2007年2月11日

今日は半日オフ!

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本日の担当:横井孝佳

今日は待ちに待った半日オフでございます。早めに広報日記を上げて、温泉にでも行こう。言い訳がましくて恐縮ですが、ホント、ホテルとグラウンドの往復だけで何日も過ごすと、メンタルが相当にヘタってきますよ。たまには気分転換も必要です。

というわけで午前中のみのトレーニング。国分運動公園には二つのグラウンドがあるのですが、今日は上の多目的広場で選手たちがフィジカルトレーニング、そして下の陸上競技場では、地元霧島市の高校生選抜チームを石さんはじめコーチ陣が指導する、という催しが行われました。キャンプでお世話になっている霧島市の皆さんとの交流イベントです。

フォトギャラでも書いたとおり、石さんの指導はふだんレイソルの選手に対して行っているものとなんら変わりない、超ハードなメニューでした。高校生たちはビックリしたのではないでしょうか。心の準備ができていないといいますか。
「ボールに行け!!!! (プレーを止めて)おい、10番の君。なんでボールに行かんの!!! それじゃディフェンスにならんじゃろ!!」
今にも殴るんじゃないかと見ているこっちがハラハラするほど、指導は熾烈を極めました。高校生選手たちの額からは玉のような汗が。
見ているだけの私なんかが言うのも申し訳ないのですが、非常にいい経験をしたのではないでしょうか。それにしても、何事にも手抜きなしで真剣に取り組む石さんの本領発揮といった感じでした。

その後は親善試合。これも異例中の異例のことです。
レイソルのメンバーは、GKが桐畑選手、DFラインは右から大河原選手、大島選手、鎌田選手(練習生)、輪湖選手(U-18)、中盤はダイヤモンドでボランチに柳澤選手、右に酒井選手(U-18)、左に阿部嵩選手、トップ下に太田選手(U-18)、2トップは長谷川選手と岡山選手のツインタワー。「FWやりたい」と自ら立候補した岡山選手を除くと、皆ルーキーか10代の非常に若いメンバーです。
初めてのメンバーとはいえ、そこはさすがプロ。30分の試合は、レイソルが4?0で圧勝しました。得点は阿部嵩選手と長谷川選手のハットトリック。FWやりたいと言っていた岡山選手は、華麗なテクニックに走りすぎて無得点でした。

宿舎のホテルに戻り、12時半から特設会場でバーベキューです。石さんはひたすらお好み焼きを焼き(これが本当に旨いんです)、古邊コーチや田村コーチはひたすらに肉を焼く。選手たちはひたすらに食べ、飲み、語り合って、2時間近くを過ごしました。皆、さらに打ち解けあった気がします。新加入選手の一発芸大会は爆笑の渦、見応え十分でした(放送禁止のシーンが多発したため、モバイルレイソルの動画でご紹介する企画は涙を飲んで断念しました。こないだクラちゃんの一発芸を本人に無断で載せたら怒ってたし)。

そしてこの席では、今年のキャプテン・副キャプテンが発表されました!

まずキャプテンは、昨年に引き続き南雄太選手が務めます!
厳しい戦いが続いたJ2リーグ、チームの状態が悪くなったときには率先して話し合い、強いキャプテンシーを発揮してくれました。その実績が、石さんの信頼を得たのだと思います。

そして副キャプテンは……北嶋秀朗選手と近藤直也選手です!
北嶋選手は昨年から留任。彼の人間性を考えれば自然にうなずけるところです。そして近藤選手は、トップチームでははじめてのリーダー役。サッカーに対する真摯な姿勢、彼のストイックさは皆が認めるところ。生え抜きとして、チームを引っ張る役割も期待されている、ということでしょう。期待しています!

南、北嶋、近藤のトライアングルで引っ張る2007年のレイソル。いよいよ今年のチームが、一つにまとまってきました。昨年のチームを上回る、いいチームになって欲しいと思います。

2007年2月11日

練習試合対愛媛戦

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本日の担当:横井孝佳

レイソル鹿児島キャンプ、2度目の週末です。昨日までのポカポカ陽気から一転、冷たい風が吹く肌寒い一日となった土曜日、愛媛FCとの練習試合が行われました。
週末だけあって、会場には推定200名を超える方々がご見学にお越しくださいました。プレスの数も多く、特に愛媛の地元松山からはテレビ局4社、新聞1社など、たかが(とあえて言いますが)練習試合とは思えないほどの大取材陣が。チュンソン選手の日本国籍取得に絡みスポーツ紙の記者の方々も多数お見えになりましたから、十分な枚数を用意してきたつもりだったプレスパスが、今日は足りなくなりました。

この試合、当初は菅沼選手の出場予定はありませんでした。しかし愛媛からテレビの取材が多数入っていることを石さんに伝えると、「そりゃ申し訳ないな。ミノル目当てなんじゃろ。じゃあ時間限定で出場さすか」となりまして。
「ミノル、今日出るぞ」と試合前に言い渡された菅沼選手は「えぇー!!?」と驚いていましたが、結局後半の残り5分、「顔見世興行」的にプレーしました。「松山から鹿児島への直行便は午後にしかなくて」と、伊丹経由で鹿児島入りしている愛媛のプレスの方々は、大変喜んでらっしゃいました。うん、いいことしたな。菅沼選手には申し訳なかったけど。

試合は前半無得点、後半、コーナーキックから長谷川選手のゴールで先制、そして石舘選手のゴールで追加点。ここで皆様に訂正です。私、この石舘選手の得点をゴールの裏から見ていたのですが、練習試合速報のダイジェストに
「長谷川選手が前線で相手DFを引き付けるフリーランニング、これによって生まれたスペースに石舘が走り込み、柳澤のパスを受けてGKと1対1に。最後はGKの動きを冷静に見て、左足で流し込んだ」
と書いております。しかしあとで長谷川選手に確認したところ、
「フリーランニングじゃないですよ。ヤナギのパスを受けて、ヒールで落としたんですよ。それをダテくんが決めてくれたんです。ワンゴール・ワンアシストですよ」
だそうです。そりゃ悪かった。カメラのファインダー越しに見ていたもので、気がつきませんでした。

しかし、ペナルティアークの右から左へ長谷川選手が横切る動きを見せ、それに相手CBがつられてスペースが生まれたからこそ、石舘選手が入るスペースが生まれたのはまぎれもない事実。長谷川選手、このキャンプで石さんからアドバイスを受けたそうで、「石さんから、去年の初めの頃のような思い切りの良さがなくなっていると言われて、今日は思い切ってプレーしてみました。結果が出てよかったです」と淡々と話していました。そのコメント、モバイルレイソル用にちょうだい、と言うと「こないだオレ、出たばっかだからいいです」と謙虚に辞退していました。毎日キャンプ動画をチェックしている「モバイルレイソルファン」の長谷川選手ならではのバランス感覚でございました。

明日はキャンプ中唯一の午後半休。今回初めてフル日程帯同してみてわかったのですが、ホテルとグラウンドをひたすら往復する毎日では、生活が単調すぎてメンタル面でかなり疲れます。心がささくれ立ってきます。明日はちょっとリフレッシュしたい、選手もスタッフも心待ちにしています。

今日は全く頭が働かず、筆が進みません。短いながらもこれにて失礼いたします。わたくしも明日、半日休養をとって、キャンプのラストスパートに備えます。それでは皆様、お休みなさい。