2008年5月23日

ディフェンス!

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担当:大重正人

今日は5月23日だというのに……30℃に迫ろうかという夏の日差しが日立柏サッカー場を容赦なく照らしていました。日焼けが気になる女性サポーターのみなさんは日傘を差したりと、深いつばがついたキャップをかぶったりと、紫外線からお肌を守るためにいろいろ努力されていました。

さあフロンターレ戦の前々日。水曜に試合がないため、今日が実質的なトレーニング最終日です。ウォームアップから紅白戦、そしてセットプレーの確認と戦術練習の総仕上げ。現在U-23代表でフランス遠征中の李忠成選手を欠くレイソルですが、相手のフロンターレは、同代表にMF谷口選手、そしてキリンカップに臨むA代表にMF中村、DF寺田、井川、GK川島の4選手が不在です。もちろんグループリーグ突破へ負けられないレイソルにとってはチャンスであることは間違いありません。

しかし今季2試合は、ともに3失点。ジュニーニョ&鄭の2トップ、トップ下の大橋、ウイングの山岸&森の強力な5選手にしてやられた2試合でした。だからこそ、やはりレイソルの強みである守りで、自分たちのプレーをすることが勝利への最低条件でしょう。その中心である古賀選手、紅白戦では同じ4バックの面々に「ジュニーニョはこう動いてくるから!」と本番を強く意識した指示を飛ばし、並々ならぬ気迫を漂わせていました。

そして練習後。今日5月23日は北嶋秀朗選手、30歳の誕生日でした!紅白戦を終え、永井、菅沼、阿部嵩選手らとのシュート練習を繰り返し、スタジアムをあとにするキタジ。しかし不穏な空気はまったくなく、逆にキタジの表情は憮然な感じにも見えました。しかし宮本マネはチャンスをうかがっていました。「キタジさん、いま風呂入ってます!」。大津選手らに情報収集を託し、クラブハウスからランチをとるピアノまでの10メートルに勝負をかけます。

練習を終えた選手やスタッフに声をかけ、清掃していただいている女性お3人もスタンバイ。そして、この時がやってきました!

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「ここかよ?!???風呂入ったばっかりだよ!!」
これは経験したことがあればわかりますが、というか普通ありえませんが……もう身を丸くして、ひたすら終わるのを耐えるしか守る方法はないのです。「キタジさん、おめでとう!!」と祝福の拍手で囲まれると、すぐに水洗い場へ。ここでもバースデーならではの(?)VIP待遇。石崎監督が準備よろしくシャンプーをかけ、古邊コーチが洗い流す日立台理容店。

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ようやくきれいになったところへ今度はロビンソンコーチらが爆撃。「洗ったばっかりだよ?!!」そのようすを楽しげに見守っていたサポーターの写真撮影に応えた北嶋選手は「練習終わっても何にもないし、今日オレ誕生日だよ!ってちょっとムカツイてたら、まさかあそこで来るとは。すっかり油断してました」と今日の主役のにこやかな談話でした。

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ひとつおもしろかったのは、古賀選手。練習後に私服に着替えていたところ「汚れたら困るから」とTシャツジーンズの上からジャージをわざわざ着ていたこと。ここでも鉄壁のディフェンスでしっかり守り切った古賀選手でした。
とにもかくにも、ハッピーバースデー、キタジ!!!

2008年5月23日

あこがれ

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担当:河原 正明
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遅くなりました。今日も快晴の日立台、午前中は川崎戦に向けてのビデオミーティングの後、スタジアムでトレーニングを行いました。練習はチェックしていませんでしたが、ケガ人も戻りつつある中、活気ある声が事務所内にも届いていました。
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腕を組んで見守る神田トレーナーの視線の先は…

さて、午後は大谷キャプテンと母校の流山市立西初石中学校を訪問しました。これは大谷選手より、去る2月のちばぎんカップで獲得したMIP賞の賞金で、母校のサッカー部にサッカー用具を寄贈したいということで訪問したものでした。なんでも、サッカー部は大谷選手が卒業後、一度廃部になってしまい、昨年また部活としての活動を再開したそうです。しかもなんと、大谷選手もサッカー部に所属していたとのことで、卒業アルバムにはしっかりと一員として写っていました。もちろん当時はレイソルJr.ユースとして活動していたので、公式戦には登録の関係で出場できなかったのですが、それでもレイソルの練習が休みの日や朝練にはできるだけ顔を出していたそうです。そんな思い出のある母校のお役に立てるのなら…というのが、いかにも大谷選手らしいエピソードです。

今回の訪問ですが、先生と一部の生徒にしか知らされていなく、全校生徒が「全校道徳」の授業として体育館に集められていました。道徳の授業として始まったのですが、途中で先生が西初石中卒業生がサプライズゲストで来ていると告げるとざわめく場内。そしてBGMとともに大谷選手が登場!会場は大きな拍手で包まれました。
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 目録とユニフォームを寄贈したのち、生徒達からは御礼の言葉と、なんと応援団が登場し、大谷先輩へエールを贈るという素敵なお返しをいただきました。いくつかの質疑応答の後、後輩に一言と話したのは「夢をかなえるためには、つらいことがあっても明るく前向きにいこう」というものでした。その言葉はしっかりと後輩たちに届いていたことでしょう。
会場を出るときには、アーチを作ってお見送り…のはずが、やっぱりもみくちゃに。それでも笑顔の絶えない大谷キャプテンでした。

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その後、時間の許す限りでしたが、後輩たちの指導を。憧れの先輩を前にして、少し緊張気味でしたが忘れられない時間を過ごしたことでしょう。

式典の中で校歌斉唱があったのですが、その澄んだ歌声に自分の母校でもないのに、胸がギュッと締め付けられる思いでした、と同時にこのような形で母校に凱旋できる大谷選手と、その先輩を迎え入れる生徒たちの目の輝きがとてもうらやましく思いました。自分が中学生の時には、母校に選手が来るなんて考えられなかったです。Jリーガーって本当にすごいし、こうしてホームタウンに還元できることはまだまだたくさんあるハズと改めて思いを強くしました。
 
最後に、ナビスコ川崎戦のマッチデープログラムのサポーターズボイスを募集いたします。「サポーターズボイス」から件名を変えずに、メールでご応募下さい!!ハンドルネームも忘れずに記載をお願いいたします。