2024年4月23日

明日はルヴァン群馬戦

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担当:大重正人

4月12日のアウェイ浦和戦以来、12日ぶりの公式戦となります。ルヴァンカップの2回戦、アウェイでのザスパ群馬戦です。ルヴァンカップは、今年から大きくレギュレーションが変わりました。原則J1クラブだけの出場でしたが、J2、J3のクラブをすべて合わせた60クラブによるトーナメントに。2回戦から登場するレイソルは、相模原との1回戦を制した群馬との対戦に挑みます。また今大会より、試合登録メンバーがリーグ戦から2人増えて、20人が登録可能となりました。交代枠はリーグ戦と同様で5人または3回までに変わりありません。リーグ戦からトーナメントに変わって試合数が減ってしまう実情もありますが、1試合だけで見れば選手たちにとっては出場のチャンスが増え、モチベーションにもつながる改訂です。

レイソルには長い長い連戦が待っています。少なくともここから6月2日まで10連戦、明日のルヴァンを勝てば6月16日まで14試合が続きます。チームの総力が問われます。ただ、先日の浦和戦ではオリンピック予選で細谷選手と関根選手を欠き心配された方もいらっしゃったかもしれませんが、そんな声を掻き消すように、レイソルの選手たちはブレずに力強く勝ち切りました。

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井原監督も「浦和戦では二人が抜けてメンバーが少し変わっても、みんなが積み上げてきたものを表現してくれた。誰が出ても同じ役割ができるように積み上げてきたし、試合に絡まない時期でも選手たちは常に準備して努力し続けてきた。そういうところは我々もスタッフも見ているし、今季の新たな競争の中で、試合に出たときにしっかり良いパフォーマンスができるようにと、選手には働きかけていた。そのチャンスを得た選手が結果を残してくれた」と、ひとつの成果を見せてくれた選手たちを称えました。

ここからの試合は、これまでの中心選手に加え、新たに活躍する選手の台頭が不可欠です。チームとしてのクオリティ、強度を落とすことなく、いかに多くの試合を戦えるか。現在リーグで8位と上位も狙える位置にいる今、このルヴァンカップをしっかり勝ち切って、リーグ戦に繋げていきたいところです。

ザスパには、縁のある選手がいます。細貝萌選手は、2017年と18年にレイソルでプレー。最近発売された自著に書かれていますが、レイソルからタイのブリーラムに移籍する際のメディカルチェックで異常が見つかり、選手生命が危ぶまれるほどの状況でした。手術が無事に成功し、2021年途中から生まれ故郷の群馬でプレーを続けています。

もう一人、25歳のDF城和隼颯(しろわ はやて)選手は、レイソルU-15から18時代、古賀太陽選手とともに最終ラインを組んでいました。法政大を経て群馬でプロ入り。今季は1試合平均の自陣パス数がリーグ3位と、チームの中心としてプレーを続けています。リーグ戦で20位と振るっていない中、それだけに1試合1試合に勝利を求める思いは強いはずです。

延長、PK戦も含めて、何よりも勝ち切るという結果が求められる試合です。去年味わったカップ戦のファイナルと、悔しい準優勝という結果を塗り替えるためには、またあの場所に戻らなければなりません。その一歩となる大事な試合です。現地でスカパー!などでの中継でどうぞご声援ください!