2023年2月12日

ちばぎんカップ

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担当:大重正人

2020年2月22日以来となる、日立台での声出し応援再開の日となりました。この日をレイソルに関わる人たちが本当に楽しみに待ちわびてきました。選手ウォームアップの前からその歌声が聞こえてきましたし、13時過ぎのアップから全開で、日立台に鳴り響いていました。馴染み深い長年のスタンダードから、今年作られた新曲、選手応援歌も増えて、キックオフまでの時間がまた特別なものになりました。多くの応援、手拍子をありがとうございました。0-2から2-2に追いついて、そこで3点目を取れたら、これぞ日立台という最高の雰囲気が蘇っていただろうと想像すると、そこは口惜しい思いです。

レイソルが今年の始動、キャンプからチャレンジしてきたこと、感じとっていただけたと思います。攻撃のクオリティを持った中盤の選手たちが加わり、随所にその個性を見せてくれました。山形から加入の山田康太選手、追撃の一手となるプッシュ、そして後半には右サイドから鋭く精度高い抜群のクロスで細谷選手のヘディングをアシストしました。クロスに至る、右サイドでのサヴィオ選手のコンビネーションもワクワクさせてくれるものでした。

ただ敗れてしまっただけに「今日のように相手が前から来ているなら、シンプルにマオの背後とかで勝負した方が入りは勢いづいたのかなと思う。相手の足が止まってから自分たちがボールを持てば良い攻撃ができる選手は揃っているので、そういう良さが出たのかなと思うので、もう少し相手を見て自分たちのやりたいことを変えられたらよかったと思う」と反省の言葉がありました。それでも新しい黄色い背番号11が見せてくれたインパクト、日立台のサポーターに強く届いたことと思います。

他にも、真のエースとして期待される細谷選手にゴールが生まれ、また1点目に繋がった仙頭&小屋松コンビの熟練度は評判通りでした。高嶺選手の展開力とキック、そこに狂犬と言われる守備の激しさが増せば、また強度の高い中盤になっていくことでしょう。ルーキー山本桜大選手は、まだ高校を卒業していない18歳、キャンプからのアピールや存在感を見せていましたし、今日も初舞台とは思えないほど躍動していました。

ただチーム全体として球際の強さは監督も触れていたように相手のジェフの方が優っていましたし、新しい選手が加わった最終ラインの連携は試合を重ねながら深めて行かなければいけません。今季TMでここまで戦ってきた相手とは、プレッシャーの速さや強さが違っていましたし、来週から戦うJ1のチームはもっと速く強いでしょう。慢心もせず、悲観もせず、自分たちがやるべきことにフォーカスして伸ばしていくことです。ただ、久々の勝利が欲しい。この思いは来週の開幕戦で何とか成し遂げたいものです。チケットの売れ行きも好調です。素晴らしかった今日を、さらに超える日立台になるように、今シーズンもどうぞ応援をよろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。