2024年4月28日

鳥栖戦

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担当:大重正人

試合前の時点でピッチ上は33.9度という季節外れの猛暑でした。前半途中、SS席のコンコースを通った時、暑さと試合に疲れてしまったのか、小さなお子さんが保護者の方の腕の中でお昼寝していて、ベンチがいっぱいでした。託児所でも多くのご利用があり、このゴールデンウィークに多くの家族づれにお越しいただいてありがとうございました。11648人のご来場をいただき、誠にありがとうございました。試合前、ピッチを取り巻くように黄色のユニフォームが揺れ動き、整った手拍子を熱い歌声で、今日も日立台がホームで良かったと心から思えた日曜でした。

「今日はゲームの入りが悪かった。暑さもあってか、いつものようにアグレッシブに行けなかった」と井原監督が振り返ったように、立ち上がりからレイソルが自陣に押し込まれる時間が続きました。ファウルからのセットプレーのピンチ、ゴールからかなり遠い場所でしたし、ヘディングした相手の態勢も崩れていながら、GK松本選手の頭上を超えてしまいました。ただ失点した時間も早く、選手たちもサポーターも、さあここからという雰囲気を作り出しながら戦うことができました。

相手がブロックで構える時間も長かったことで、レイソルはしっかりビルドアップから敵陣に攻め込んでいきました。サイドの深い位置で起点を作り、それをさらに追い越していく連動したサイドアタックが今日も効果的でした。惜しいチャンスを何回か決められなかったものの、前半40分についに同点に追い付きます。左サイドのスローインからのボールの奪い合いから、小屋松選手のポストプレーにサヴィオ選手が抜け出し、左サイド深くから折り返し。「僕は身長がないんでヘディングは難しいと思って、マイナスで構えました」という島村選手がシュート。GKが弾いたところをプッシュして、レイソル初ゴール、J1初ゴールを日立台で決めました!

一昨日、NHK BS「Jリーグタイム」の取材があり、「早くゴールを決めたいです」と熱望していたところで、2日後の有言実行。チームメイトとピッチで抱き合い、そしてベンチ脇のリザーブメンバーの元へ、これ以上ない嬉しそうな満面の笑みで駆け寄りました。「J1でこれだけやれるとは思っていませんでした。最初は今年はJ1の強度に慣れていくというつもりだったし、最初の練習でミツくんに吹っ飛ばされて、悠悟にめっちゃ笑われました」。ただ、そうしたトレーニングの中で相手との接触を避けたり、密集をかいくぐるところだったり、自分の持ち味であるドリブルやアシストを発揮し、チームメイトやスタッフにも認められる存在となりました。今夜のJリーグタイムでは、試合後すぐの取れたてメッセージも含めて、タクの特集をどうぞお楽しみに。

後半は「鳥栖さんが思ったよりも引いてきた」(井原監督)という状況で、さらにレイソルがボールを保持し、ゴール前に迫る回数が増えました。途中出場の木下選手や武藤選手が惜しいシュートを放つなどしましたが、相手の懸命の守りを最後まで破れずタイムアップ。島村選手は「追加点を取れなかったという課題は続いています。でもチャンスを作れていますし、マイナスに考えすぎずに続けていきたい」と振り返りました。後半のシュート数はレイソル9本に対し、サガンは0本。試合内容も含めて決して悪い流れではないだけに、ボールムーブやチャンスメイクは焦れずに愚直に続けていくこと、そしてシュートとゴールへのこだわり、集中を高めていくことで、来る町田、鹿島という強敵から3ポイントを奪いたいところです。

チケット担当によれば、5月6日の鹿島戦はほぼチケット完売とのことです。残数があるうちに、お早めにお買い求めください!3日アウェイ町田戦も含めて、引き続きのご声援をよろしくお願いいたします。今日の猛暑で体調を崩されないように、くれぐれご自愛ください。

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