省エネサッカーではなく
担当:桜林 舞
FC東京戦での勝点3奪取から一夜明けて、本日は平成国際大学との練習試合がおこなわれました。昨日のスタメン組は14時から軽めのクールダウンを済ませ、練習試合をグラウンドの脇で見学する選手も見えました。
昨日を彷彿とさせる青のユニフォームの平成国際大学メンバー。石川 健太郎コーチの陣頭指揮のもと45分×3本、日も沈みきらぬ酷暑の15:30キックオフ。「暑いからと省エネサッカーをするのではなく、最初から全力で行こう。パスからシンプルに。攻守の切り替えを早くするということはもちろんだが、しっかりとコミュニケーションを取っていこう。ファストディフェンダーは誰が行くか、セカンドは誰が行くか、ルーズボールは誰からいくか、声を出して確認して行こう」という石川コーチの檄とともに、田村コーチからは「狙いを持って周りをみるように」。暑いから水分補給をきちんとするように、と申し添えて選手をピッチに送り出します。
1本目、立ちあがりがうまく行かず、自陣ゴール前でボールがもたつきます。15分頃からレイソルがペースを取り戻しマイボールとなるのですが、ハーフウェーラインを超えられても、ゴールになかなかたどり着かず。。。ピッチを縦横無尽に動きプレスを与え続ける鈴木選手や谷澤選手のテクニカルな動きなど選手も全力を尽くしましたが、、0-0で折り返します。ハーフタイム時の石川コーチの言葉を借りると「まったりとした試合になっている。声掛け合ってないから連携がうまくとれていない。そして、簡単なミスが多すぎる。不用意なバックパスでリズムを崩していることが多い」。
「シュートを意識して!パスは何十本回しても得点にはつながらない。前線以外の選手もパスだけでなく、ボールをコントロールしてチャンスがあればシュートを狙っていこう。そしてDF陣も動き出しが遅いぞ。前線にボールがあるときにもちゃんと準備して待っていよう」と喝を入れて送り出した2本目。立ち上がりも上々、連携も上手く行き始めました。平山選手や長谷川選手のヘディングなど決定機を作るものの、ゴールに嫌われます。33分、小林亮選手の右コーナーキックがボール前にふわりと落ちるとブルーノ選手がヘディングで先制点を奪取。そのまま1-0で3本目へ。
暑さも落ち着き涼しさが増した3本目。若手中心のメンバーが精力的に動き、12分ゴール左へドゥンビア選手の右足シュート、17分左サイド角度のないところから池元選手ゴール右サイドネットを揺らします。21分柳澤選手の右コーナーキックをドゥンビア選手がヘディングで決めると、31分流れの中からゴール正面の大久保選手が豪快な右足シュートを決めて、4得点を追加。5-0でレイソルが完封勝利を飾りました。
勝利したとはいえ、「無駄が多い。連携がうまくいっていない。ボールがシンプルに動いていない」とコーチ陣は一様に渋い表情。。。全員サッカーであるレイソルのサッカーは一朝一夕には完成されないようです。でも、課題を確認、修正していくための練習試合ですから、今日の検証された出来なかったことリストを各自の胸にもって日々のトレーニングに打ち込めば、もっと強いレイソルになれるはずです。明日のオフでリフレッシュして、火曜日からも頑張っていきましょう!