2025年9月19日

総力戦

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担当:長谷川


先日、アウェイでタイトルを争う神戸との一戦に臨みました。結果は皆さんもご存じの通り、上位対決に相応しい常に緊張感があるヒリヒリするような90分でした。

順位の近い相手との試合は、今後を行方を占う意味で数字上の「勝点3」以上の価値があるいわゆる「6ポイントゲーム」と呼ばれるものでしたが、お互いのスタイルを発揮しながらも譲らない「意地」も見せた結果のスコアレスドローでした。

今シーズンここまでのレイソルは「勝てば首位浮上」「上位との直接対決」といった試合でなかなか結果が伴わず、実際に第29節終了時点(一部クラブは30試合消化)で勝点50以上積み上げているチームとの対戦では、残念ながらここまで勝点3獲得には至っていません。(vs京都/2分、vs鹿島/2敗、vs神戸/1分1敗、vs町田/1敗、vs広島/1分)

首位との勝点差は「1」と好位置につけていること、今後生じるACLE参加クラブとの日程の差、それに伴う消化試合数などタイトル獲得に向けて前向きな要素はいくつもあります。

しかしその状況でも誰一人驕ることなく、勝っても引き締めた表情をしている選手たちは、常に向上心を持ちながら目の前の試合での「勝利」を掴むことだけにフォーカスして日々、良い準備を続けています。

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そんな中で明日のアウェイゲームから3連戦を迎えます。特に第30節C大阪戦から第31節の広島戦は中2日というタイトな日程の中で戦わなくてはなりません。

どうしてもコンディション面での不安要素は拭えませんが、戦う前から言い訳を探すようなチームではないことは皆さんもご存じかと思いますし、「戦力になる選手が11人しかいない」なんてことがあり得ないことはもっとお分かりではないでしょうか。

先日の取材対応にて、この3連戦でどの試合を重要視しているか問われたリカルド監督は「3試合全てを重要視しているし、選手たちには常々伝えているが、試合は11人だけで戦うものではない。

勝つためには全員が必要だし、このシーズン終盤戦に『チームの勝利に貢献したい』という選手がより多くいた方がチームとしては強い。そういう意味でも11人だけではなく、全員でこの連戦を乗り越えていきたい」と話しました。

そうチームを評していることの裏付けとして、今シーズンは出場停止やコンディション不良の選手が出てしまう状況で迎える試合がいくつかありましたが、その度に代わって出場した選手たちがチーム力を落とすことなく補って余りあるパフォーマンスで幾度となくチームを勝利に導いてくれた経験があることが大きいのではないかと思います。

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「交代枠が3人から5人へ変更になり、どのチームもより強度が高くなった現代サッカーにおいて、11人だけで勝つ試合というのはほぼ起こりづらい。

途中出場の選手が試合の勝利に大きく貢献していることは国際大会などの主要大会でのレポートにもある通り、それは明白な事実。スタメンで起用できる能力を持っていても、あえて途中投入することも時にはある。

そんな中で我々のチームにはエゴイスティックな選手はおらず、誰もがチームのために仕事するということを理解した上で日々取り組んでくれている。プレーする時間が多くない選手の方がチームの中では多いにもかかわらず、誰一人嫌な顔をすることもない。

私が指導してきたチームの中でも最も素晴らしいチームであると同時に、こういった選手たちを揃えてくれた強化部の素晴らしい仕事もあって今シーズンの成績に繋がっていると思う(リカルド監督)」

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明日の試合を含めたリーグ戦9試合、ルヴァンカップも含めて最大で残り12試合。ここからもこれまでと同じく、苦しい状況が発生する可能性はあります。誰一人として欠けることなく戦うことがベストではありますが、一方で誰かがいなかったとしても試合は待ってくれないし、前に進まないといけません。

今だって負傷で悔しい気持ちを持ちながらピッチから離れている選手もいます。そういう選手の気持ちを背負いながらも「誰かがいないから」と不安に思うのではなく、「誰が出ても大丈夫」と思えるだけのチーム力を今シーズンは見せてくれているので、連戦であっても自信を持って乗り越えていけると思っています。

古賀太陽選手は「ここからは総合力で上回るチームが上に行く。耐えないといけない場面でどれだけ全員が身体を張れるか。この9月の連戦をどう乗り越えるかで優勝争いの最後の最後まで食らいついていけるかどうかに関わってくる」と話す通り、選手たちはこの成績であっても慢心や緩みを見せることは一切しません。

ここから先は真のチーム力が問われます。どれだけ自分たちを信じてやり続けることができるか。チームはもちろんですが、ピッチに立つ選手たちを信じてレイソルに関わる全ての皆さまと一緒に戦っていきたいと思います。

明日も力強い後押し、よろしくお願いいたします!

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2025年9月 6日

明日はホーム横浜F・マリノス戦

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担当:大木

3月20日アスルクラロ沼津戦から始まった、今季のルヴァンカップの戦い。
皆さんご存知の通り、柏レイソルはグループステージ、ノックアウトステージを勝ち進み、現在準々決勝のステージに立っています。

先日9月3日(水)にアウェイ日産スタジアムで行われた、横浜F・マリノスとの準々決勝第1戦。
後半1失点してしまったものの、ジエゴ、セガちゃんがそれぞれ1ゴール、そしてカキが2ゴールの活躍を収め、3点差のアドバンテージを持ったうえで明日の第2戦に臨むことになりました。それでも試合直後のインタビューで、リカルド監督が試合を振り返り「決して簡単な試合ではなかった」と第一声で語ったように、スコア以上にハードな戦いを経ての勝利だったように感じます。
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もちろん第1戦終了直後にピッチでは喜びの輪は出来ていましたが、レイソルサポーターの皆さんの前に並んであいさつに立った選手たちの表情を見ていると、もう次の90分に向けての準備がすでに始まっていたように思います。
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「第1戦、第2戦を合わせて約180分の試合のうち、今は前半90分を終えている状態。明日の試合は、後半残りの90分。明日、必ず勝利で決着をつける」。全員が言葉に出さずとも、ピッチでの戦いやベンチメンバーを含め全員の立ち振る舞いから、そんな想いが伝わってきました。そして明日は、日立台でさらに多くのレイソルサポーターの皆さんとともに戦うことができるということ、この上ない私たちの最大の武器です。準決勝進出の瞬間をともに迎えられるよう、一緒に戦っていただけたらと思います。

最後に明日のスペシャルゲストのお話を。
演歌歌手の「辰巳ゆうとさん」を日立台にお迎えします。
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「かーきたー かーきたー ゴールをきーめてくーれー」でお馴染み、カキの応援歌の原曲でもあります「迷宮のマリア」を歌唱されていて、今一番話題と言っても過言ではない演歌界のスターのお一人です。

遡ること、約2ヶ月前。カキの誕生日である7月14日当日に、辰巳ゆうとさんがSNSでカキへのバースデーメッセージと応援歌のプレゼントを披露してくださったことから「辰巳さんに、日立台で応援歌を歌ってほしい!」計画がスタートしました。もちろん、社内の人間で演歌界に知り合いがいるなんてこともなく。マーケティング部の担当スタッフが、辰巳さんご所属事務所の「お問い合わせフォーム」にご相談のメッセージを送るところから始まりました。ただし、辰巳さんご本人は全国ツアーの真っ只中。大変お忙しい中、試合とご予定が噛み合うのか・・・という不安もあった中、この日のためになんとか予定を調整して、ご来場が実現したそうです。

そんないろんな想いや期待が込められている明日のスペシャルライブは、明日の17:45頃よりピッチ上にて行われます。「迷宮のマリア(垣田選手応援歌ver)」と、新曲の「運命の夏」の豪華2曲を披露いただきますので、ぜひ皆さんお早めにスタジアムへ!辰巳さんとともに、特別な時間を楽しんでまいりましょう!お待ちしております!!
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