2026年1月14日

新シーズン始動

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担当:長谷川

2026年初めてのブログ更新ということで改めまして皆さま、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

という挨拶を何度もしている時期がはるか昔のように感じられるほど、新シーズンの開幕に向けて慌ただしい日々が続いていました。

今年8月に開幕する26/27シーズン前に開催される「Jリーグ百年構想リーグ」というシーズン移行前の特別大会の開幕戦が例年より早い2月の第1週に行われることから、各チームの始動も例年より前倒しになりました。レイソルも例に漏れず1/5(月)の公開練習からチームが動き出しました。

その日の午前中に行われた結団式にて昨シーズン最終節翌日に開催されたファン感謝デー以来、およそ1ヶ月ぶりに顔を合わせたチームでしたが、短いOFFの間にもコンディションを整えながら初日を迎えた選手たちの表情は、1ヶ月前のリーグタイトルを争っていた時と何ら変わらない顔つきでした。

「去年も素晴らしいシーズンだったが、勝点1足りなかった。だからこそ現状に満足することなく、タイトルをもぎ取ることにフォーカスし、日本で最高のクラブを目指して日々努力を重ねていこう」。始動日のトレーニング前に行われた結団式でリカルド監督は、そう選手たちに伝えました。

もうまもなく折り返しを迎えようとしているキャンプでは、新しく加わった選手たちを含めて実戦形式のトレーニングで精度を高める作業を続けています。

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「(半年はイレギュラーなシーズンになるが)昨シーズンと変わらず1試合1試合良い準備をして挑みたい(小島亨介選手)」「今年は自分がチームの中心となってやっていく(中川敦瑛選手)」「日立台で成長した姿を見せたい(土屋巧選手)」。
選手個々に立場が違えば感じている部分は違うかもしれませんが、2013年のヤマザキナビスコカップ以来遠ざかる国内タイトル奪取へ、視線の先は全員が同じ方向を向いています。
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「昨シーズン、優勝争いができたのは一人一人がチームのためにプレーし続けたから。自分のエゴではなくチームのために戦い続ける。その団結心こそが我々の最大の武器だ(リカルド監督)」。冒頭の結団式で、昨シーズンも何度も選手たちに伝えてきた「一体感を持つことの重要性」を改めて話したリカルド監督のもと、試行錯誤を繰り返した昨シーズンの開幕前と違い、大きな野心と小さくない自信を携えて向かう次なるシーズンは、皆さまの大きな期待を背負って臨んでいきます。

まずはこのキャンプを充実した時間にできるよう、日々のトレーニングを重ねていければと思いますし、我々広報チームもできる限りその様子をお伝えできるよう努めていきたいと思います。
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そして最後になりますが、昨年6月で耐震工事による建て替えのため休館となっていた指宿いわさきホテルさんですが、「レイソルさんのために」とキャンプ期間中のみ特別に受け入れをしていただいております。岩崎社長をはじめ従業員の方は昨シーズンのホーム・アウェイともに試合会場までお越しくださり、チームへ声援を送ってくださいました。休館中にも関わらず不自由なことなど何一つない環境を提供してくださったことへの感謝を忘れず、この2週間を有意義な時間にしていきたいと思います!
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2025年12月30日

2025年の最後に

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担当:大重正人

去年のことです。2024年12月8日、リーグ最終節の札幌ドームです。

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この年、自分の中で楽しみにしていたことがありました。細谷真大、熊坂光希、鵜木郁哉、2001年生まれでアカデミー育ちの3人が同時出場することでした。コウキが大学経由でレイソルでプロになり、フミヤが水戸への期限付き移籍から復帰し、そしてマオがチームのエースとして成長しました。そんな期待を抱いていた1年でしたが、フミとコウキが出場した時期がちょうどズレたりして、このまま叶わないまま終わってしまうかなと諦めかけたアディショナルタイム直前でした。アップしていたフミが井原監督に呼ばれて、3人がついに同時にピッチに立ちました。タイムアップまでたった数分でした。なんとか3人が一緒にファインダーに収まる瞬間を探して、なんとか撮れた一枚でした。

試合後に触れたかったのですが、辛くも残留を決め、最終節はブーイングをいただくような内容の試合でした。3人にコメントを聞いたり、対外的にも話題にすることもできないような雰囲気で、その日は残念ながら胸にしまいました。今、その写真を見返すと、馬場ちゃんがいたり、コヤがいたりしますね。

サッカー選手たちの1年1年は、長くはないプロサッカー人生の中で、その毎年が人生を懸けた勝負で、去年と、今年と、また来年では、思いもしない状況に変わっているかもしれません。今年の始めに出会いがあり、そして今年のオフも寂しい別れの時がきました。自分の人生に置き換えてみてください。今いる場所が大好きで、ずっとこの仲間と一緒にいたい。それでも自分だけじゃない事情だったり、自分の成長のためだったり、また何か殻を破っていかないといけないと決心することもあるでしょう。そんな局面で、進学する学校を変えたり、職場を移ったり、誰にでもあると思います。そんな重い決断を否定されたくないし、誰も否定することはできないでしょう。

この前、フミが日立台の事務所に挨拶に来てくれました。いつも笑顔で明るいフミですが、次のチームが決まるまでの間、本当に苦しかったです、と胸の内を明かしてくれました。フミやクマ、瑛ちゃんに新天地が決まったことはとても嬉しく思いますし、ジエゴからもそんな話が届くことを日々祈っています。この素晴らしい1年をレイソルに関わるみんなに届けてくれた選手たちに感謝し、そしてまた彼らが別々のチームになったとしても、また応援を続けていきたいと思います。またスタジアムで会いましょう!

そして、柏レイソルを応援いただいた皆様、本当にありがとうございました。
よいお年をお過ごしください。

2025年12月 5日

明日は最終戦

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担当:大重正人

今季最終戦を明日に控えます。勝点1差で首位鹿島を追い、優勝をめざす立場として、今日は古賀太陽選手が特別に取材を受けました。

対戦するFC町田ゼルビアには、レイソルアカデミー出身の中山雄太選手がいます。「雄太くんは学年的にイチサン(高校1年と3年)の関係性で、僕としてはとにかくずっと雄太くんをリスペクトして過ごしてきたので、実際このピッチで対峙できるっていうのはすごく楽しみな気持ち。雄太くん自身も特別な思いを持ってピッチに立ってくると思うんで。でも、もちろん負ける気はサラサラないですし、やっぱりレイソルっていいチームだなって思ってもらえるようなパフォーマンスを、僕としても、チームとしても発揮できるような試合にしたいです」。レイソルを離れてから何度か日立台にも来てくれた中山選手に、今のレイソルがどう映っているか。そこは自分も太陽と同じような気持ちです。

今年、2回も優勝が懸かる試合を戦えるなんて、とても名誉で、嬉しいことです。信じられないという思いもないわけではありませんが、それでも今年1月の始動から新生リカルドレイソルが見せてきたサッカー、チームの雰囲気、成長や自信を深めていく姿を見てきた立場として、これは偶然でも奇跡でもなかったと言い切れます。この日々は太陽のように明るく輝き、Jリーグに新しい光を照らしてきました。

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そこには、柏レイソルの一員である、ファン・サポーターのみなさんの大きな大きな力添えがありました。チームが苦しかった時代にも、ぐっと堪えながら励ましの姿勢を貫き通してくださいました。今の、今年のレイソルがあるのは、間違いなくみなさんのおかげです。今、レイソルはタイトルを狙っている。胸を張って、そう言える状況にあります。新しい星を掴みたい。そんなサポーター、選手やチーム、そして我々フロントの積年の思いが、この2つのムービーになりました。明日12月6日が、12月3日に続く記念日になるように。さあ行くぞ、柏。


2025年11月29日

明日はアウェイ新潟戦

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担当:大重正人

ルヴァンカップ決勝戦に始まったこの11月、もう1ヶ月が終わろうとしています。あのファイナルに向けて、チームもサポーターの皆さんも今持っている柏レイソルの力を全てぶつけ、そして夢叶いませんでした。

「負けた理由もわかってるし、悔しかったですし、やりきれない思いみたいなものはありましたけど、でもなんかまだ優勝に届く、届ききる力がなかったなっていうふうに素直に思った。でも落ち込んでて、次のリーグ戦の名古屋戦で良いパフォーマンスができなかったじゃん、そんなのはつまらなすぎるなと思ったので、自分は切り替えられました」。小泉選手は失意の選手たちの中にあっても、いち早く強く前を向いてチームを牽引してきました。

名古屋戦は、相手のオウンゴールによる1点のみ。1-0と最小得点差の試合ではありましたが、相手のロングスローを跳ね返し、そして今季リーグ最多となる18度目のクリーンシートとなる完封勝利でした。ゴールを守ったGK小島選手です。「僕としてはやっぱりルヴァンで取れなかった分、リーグ戦はしっかり取りたいっていう気持ち。ただ、やるべきことは変わらないというか、強い気持ちは持つんだけれども、それで空回りしてしまったら問題なので、自分たちとしてはしっかり地に足つけて、今までやってきたことをしっかり出していくっていうところが大事だと思います。それが結果的に勝利に繋がってくると思うし、変に力を入れてやるっていうよりかは、自分たちらしくっていうところは大事にしたいなと思っています」。常に安定したパフォーマンスを続けてきた裏には、こうしたコジのぶれないメンタル、落ち着きが、この結果をもたらしているんだと思います。古巣ホームの特別な一戦に向けて準備を続けてきました。

古賀選手も同じように、自分たちを見つめ、安定した気持ちとプレーを続けてきました。ファイナルでもリーグ戦でも全てが大事な1試合1試合に変わりなく、常に全力を尽くしてきたという自負が伺えます。「確かになかなか上位に勝点3を取れきれてないこと、勝てば首位というような状況で勝ちきれない試合があったのも事実ですけど、そこは自分たちの実力として受け入れてはいますし、認めなきゃいけないところ。ただ、僕らとしては他の試合も同じような重みを持った試合が続いてきたとは思っているし、そういう試合を勝ち勝ってこられたからこそ、今この順位にいるとは思っています。ルヴァンのファイナルは勝てなかったけど、それ以外の大事な試合ではしっかり勝ってきているし、このリーグ戦も1つ落としたらもう優勝争いから離脱するような場面でも勝ち続けているのは、今シーズン積み上げてきたものが現れている。そこに対してはみんなが自信を持てているんじゃないかなと思います」

リカルド監督は、明日対戦する新潟に対して、そして日本のサッカーの文化について、リスペクトのこもった言葉を残しました。「次に対戦する新潟さんは、ここ最近の神戸戦で、降格が決まっていたにも関わらず、2-0で負けているところから追いつくということを成し遂げられる能力を持つ危険なチーム。そういう意味で、今回も我々は気を引き締めて試合に臨まなければいけないと思います。他の国では、降格が決まったチームがやはりもう気持ちが切れて勝利にこだわれないプレーをするというのがある中で、一方日本ではそのようなチームを見たことは1度もありません。降格が決まったチームでも、最終節まで気持ちを込めて戦うチームばかりですし、特に日本はホームでの最終戦というところを重要視する文化があると思います。そして今回、新潟にとってのホーム最終戦で、選手たちも、そしてサポーターたちもモチベーション高く臨んでくる。決して簡単な試合になるとは全く思っていないですし、それは我々もそのように捉えています」

リカルド監督は、常に胸を張って、チームの先頭に立ち、選手たちを鼓舞し、私たちをこの場所へと導いてきました。「まずは昨シーズンまでのこのクラブの成績を考えると、今シーズン、シーズン終盤のあと2試合残した中でリーグ優勝を争う立ち位置にいるというのは、誰もが多くの喜びを感じる素晴らしい瞬間だと思います。このような時間を過ごすことができているのは、まさしくこのクラブに携わる全ての人々が力を合わせたからこそ成し遂げられた状況かと思います」

そんな監督の言葉は、レイソルに関わる皆さんも同じ気持ちでしょう。それを少しでも形にできればと準備してきたのが、昨日公開した20分の動画でした。ここ数年、そして過去の3度の降格の苦しい時期。タイトルを連続して獲得した時代。良い時もそうでない時も、いつもレイソルに思いを馳せ、歯を食いしばって戦う選手たちを熱く支え、同じ時を過ごしてきたファミリーです。今季スタジアムでレイソルへの思いを言葉にしてインタビューにご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。選手やスタッフたちの胸にもきっと届いています。そしてYouTubeやSNSでの多くのコメントを拝見しています。今年一年を通して皆さんからのお言葉が広報チームにとっても大きな励みとなりました。

まずは、明日の試合。大変多くの方々がビッグスワンに来てくださると聞いています。このスタンドがもっともっと黄色に染まることでしょう。まず一歩、前に進めるように、ご声援をどうぞよろしくお願いいたします。

No REYSOL, No LIFE。

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2025年11月21日

若きレイソル戦士の話

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担当:大木

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今週末J1リーグの試合開催はありませんが、本日11/21(金)と11/23(日)にかけて、アカデミー関連でお知らせしたいトピックスがあります。

まず本日11/21(金)。現在カタールにて開催中の『FIFA U-17ワールドカップ 2025カタール』に、日本代表メンバーとして柏レイソルU-18から選出された川本大善選手、長南開史選手の2名が参加しています。グループステージを首位で勝ち抜けると、ラウンド32では南アフリカ代表に3-0で勝利、ラウンド16では川本選手も先発出場した北朝鮮代表戦。PK戦の末勝利し、実に14年ぶりの準々決勝進出を決めています。

そんな歴史的な快進撃の中行われる準々決勝は、オーストリア代表と本日21:30キックオフにて行われます。長南選手は残念ながら今節出場停止となっていますが、ぜひ今夜の準々決勝に勝利し、準決勝での躍動に期待しましょう!

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そして11/23(日)には、U-18のプレミアリーグEAST第19節横浜FCユース戦と、U-12の全日本U12サッカー選手権大会 千葉県予選決勝戦が控えています。
U-18は前節終了時点で12チーム中8位につけていますが、9位以下のチームとも勝点差が詰まっており、まだ残留は確定できていない状況。23日の横浜FC戦に勝利すれば残留に大きく近づくという大事な一戦です。こちらはゼロワットパワーフィールド柏(日立台人工芝グランド)にて11:00キックオフとなっています。

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U-12も、全国大会出場の切符をかけた大一番。そして、なんとその対戦相手は『柏レイソルA.A.TOR'82』と、奇しくも『レイソル対決』が行われることになりました。もちろんレイソル関係者たちはどちらのチームにも全国出場権を手にして欲しい気持ちはありますが、用意されている切符は1枚のみ。熱戦必須です。こちらは白井市総合運動公園陸上競技場にて13:30キックオフです!

大変有り難いことに『柏の育成 俺達の宝』というお言葉をサポーターの方たちから頂いている、柏レイソルアカデミー。この言葉を裏付けるように、現在トップチームには柏レイソルアカデミー出身選手が10名、さらに期限付き移籍中の選手も含めれば15名在籍しており、これは数あるJクラブの中でもトップ層に入る数字です。

まだまだ私自身アカデミーに関して勉強が必要な立場ではあるのですが、短いながらに柏レイソルで見てきた景色、そして過去にお世話になったクラブでアカデミーに携わった経験から、アカデミー選手たちへのご声援、サポートは間違いなくクラブの未来に繋がるのではないかと感じています。公式戦の会場にユニフォームや応援グッズを身につけたサポーターの方がいてくださるということ、トップチームさながらに応援歌を歌ってもらったり、横断幕を出していただいたり、激励の声をいただくということは、皆さんが感じられている以上に選手たちの記憶には残り続けています。

タイヨウに、アカデミー時代に応援してくれていた方たちについて少し話を聞いてみました。
「もちろん覚えてます。僕の時は毎試合、太鼓を叩いて応援してくれた方もいて、おそらく保護者ではない方も、応援歌を歌ってくれていた記憶があります。トップチームに昇格してからも、頻繁に試合を見に来てくれていて、最近では公開練習でもお見かけしましたし、ずっと覚えていますよ」と語ってくれました。

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現在のアカデミー選手たちも注目していただけることについてとても嬉しそうにしているので、それについても投げかけてみると「U-18プレミアリーグなどは多少メディアが入っていると思いますが、細かい部分、個人個人にまではなかなかフォーカスされないことも少なくない。それでもアカデミーの試合にも来てくださる方の中には、ちゃんとプレーを見てくれていたり、僕たちの人間性みたいなところまでもしっかり見てくれる大人の方がいた。そこはみんな嬉しかったんじゃないかな」と、当時を懐かしみながら振り返ってくれました。これはきっと、タイヨウ以外の選手たちも同じ気持ちを持ってくれていると思います。

今のアカデミー選手たちの未来の中で、『アカデミー時代に皆さんに大切にしてもらった』ということがレイソルを選んでくれる理由の一つになるかもしれません。そういった意味でも、今のアカデミー選手たちを応援することが彼らの成長に糧になることはもちろん、これからもレイソルに楽しみな未来をもたらしてくれることにつながるのではないかと思います。自分自身も、広報担当としてアカデミーの情報発信という形で少しでも力になっていきたい、そう改めて身が引き締まる今日この頃でした。

同じレイソルの仲間であるアカデミーの試合に、皆さまぜひ足を運んでいただけたらと思います!

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2025年11月15日

敗戦がもたらすもの

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担当:長谷川

ルヴァンカップ決勝での敗戦後、どうしても欲しかった名古屋戦での勝点3を掴みきって、リーグは2週間の中断期間に入りました。

名古屋戦前の選手たちは前向きな言葉を口にはしていたものの、タイトルを目の前で逃したショックは少なからずあったようで「(チームに)少なからずダメージはまだ残っていると思っていたし、僕自身にもあった(小島亨介)」「自分自身(名古屋戦前のトレーニングでは)うまく切り替えることができていなかった(中川敦瑛)」と難しい1週間を過ごしていました。

広島との決勝戦前はリーグ戦9戦負けなし、ルヴァンカップに限ると特に準決勝を劇的な形で制した上で掴んだFINALへの切符だっただけに、間違いなくレイソルには勢いがありました。

でもタイトルには届きませんでした。「そこまで悲観するような試合ではなかったと思う(垣田裕暉)」とコメントした通り、圧倒的なチームとしての差があったわけではなかったと思いますが、一方で結果として1−3というスコアはタイトルを掴む上で「何かが足りなかった」ことの証左でもあります。

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「相手は自分たちのことを相当研究して、自分たちのウィークポイントを突いてきたと思うし、自分たちのストロングポイントも出させないような戦いにしてきた。ロングスローもあれは本当にしっかり狙われたものだったし、それに対しての回答を自分たちが持ち合わせていなかった。細々とした個人戦術から技術から、あとはチームの戦術としても力が足りなかったなと思う(小泉佳穂)」。

実際に名古屋戦でも相手のロングスローの場面もありました。しかしレイソルもあの敗戦から得た教訓として、セットプレーを含めてしっかりと相手の攻撃を跳ね返し続け、苦しみながらもクリーンシートで試合を制しました。

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勝つことで得られる勝点といった数字はもちろん、ある種の「成功体験≠自信」というメンタリティは何にも代え難いものではありますが、敗戦したからこそ得られる教訓も同じくらいの価値があります。それも経験したで終わるのではなく、生かしてこそ初めてその意味がもたらされるものです。

そういう意味では「この間の敗戦の後に改めて勝とうと、勝ちを目指すという姿勢をしっかりとピッチの上で証明して表現してくれた。そして価値ある勝点3を全員の力で勝ち取ることができた(リカルド監督)」とチームにとっては結果としても、メンタル面でも大きな意味を持った名古屋戦の勝利だったと思います。

そして名古屋戦後、2つのトピックがありました。

1つ目はリカルド監督が10月の「2025明治安田Jリーグ月間優秀監督賞」を受賞し、首位鹿島の鬼木監督と並ぶ今シーズン2度目の受賞者となりました。

「個人を表彰するこのような賞がチームとして獲得できる大きな成功や賞につながり、サポーターのみなさんと共に祝福し合えることを願っています」というリカルド監督のコメントの通り、チームの視線は目標である「リーグタイトル獲得」に向かっています。

「『監督』はチームを写す鏡のような存在でなければならない」と常に前向きな姿勢で熱く戦うリカルド監督のもと、さらに一体感を持って残り2戦に臨みます。

2つ目は山田雄士選手の負傷離脱です。シーズン序盤はなかなかメンバーに入れない時期を過ごしましたが、中盤戦以降は中川選手とダブルボランチを組んで、躍進するチームを支えました。

第35節のホーム・横浜FC戦では、相手は残留争い中で是が非でも勝点3を狙う難しい試合展開の中、試合の均衡を破る素晴らしいミドルシュートを突き刺し、勝利に貢献。しかし、この試合を最後に離脱することとなってしまいました。

このタイミングでピッチを離れざるを得ないことは本人としても非常に悔しい想いがあると思いますが、一方でここまで一緒に戦ってきた仲間たちが必ず良い結果を掴んでくれることを信じているでしょうし、彼らもまた「ヤマのために」という想いを抱いて残り2戦を戦ってくれると思います。

つらいこともあった11月は、すでに半分が過ぎようとしています。そして、長かったシーズンもあっという間にクライマックスに突入しています。

皆が望むリーグ優勝の行方は他力前提にはなりますが、チャンスは充分にあります。つらい瞬間、苦しかった経験を「あの時があったから」と生かすも殺すも自分たち次第。

次節まで少し時間が空きますが、それぞれの立場でできることに集中し、全員で歓喜の瞬間を迎えましょう!

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2025年11月 7日

明日は名古屋戦

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担当:大重正人

ルヴァンカップ決勝戦から、はや6日が経ちました。あの国立に向けて、選手やチームスタッフはもちろん、国立を黄色に染め上げるために何日もかけて準備してくださったサポーターの皆さん。激励の投稿を送ってくださった柏市役所の方。多くのスポンサー企業の方々もスタジアムに駆けつけてくださいました。レイソルに関わる全ての人がすべての思いを注ぎ、結集した一日でした。

我々広報も、このファイナルに向け、ここ数週は相当数の取材依頼をいただいての対応を行ったり、またムービーを2つ準備しました。長年レイソルに思いを持った2人のクリエイターの方が、生まれ変わった今年のレイソルを限られた秒数の中で存分に表現くださいました。1つ目の動画では、5年前の苦杯を知る選手、レイソルでタイトルを掴むために戻ってきてくれた選手、近年の困難のなか歯を食いしばって支えてきたキャプテンたちの言葉を紡ぎました。

そしてスタジアムでキックオフ直前に流した2つ目の動画。「EL EQUIPO ES LO IMPORTANTE」。リカルド監督がチーム始動から選手たちに示してきたいくつかの言葉の最後に、赤字で書かれたものです。いつかサポーターみなさんも含めたこのレイソル全体にも分かち合いたいと思って温めてきました。直訳すれば、チームが最も大切。チームのために全員が尽くす。このファイナルに進めたのはチーム全員の力があってのことで、アクシデントでピッチに立てなかった、手塚、渡井、熊坂の3選手には、特に近しい3人に思いが届くように名前を呼んでもらい、動画に入れてもらいました。

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準優勝に終わった事実は、深く重く受け止めていますが、それでも、レイソルがこの1年やってきたことや、この決勝戦に向けて準備してきたことが消えてしまったわけではありません。リーグ戦が残り3試合あることは、私たちの支えと活力になりました。

古賀選手は「ルヴァンのタイトルを獲れなかったことは悔しさが残りますが、自分たちには一番大きな目標が残っているので、みんな切り替えられていると思います。今年一番強かったチームだと示せるのはリーグ戦だと思うので、可能性があるかぎり掴みに行きたい」と前を向いて進んでいます。

リカルド監督も「もちろん辛い敗戦だった。ルヴァンのタイトルを獲れず悔しいが、まだ我々にはリーグ優勝やACL出場権を獲得できる可能性があり、全く下を向く必要はない。サポーターの皆さんが敗退後にも声援や拍手を送り続けてくれたのは、我々が決して悪い試合をしたということではなかったことの証だと思いますし、選手たちが2点差があっても最後の最後まで諦めることなくプレーを続けたことを評価してくれたのではないでしょうか。みなさんが、これからの試合でも熱い声援を送ってくれるでしょうし、選手たちはその熱を感じながら目標に向かって頑張ってくれるはずです」

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