2007年8月19日

省エネサッカーではなく

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担当:桜林 舞

FC東京戦での勝点3奪取から一夜明けて、本日は平成国際大学との練習試合がおこなわれました。昨日のスタメン組は14時から軽めのクールダウンを済ませ、練習試合をグラウンドの脇で見学する選手も見えました。

昨日を彷彿とさせる青のユニフォームの平成国際大学メンバー。石川 健太郎コーチの陣頭指揮のもと45分×3本、日も沈みきらぬ酷暑の15:30キックオフ。「暑いからと省エネサッカーをするのではなく、最初から全力で行こう。パスからシンプルに。攻守の切り替えを早くするということはもちろんだが、しっかりとコミュニケーションを取っていこう。ファストディフェンダーは誰が行くか、セカンドは誰が行くか、ルーズボールは誰からいくか、声を出して確認して行こう」という石川コーチの檄とともに、田村コーチからは「狙いを持って周りをみるように」。暑いから水分補給をきちんとするように、と申し添えて選手をピッチに送り出します。

1本目、立ちあがりがうまく行かず、自陣ゴール前でボールがもたつきます。15分頃からレイソルがペースを取り戻しマイボールとなるのですが、ハーフウェーラインを超えられても、ゴールになかなかたどり着かず。。。ピッチを縦横無尽に動きプレスを与え続ける鈴木選手や谷澤選手のテクニカルな動きなど選手も全力を尽くしましたが、、0-0で折り返します。ハーフタイム時の石川コーチの言葉を借りると「まったりとした試合になっている。声掛け合ってないから連携がうまくとれていない。そして、簡単なミスが多すぎる。不用意なバックパスでリズムを崩していることが多い」。

「シュートを意識して!パスは何十本回しても得点にはつながらない。前線以外の選手もパスだけでなく、ボールをコントロールしてチャンスがあればシュートを狙っていこう。そしてDF陣も動き出しが遅いぞ。前線にボールがあるときにもちゃんと準備して待っていよう」と喝を入れて送り出した2本目。立ち上がりも上々、連携も上手く行き始めました。平山選手や長谷川選手のヘディングなど決定機を作るものの、ゴールに嫌われます。33分、小林亮選手の右コーナーキックがボール前にふわりと落ちるとブルーノ選手がヘディングで先制点を奪取。そのまま1-0で3本目へ。

暑さも落ち着き涼しさが増した3本目。若手中心のメンバーが精力的に動き、12分ゴール左へドゥンビア選手の右足シュート、17分左サイド角度のないところから池元選手ゴール右サイドネットを揺らします。21分柳澤選手の右コーナーキックをドゥンビア選手がヘディングで決めると、31分流れの中からゴール正面の大久保選手が豪快な右足シュートを決めて、4得点を追加。5-0でレイソルが完封勝利を飾りました。

勝利したとはいえ、「無駄が多い。連携がうまくいっていない。ボールがシンプルに動いていない」とコーチ陣は一様に渋い表情。。。全員サッカーであるレイソルのサッカーは一朝一夕には完成されないようです。でも、課題を確認、修正していくための練習試合ですから、今日の検証された出来なかったことリストを各自の胸にもって日々のトレーニングに打ち込めば、もっと強いレイソルになれるはずです。明日のオフでリフレッシュして、火曜日からも頑張っていきましょう!

2007年8月19日

あと12点

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担当:大重正人

8月11日浦和戦、中3日で広島戦、そして中2日でFC東京戦。これまで30℃超の連戦が続きましたが、今日の東京地方は幾分暑さが和らいで、選手たちも朝の散歩で「信じられないね」と話していたそうです。18時半開始の味スタは26.8℃。ただ、今までの暑さで私たちの感覚が麻痺しているのかもしれません。今日だって、十二分に過酷な条件は変わりません。今日の90分間は「忍耐」のゲームでした。

FC東京は、DFラインを高く保って、前線からコンパクトなゾーンをキープ。攻撃ではDFからトップへボールを当てると当時に3トップ気味の3選手が左中右と裏のスペースへ走りこむ。放り込みを跳ね返したり、ボールを奪っても、相手の押し上げでセカンドボールを奪われて、連続攻撃を受けます。

菅沼選手の切り返し&フランサ選手PKで先制点を奪っても、なかなか状況は変わらず、リードされてさらに攻勢を強めるFC東京に対して、それを迎え撃つ時間が続きます。前節に続いて、スーパーセーブ連発の南選手。小林祐三選手の安定感は試合を重ねるごとに安定感を増し、サイドでは藏川&大谷選手が1対1に身体を張る。そして古賀選手が、シュートに対して身を投げ出し、クロスには相手に激しく寄せて自由にさせません。

その選手たちが声をそろえて言ったのは「この勝ち点3を獲れたのは大きい」。いつの試合だって、自分たちの持ち味であるプレッシングが効くわけではありません。相手あってのサッカーですから、ゴリゴリ押し込まれることもあるでしょう。その最後の最後のゴール前でどれだけ跳ね返せるか。集中力と粘りと気持ちが相手をうわまわったからこそ、最後に熱い応援で盛りたててくれたサポーターと勝利のダンスを踊ることができた。

今日は古賀正紘選手がJリーグ通算250試合出場を果たしました。「節目の試合は結構調子いいですよ。節目のゴールを決めたこともあります。」名古屋時代から数えるとプロ入り11年目。8、21、26、25、18、28、28、24、27、26、そして今季19試合。これから300、350とレイソルの黄色いユニフォームをまとって、達成していってほしいですね!

明日は日立台14時から東京戦メンバーのリカバー、15時半から平成国際大学との練習試合が行われます。十分な暑さ対策の上で、練習グラウンドへのご来場をお待ちしています!