブもあった。周りの選手としっかりコミュニケーションを取って守ることを、レイソルでももっと意識していきたい」。レイソルを勝利に導くマサトのセーブにも期待です!

明日のガンバ戦は、浦和戦につづく2度目の声出し応援検証試合でもあります。選手たちは浦和戦の後「あれだけ心強いサポーターの声援があったのに、結果で応えられなくて本当に申し訳なかった」と口々に言っていただけに、明日こそは!と意気込んでいます。サポーターのみなさんと、チームの思いは同じ。目指すは勝利のみです。試合後には喜びを分かち合えるように、明日もともに戦っていただければと思います。

220930_4.JPG

2022年9月17日

川崎戦

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

もちろんフロンターレは2連覇していて、選手個人もチーム組織もそれに値する強くすばらしいクラブに変わりありませんが、今日のレイソルは相手をリスペクトしつつ、前節の様にリスペクトし過ぎることもなかったと思います。チャンピオンチームに真っ向から戦いを挑み、勇敢に最後まで戦い続けたと胸を張って言える試合でした。結果こそ1-1、お互いに勝つチャンスはあったと悔やむ内容だったと思いますが、成果も十分にあったと感じられます。

フロンターレは中2日でのアウェイ連戦で、非常に過酷な状況でした。「少しコントロールしてしまったかもしれない」と鬼木監督も振り返っていましたが、ボールを握りながらもゲームテンポをキープしつつ、また守備も前から追いまくるというよりはラインを保ち、機を見てチャージするという立ち上がりでした。その分、攻守の入れ替わりが多くなく、レイソルもしっかりボールを運んで前進し、シュートチャンスも作り出していました。いい試合の入りでした。

今日は久々の4バック。「ここまで勝てていなかったので、何かを変えなければいけなかった」とネルシーニョ監督。ドウグラス&細谷の2トップが、相手の2センターバックをマークしつつ、アンカー、シミッチ選手への供給を防ごうと連携良くディフェンス。4-4-2のシステムで、相手とのマッチングを合わせたことで、これまでの5-3-2とは異なり、サイドの選手のマークもはっきりしました。全体的に強度高く守備ができていて、奪ってからのカウンターチャンスもありました。「この強度で長く戦えればチャンスがある」と期待を込めて見守っていました。

ただ、前半の飲水タイムあたりから、家長選手が右サイドから内側へ入り、レイソルの4-4のラインの隙間へタテパスが入るようになりました。相手のリズムになっていた時間帯、前半27分、中央を突破されたところでGK佐々木選手が防いだファインセーブ。すばらしい対応で粘っていたものの、ついに失点。1点ビハインドで後半を迎えました。

それでも前半の戦いぶりに、選手たちも「まだまだやれるぞ!」と気を落とすことなく、いい形で後半に入れました。「相手には強さと質の高さがあって、前半特に自分たちのポゼッションの時のポジションが良くなくて、ハーフタイムに監督と話し、後半は修正して自分たちのペースに持って行けた」。北爪選手の言葉通り、彼らしいオーバーラップが増え、後半はレイソルペースになりました。63分、椎橋選手のくさびを、インサイドで受けた三丸選手が浮かせると、細谷選手が粘りこんだこぼれ球をドグが蹴りこみました。

ここからが本当の勝負でした。ケンゴは再三の攻撃参加と宮城選手への対応でかなりスタミナを削られているように見えましたが、そこにマルシーニョ選手が取って代わるという本当に厳しい状況にも最後まで耐え抜きました。残り15分、攻守ですばらしいバランス、つなぎを担っていた小屋松選手に代わり、戸嶋選手が入ったのはトップ下。シミッチ選手のマークとセンターバックへのプレスを担うという監督からのタスクをこなし、そして左サイドへ回った細谷選手へのビッグチャンスを演出。あの流れるようなパスワークからゴールが決まっていれば、この試合、最高の瞬間になっていました。

最後までいつゴールが生まれるか分からない、ハラハラした展開でしたが、全員の懸命な走りが勝ち点1につながりました。もちろん勝利が最高で、満足の結果ではありませんが、ここ数戦の戦いから、何とか立ち直りのきっかけとなればと思います。

「ここ数試合すごく失点が重なって、自分で防げる場面が多かったと感じていた。その中で次の試合どういうメンタルで自分が挑むかとか、そういったところは意識して今日の試合に入ったし、1失点してしまったけど自分が示せるものは今日このピッチで示せたと思う」。今日、すばらしいセーブを見せたGK佐々木選手、試合後の会見後すぐに、マオとともにU-21日本代表に向かいました。世界が見える場所でさらなる活躍を!柏から応援しています!

IMG_7402.JPG

2022年9月16日

明日は川崎戦

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

J1リーグは残り5試合、第30節の川崎フロンターレ戦を明日迎えます。レイソルは8月6日の京都戦を最後に、広島、清水、東京、磐田、浦和と続いた5試合で勝利がありません。このうち4試合で前半相手に先制を許し、試合を流れを厳しくさせています。全て複数失点で16失点、守備の立て直しが急務です。その前の4連勝中はわずか1失点でした。シーズン前の下馬評を覆し、そこまで3位以内にいたレイソルを無視できないはずで、やはり他のチームからのマークを受け、警戒・研究されているのかなとも感じます。

また上位チームとの直接対戦でもなかなか結果を出せてない現実もあります。ここで対戦するのが王者フロンターレ、3連覇を懸けマリノスを5ポイント差で追うところでこれ以上負けられない現状があります。ネルシーニョ監督は「このところレギュラー格の選手たちが欠場し、揃わないところに大きな理由がある」とし、「勝てないことでいろいろと批判的なことを言われたりすることもある。その中でも我々にとって一番大事なことは常にこれまでやってきたことを継続してやっていく。最後までやり切ることが大事だ」。週初めのトレーニングの前には、10分近く選手たちを集め、問いかける場面もありました。今回も大南選手が出場停止です。相手がフロンターレとは言え、チーム戦術的にも、選手個人の戦いでも、譲るわけにはいきません。

220916_koga.jpg

選手たちもこの状況を乗り越えようと、下を向くことなく、前向きに1週間を過ごしてきました。今週は、2回目の30周年記念ユニへのサイン入れを行い、その模様をインスタライブでお届けしました。自分のユニフォームをお買い求めいただき、それを着て、スタジアムで応援してもらえる。彼らにとってそんな誇らしく嬉しいことはないでしょうし、大きな力をいただいています。限られた時間、全ての方に対してではありませんが、このライブで少しはサポーターの方々に届いていたら何よりです。

そして毎年行っている新人研修も先週今週と行いました。代表海外遠征中の田中選手を除く5人、加藤、森、土屋、升掛、真家選手が参加しています。座学ではクラブのあらましやピッチ外での活動を学び、そして学校訪問活動「レイソルしま専科」にもチャレンジしてもらうことになっています。また、チケット準備や、先述のサイン入れしたユニフォームをお戻しする封入作業も。発送伝票への宛名書きでは真家、土屋の2人を中心に、他の3人も少し加わりました。綺麗な字が書けているかどうか心配している様子でしたが、心を込めてしっかり書いてくれたことと思います。お手元に届くまで、今しばらく楽しみにお待ちください。

220916_kenssyu3.jpg

220916_kenssyu2.jpg

220916_kenssyu1.jpg

220916den.jpg

明日は、たくさんのイベントを開催します。皆さんお楽しみの梨プレゼントがある「しろいホームタウンデー」、その他プレゼントが当たる「明治安田生命柏支社エキサイトマッチ」「『オーダースーツSADA』スタジアム予約販売会」、選手グッズ販売の『プレーヤーズミニペナント』「アイスクリームスプーン」、そしてお子様にも楽しんでいただけるエアー遊具「エアータイム」も初登場です。

チケットも柏熱地帯を除く席種で完売または残数わずかとなっており、全体の90%以上がなくなっています。SF席、AL席、サンライズシートだけが少数残っており、本日中になくなる可能性もありますので、お早めにお買い求めください。明日こそ日立台で勝利をわかちあえますように。ご来場をお待ちしております。

★イベント一覧やチケット販売のお知らせはこちら
https://www.reysol.co.jp/ticket/next/#0917

2022年9月11日

アウェイ浦和戦

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

今日は、レイソルにとって2年7ヶ月ぶりの声出し応援試合でした。埼スタのビジター自由席、50%入場とは思えないほどに埋め尽くされた黄色、そしてこの日を待ちに待っていた1000人近いサポーターの爆発的な歌声が選手入場から試合終了の後まで、選手たちを後押しし続けてくださいました。アッパーの指定席までびっしり埋め尽くして応援していただいた皆様、ありがとうございました。

結果は1-4、なかなかボールを保持できず、リードを広げられていく、内容的にも大変厳しい試合でした。レッズの巧みなボール回しに対し、前線からプレスをかけて高い位置でボールを奪い取ろうという積極的な狙いをもち、またドウグラス&細谷の2トップで、攻撃時にも相手の2センターバックと同数の局面で攻撃を仕掛けられたらということもあったと思います。

ただ立ち上がりからほとんどボールを握れず、相手がボールを保持して攻め込んでくるという時間が続きました。椎橋選手は「球際の攻防で勝てず、足元がうまい浦和の選手たちを自分たちが潰しきれなかった。自分の1ボランチの脇のスペースを使われていた」と、2点とも相手のセンターバックからの縦パスが中盤に入り、そこからスルーパスを通されるというパターンでの失点でした。

「飲水タイム明けはだいぶ前からプレッシャーに行けて、浦和の選手が苦し紛れにクリアするようになっていた。それを立ち上がりからやれれば、試合の内容も変わったかもしれません」。細谷選手がトップから2列目の左に落ちて、2列目を4人のラインに変えてからは少しゲームを落ち着かせることができたように見えました。

ハーフタイムにはネルシーニョ監督から「もっと勇気を持って、前に潰しに出て行け」と激しい檄がありました。武藤選手と小屋松選手が入り、前に前にという勢いが出て、徐々に流れを引き寄せかけていましたが、そこでセットプレーを防げず3点目の失点。その後も加藤選手、北爪選手が投入され、何とか反撃を試み、最後の最後に細谷選手が今季8ゴール目で一矢を報いました。ただスコアだけでなく、内容も完敗を認めざるを得ない試合になってしまいました。

後半途中から流れを変えようと懸命にゴール前にパスを送る加藤選手の姿がありました。「自分が試合に入った時は0-3の状況で、なんとかして1点ずつ返していこうという気持ちを持って健吾さんとも自分たちの狙いを確認し合ってピッチに入った。自分がシュートを打ったり、1〜2回チャンスメイクできたという点はポジティブに捉えたい。ただ、前に急ぎすぎてしまった場面が何度かあったのは反省しているし、そこの使い分けや判断をもっと磨いていきたい」

そして、タクトにとっては、プロになって初めてのサポーターの応援歌を受けての試合でした。でも初めてではない、小学校の時から聞き慣れた歌もありました。「小学生の頃からあの声援を受けたいと思ってずっとサッカーをやってきた。実際にピッチで生でその声援を聞いて、やっぱりレイソルの応援が好きだと思ったし、あの声援の前で勝利を届けられなかったことが本当に悔しいです。試合後、ブーイングの後に応援歌を歌っていただいたのは、サポーターも一緒に戦ってくれているという気持ちを自分たちも受け止めたし、その上で次はホームで勝利を届けたいです」。

次節は、川崎フロンターレ戦です。この日、最高潮を迎えていた広島に4-0と圧勝。更なる強敵を迎えます。今日のような戦いでは勝利は当然厳しいでしょう。今日足らなかったこと、技術面、精神面、全てを見直して、このホーム日立台でサポーターの皆さんに「これからもレイソルを応援したい」と感じていただけるような戦いを見せてほしいと思います。

2022年9月 9日

明日はアウェイ浦和戦

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:梶山由珠

昨日お知らせしましたが、この度クラブスポンサー「技の福兆」さんのご協力で、嬉しいコラボ企画が実現することとなりました。
レイソルが勝利した日とその翌日、技の福兆で「試合チケットの半券」もしくは「レイソルグッズ」を提示すると、レイソルの得点数に応じた『勝利にぎり』をご提供いただけるサービスです。SNSではすでにたくさんの反響をいただき、ありがとうございます。
今回この企画が実現に至ったのは、日頃から熱心にレイソルを応援していただいているITS株式会社の大久保社長からのご提案がきっかけでした。もちろん、武藤選手の"寿司をもたらす"エピソードと彼の活躍によるものも大きいですが、こういった形でレイソルを盛り上げていただけるのは本当に有り難いことです。この場を借りて、あらためて御礼申し上げます。

さっそく明日の浦和戦からキャンペーン適用となります。これからは、武藤選手がゴールを決めた日のみならず、レイソルが勝利した日、その翌日は、ぜひ技の福兆名戸ヶ谷本店でお鮨を食べて勝利を祝いましょう!
https://www.reysol.co.jp/news/sponsor/035233.html

2022_fukucho_collabo.jpg

今シーズンも残すところ、あと6試合となりました。直近4試合は2分2敗と結果が出ていないレイソルですが、残念な試合内容ばかりだったかといえば、そうではなかったと思います。決定機を数多く作り、複数得点を奪えたゲームも3試合ありました。改善すべき課題はまだまだありますが、チームとしての良さが出せた時間帯があったことも事実です。

ネルシーニョ監督はここまでの戦いぶりを次のように振り返り、残り6試合の戦い方を見据えます。

「今シーズンの我々の成績は決して悪くはない。むしろすごくよくやれていると思っている。今年は若手主体のチーム編成に切り替わり、ある意味変革的な一年だったと思うが、そこに対して周りの期待を裏切るような形で上位につけられている。ただ、もっと勝ち点を積んでいてもおかしくなかった。ゲームの中で我々自身によって引き起こしてしまったミスが、ズルズルと我々の勝ち点を奪ったり順位を下げてしまった一つの要因だったと思う。残りの試合、どのようにして勝ち点を積み上げていくか、1試合でも多く勝利で終えられるかというと、これも今まで通りインテンシティを高く保ち続けることが重要。ゲームの90分間の中で浮き沈みがあってはいけない。少しでも長く自分たちが攻守においてゲームを支配しながら、しっかりとコントロールすることを意識しながら戦っていく必要がある。」

是が非でも勝ち点3が欲しい明日の試合は、アウェイ埼玉スタジアムで浦和レッズとの対戦です。
古巣戦に燃える武藤選手は「レッズ戦ということで、もしかしたらレイソルサポーターのみなさんも『武藤、決めてこいよ!』と思ってくれてるかもしれないので(笑)、アウェイで難しい試合にはなると思いますけど、レイソルサポーターの声が響くような、そんな展開にしたいと思います」と人一倍意気込みます。

220909_muto.JPG

武藤選手の口からも「レイソルサポーターの声が響くような...」とありましたが、明日の試合はなんと言っても、レイソルにとって初の『声出し応援検証試合』となります。2020年2月22日開幕戦以来の声出し応援。サポーターのみなさんにとっては「待ちに待った」というお気持ちかと思います。選手たちも同じように、この日を心待ちにしていました。
ホーム日立台ではキャパシティの都合上、声出し応援の実現は難しいのが現状ですが、今回埼スタでの声出し応援が決まり、アウェイゲームとはいえ、個人的にもワクワクしています。
この2年で多くのメンバーが入れ替わり、初めてレイソルサポーターの声援を受けて戦うという選手も少なくありません。頼もしい声援を背に戦うことができる喜びを噛みしめながら、持てる力を存分に発揮してくれると信じたいと思います。

声出し応援エリアで観戦されるサポーターのみなさんにとっても、マスクをしながら声を出して応援すること、またそれを90分間継続することは、本当に大変なことかと思います。体力的な消耗はもちろん、息苦しさを感じることもあるかもしれません。そんな時はどうか無理はなさらず、ご自身の体調と相談の上で、久しぶりの声出し応援を楽しんでいただけたら何よりです。
浦和戦は明日19時キックオフ。いつも通りの一体感ある素晴らしい応援で、明日も熱い後押しをよろしくお願いします!

2022年9月 4日

アウェイ磐田戦

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

ドウグラス選手、武藤選手の素晴らしいゴールで2-0で後半へ。「緩めるな!」「次の1点が大事だぞ」。ハーフタイムのロッカーでは、最高の形で前半を終えられた選手たちから自然と声が上がり、気持ちの引き締まりや高揚感が感じられる良い雰囲気でした。後半は、3点目を先に取って勝負を決めることを当然狙いながらも、2-0の時間をどれだけ長くできるかが勝負のポイントだと思っていました。そして後半28分に2-1に。アディショナルも合わせるとあと20分、もう少し粘りたかったという矢先の連続失点でした。

同点にされたのが後半32分。残り時間はまだまだあって、試合の流れやホームジュビロを後押しするスタジアムの物凄い雰囲気の中、これはもう1点失うかもしれない、と正直覚悟しました。そこからさらに決定的なピンチがありましたが、選手たちはそこで良くぞ踏みとどまったと思います。勝ち点1を取るという最低限の仕事はやり遂げました。

もちろん2点リードで追いつかれて、勝ち点2を失ったことは事実で、残念で悔しい思いは選手たちもサポーターの皆さんも同じです。最下位のチーム相手に、、、という声も見かけましたが、ただ、このJ1リーグはそんなに簡単ではありません。ピッチに立てば、ウチが何位だ、相手が下位だ、ということは全くなく、同じ11人同士で戦う試合に変わりありません。昨年はレイソルも残留争いの厳しい戦いの中、今日は上位相手だから勝てなくて仕方ないと思って戦った試合があったでしょうか。相手もJ1に生き残ろうと必死ですし、その気持ちはよくわかります。レイソルのこれまでの戦いを見れば、相手を薙ぎ倒すように勝ってきたというよりも、ギリギリの接戦をものにしてきた。勝って当たり前、みたいな試合などありませんし、そういう慢心や奢りのようなものがこの日の選手たちにあったとは到底思えなかったので。特に前半は素晴らしいサッカーを見せてくれましたし、最後の最後で踏ん張り、あの時間帯でできる最大限の努力をしたと感じています。

ドグ&武藤のコンビ、FC東京戦で結果を残しました。FWのポジションは細谷選手、小屋松選手と合わせて、高いレベルで競争があり、今日はこの2人がスタートから起用されました。34歳と33歳の経験、落ち着き、戦術眼、そして技術。それぞれのゴールシーンは言うまでもなく、彼らが屈指のストライカーであることを実証する素晴らしさでした。古巣ジュビロとの対戦となった大南選手は2人へのアシスト、成長した姿を見せることができました。「武藤さんは動き出しがうまく、ドグはクロスに入ってくるタイミングがうまい」と、2人の動きを見逃さず、前節のゴールに続き復調を見せてくれました。一方で、失点シーンに至るまでの流れ、「ピンチになる前に潰すところで潰さないといけない」と足らなかったところへの反省を口にしました。

この日は、前線2枚が素晴らしくボールを引き出し、中央からサイドから、いろんな起点を作り出し、後の選手から何本もいい縦パスが入っていました。その分、攻撃の時間が増え、全体的に押し上げる時間が長くありました。古賀選手も「前にボールが入れやすい」という良かった面と、一方で「押し込んでいる時のリスク管理が、前節に続いて課題です。攻めている時こそ全員でどう守るかを突き詰めないといけない。でないと、カウンターを受ける回数が多くなってしまいます」と反省がありました。どうしても強度が落ちてしまう時間帯をどう凌ぎ、そして相手を仕留める1点を取るか。まだまだ完全無欠のチームではありません。ここ2試合は課題だったセットプレーの守備での失点はありません。一つ一つの課題を整理して繰り返さないよう修正していく作業が続きます。

来週は土曜日、アウェイでの浦和戦です。古巣対戦となる武藤選手は「もちろん感謝の気持ちがあるチームでいいプレーを見せたい」という一方「レイソルに来て、初めての声出し応援の試合ですね。柏レイソルの応援歌をやっと聞いてプレーできるということで、すごく楽しみにしています」。サポーターの皆さんには制限された応援方法の中、昨年は残留争いに苦しんだチームを辛抱して支えていただき、今季も良い時もあれば、不安定な時期も合わせて応援をいただいて本当にありがとうございます。ベテランも若手も選手たちは持てる力を出し尽くして戦っています、残り6試合も引き続きの後押しをどうかよろしくお願いいたします。

220903_sup.jpg

2022年9月 2日

明日はアウェイ磐田戦

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

まず昨日、来季からの新加入内定選手のお知らせをしました。大学サッカーの名門、流通経済大学のキャプテン、熊澤和希選手が、来季2023シーズンからレイソルの一員となります。大学付属の柏高校時代から全国的に名を馳せたミッドフィルダーで、プレミアリーグでは同い年のレイソルU-18山田雄士選手や森海渡選手とも対戦。また大学では、同じく来季加入が決まっている落合陸選手(東京国際大学)と大学日本代表にも選ばれています。

220902_kuma.jpg

トップ下やボランチを主戦場とし、左右の正確なパスや、プレイスキック、また攻守に渡ってゲームに絡んでいく運動量もあります。180cmのすらっとした体型で、日立台では数日間の練習参加では、高校や大学時代で多くのサッカーファンを沸かせたテクニックの片鱗を見せていました。ネルシーニョ監督も「彼のプレースタイル、技術は非常に高いクオリティを持っていて、ボランチや攻撃的MFをやれるユーティリティさもある。同世代の選手の中でも高度なレベルの選手だと感じている。今後さらに磨きをかけていく必要はあるが、将来性のある選手で、このレイソルで共に高みを目指していってほしい」と評しています。この秋には4年生最後のリーグ戦もありますし、レイソルのサポーターの皆さんには、落合選手と合わせて、ぜひ注目していただければと思います!

また昨日は、ルーキーDFの田中隼人選手が取材対応しました。同日にはU-20アジアカップを目指す、U-19日本代表選手の発表もあり、質問を受けました。「冨樫監督からは世界一を目指していこうと言われています。ただ個人もチームもまだまだそのレベルではないですし、もっともっとレベルアップしていかないといけない」。ここ数試合、先発起用され、ネルシーニョ監督は「パーソナリティがあって技術がしっかりしている。これまでの実戦でもいいところを見せている。今後彼が成長して、レギュラー格として確立していってくれることを期待している」と述べました。彼の持ち味は、左足のパスや展開力、そして188cmの長身も魅力です。井原ヘッドコーチからはヘディングの競り方の指導やコツを教わっています。先日の東京戦では悔しい失点も続き「アダイウトン選手のようなスピードのある選手にもしっかり対応しなければいけない」と授業料は高かったかもしれませんが、身をもって体感したJ1トップクラスの力を知り、これからさらに成長していってくれるはずです。

220902_tana.jpg

明日のジュビロ戦、夕方18時30分のキックオフです。会場はヤマハスタジアムではなく、袋井市のエコパスタジアム。2008年12月29日、天皇杯のトーナメントを駆け上がり、フランサとチュンソンのゴールで逆転決勝進出を決めた懐かしい舞台です。ジュビロは苦しい順位にいますが、だからこそ秘めた力や気持ちが爆発することもあります。レイソルはここ数試合、立ち上がりが良くなく、先制してカウンターを狙っていく得意の試合パターンに持ち込めていません。DF上島選手が出場停止で、チーム全体の総力戦でぶつかっていかなければなりません。簡単な試合などありません。組織的に献身的に、個人個人がチームのために90分最後まで働き続けること。それがレイソルのなすべきこと、その先に勝利という成功があります。明日もスタジアムで、またDAZNでご声援をお願いいたします!