2009年9月13日

一夜明けて

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担当:石本瑞奈

まずは、お詫びからです。本日の午後練習が13時スタートに変更になりました。このご連絡が遅れて皆さまにご迷惑をおかけしてしまいました。本当に申し訳ありませんでした。急遽の変更にもかかわらず多くの方が日立台にかけつけて下さいました。ありがとうございました。そして間に合わなかった皆さま、心からお詫び申し上げます。

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昨日の雨とは打って変わって爽やかな秋空の日立台。今日はトンボを多く見かけました。いえ、正確には止まっているトンボをみかけました。8月にもいたのですが、止まらずにずっと動いているので写真に撮れなかったのです。じっとしているトンボを見るとなんとなくホッとしました。

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名古屋遠征から帰ってきた選手たちは主に3つのグループに分かれて練習を行いました。まずはGKのグループ。いつも通り、シジマールコーチがキックを繰り出すなか、南選手と菅野選手は疲れも見せず元気にボールを弾き飛ばしたり、セーブしたり。3つのグループの中で一番最後までトレーニングしていました。
試合に長い時間出場した選手は軽めの調整。体幹を鍛えるストレッチとゆっくりしたランニングが中心でした。昨日の疲れをいやし、週明けからの広島戦に備える、そんな雰囲気で早めにあがりました。

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サブ組はもう少し負荷のかかったトレーニングをしていましたが、それでも先発組と大差のない時間には練習が終了。どの顔も穏やかな感じに見えました。
単独でトレーニングしていたのはネルシーニョ監督。体を動かしたいということで、ゆっくりとしたペースでランニングをしていました。「コンニチハ、ゲンキデスカ?」と聞かれたので、思わず「昨日は勝ってよかったです!」と日本語で答えてしまいました。あとでよくよく考えると質問の答えになっていないですね。

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練習後、ファンサービスを終えた大谷キャプテンに聞きました。「名古屋戦を終えて、監督が意図していること、やりたいことが選手たちに浸透していると実感しました。試合まで二週間あきましたが、この時期をうまく過ごせたと思います。毎試合、最後のつもりで戦っていかないと勝ち点3が取れないので、このまま1試合1試合、しっかり準備していきたいです」。この話をする時の表情は厳しさそのもの。視線は次の広島戦をしっかりと見据えていました。

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そして次に通りかかった北嶋選手にも聞きました。「個人のことでいえば、自分に満足することはないので、もっともっと上をめざしてやりたい。ただ、昨日はチームのためにプレーできたと思う。これを続けていきたい」と話した後、「とにかくホームで勝ちたい。応援してくれる人たちがたくさんいるところで勝利を分かち合いたい。それはチームにとっていま一番大事な“連勝”にもつながるし」と、ホーム勝利へのこだわり、連勝へのこだわりを見せていました。

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北嶋選手だけではありません。これは、どの選手もそう思っています。とにかくホームで勝って、連勝を。そして日立台でサポーターとみんなで喜び合いたい。「4度目の正直」という言葉はないですけど、レイソルに限っては「アリ」ということで、それを信じて20日まで、また頑張っていきたいです。

2009年9月13日

変わる

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担当:大重正人

試合の勝ち方、試合に勝つ喜び、勝ち点3の重み。
忘れそうになっていたことを、ネルシーニョ監督が少しずつ思い出させてくれるようです。

「ムラが突破口だ!」
ハーフタイムにそんなゲキを飛ばして選手を後半のピッチへ送りだします。ここ数戦、チームのバランスを守るために攻撃参加を自重していた村上選手が、今日はどんどん敵陣へ上がります。ドリブルでえぐったり、ハーフウェイライン近くから、相手DFラインの裏へクロスを入れたりと、攻撃の起点となっていました。そして後半、「雨が降っていたし、シュートを打てば、何かが起こる」という確信を持って蹴り込んだシュートが、相手に当たって幸運にもゴールに吸い込まれました。幸運を呼んだのは、積極性です。

「いま自分のサッカー観が変わってきてるんです。これまでは『足元があるから、ウラがある』って思ってたんですけど、監督が言うように『ウラがあるから、足元がある』って思えてきて。意識が変わってきたし、周りからもそういうパスが出てくるようになった」
「監督が言うとおりに動いてプレーしていると、試合中に監督がこういうことを言いたかったんだというのがわかるし、監督が言っていたとおりのことが実際に起こるんです」
監督の言うことを守って信じてプレーすれば結果が出る。北嶋選手の言葉は、上向きになりつつあるチームの現状を言い得ているのではないでしょうか。

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その北嶋選手に代わって出場した田中選手。ロスタイム、カウンターからのマイボールをタッチライン際に運んでのキープ。1対2の状況ながら、身体を入れてボールを守り、マイボールスローインまで獲りました。『鬼キープ』でした(笑)今日は何もできてなかったんで、あれぐらいやらないと。1分ぐらいは時間使えました』。勝つためにやるべき役割をそれぞれが認識して、やり遂げているからこそ、勝利を呼び込めたのです。

磐田戦のあとの、新潟戦。
京都戦のあとの、ガンバ戦。
浦和戦のあとの、マリノス戦。

アウェイでの粘り勝ちから、ホームで連勝できなかったこと三度。
次週は4度目の正直にしなければ。連勝しなければ、上位との差は詰まりません。
自信を確信に変えるためには、サンフレッチェの攻撃サッカーを止めることが最良。変わりつつあるレイソルサッカーに期待をこめ、今度は日立台で。今日も応援ありがとうございました。

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