あこがれ
担当:河原 正明
遅くなりました。今日も快晴の日立台、午前中は川崎戦に向けてのビデオミーティングの後、スタジアムでトレーニングを行いました。練習はチェックしていませんでしたが、ケガ人も戻りつつある中、活気ある声が事務所内にも届いていました。
腕を組んで見守る神田トレーナーの視線の先は…
さて、午後は大谷キャプテンと母校の流山市立西初石中学校を訪問しました。これは大谷選手より、去る2月のちばぎんカップで獲得したMIP賞の賞金で、母校のサッカー部にサッカー用具を寄贈したいということで訪問したものでした。なんでも、サッカー部は大谷選手が卒業後、一度廃部になってしまい、昨年また部活としての活動を再開したそうです。しかもなんと、大谷選手もサッカー部に所属していたとのことで、卒業アルバムにはしっかりと一員として写っていました。もちろん当時はレイソルJr.ユースとして活動していたので、公式戦には登録の関係で出場できなかったのですが、それでもレイソルの練習が休みの日や朝練にはできるだけ顔を出していたそうです。そんな思い出のある母校のお役に立てるのなら…というのが、いかにも大谷選手らしいエピソードです。
今回の訪問ですが、先生と一部の生徒にしか知らされていなく、全校生徒が「全校道徳」の授業として体育館に集められていました。道徳の授業として始まったのですが、途中で先生が西初石中卒業生がサプライズゲストで来ていると告げるとざわめく場内。そしてBGMとともに大谷選手が登場!会場は大きな拍手で包まれました。
目録とユニフォームを寄贈したのち、生徒達からは御礼の言葉と、なんと応援団が登場し、大谷先輩へエールを贈るという素敵なお返しをいただきました。いくつかの質疑応答の後、後輩に一言と話したのは「夢をかなえるためには、つらいことがあっても明るく前向きにいこう」というものでした。その言葉はしっかりと後輩たちに届いていたことでしょう。
会場を出るときには、アーチを作ってお見送り…のはずが、やっぱりもみくちゃに。それでも笑顔の絶えない大谷キャプテンでした。
その後、時間の許す限りでしたが、後輩たちの指導を。憧れの先輩を前にして、少し緊張気味でしたが忘れられない時間を過ごしたことでしょう。
式典の中で校歌斉唱があったのですが、その澄んだ歌声に自分の母校でもないのに、胸がギュッと締め付けられる思いでした、と同時にこのような形で母校に凱旋できる大谷選手と、その先輩を迎え入れる生徒たちの目の輝きがとてもうらやましく思いました。自分が中学生の時には、母校に選手が来るなんて考えられなかったです。Jリーガーって本当にすごいし、こうしてホームタウンに還元できることはまだまだたくさんあるハズと改めて思いを強くしました。
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