感謝
担当:河原 正明
真冬のように冷たさが突き上げる地面を割るような強烈なショットが打ち込まれた時、曇天の日立台に光が差し込みました。
「開幕戦に強い」フランサ選手、2007年の開幕戦と同じく、開幕初戦で2得点を決めてくれました。「自分はFW。期待と責任をいつも背負ってプレーしている。サンパウロでもレバークーゼンでもそう。でもレイソルに来てから個人だけでなくグループをどう生かすかを考え、今はアシストをすることも大事だと思う」と試合前日には話してくれていましたが、いざ試合となると決定力の高さが2得点をもたらしました。しかもリーグ戦のみに関しては昨年より出場6試合で連続得点中!今年もマジック健在です!!
今日の試合でキャプテンマークを巻いたのは大谷選手。開口一番「正直まずはホッとしました。とにかく結果だけを意識しました。相手も一緒にJ1から落ちてきたチームですが、選手も変って若くて活きが良い選手も多くやりにくさもあった。ミスからカウンターでピンチを招いたことは改善しないと。2点取ったあとの闘い方が少し中途半端だった。チームで修正しないといけない」と安堵の中にも反省の弁が口を突きます。それでも「とにかくホームで勝つだけ。そして勝つことで『勝ちグセ』をつけていきたい。それには次節が非常に大事。今日の勝ち点3を無駄にしないよう、勝ち続けたい」と気を引き締めていました。左腕には「Vitoria」の文字がしっかりと刻まれていますが、油断とおごることなくVitoria を目指します。
さて、柏レイソルは今日多くの方のおかげで2010シーズンの開幕を迎えることができました。
試合前には秋山柏市長も柏熱地帯に登場。現役の市長がゴール裏に、しかもお立ち台に上がるのは前代未聞です。「お立ち台に上げてもらって幸せです!心を込めて応援しましょう!J1復帰めざすぞーーー!」とサポーターに呼掛けるとスタンドも「オオーッ!」と応えて大盛り上がりでした!
クラブをご支援いただくスポンサーの皆様や試合運営に携わる多くのスタッフ、ボランティア、そして何よりも寒い中最後まで応援いただきましたサポーターの皆様のおかげで、今季初戦で初勝利を得ることができました。本当にありがとうございました。
2006年のJ2リーグ初戦はロスタイムに同点弾を喫し、厳しいリーグであることを思い知らされました。今日は勝利こそすれどまだ36分の1試合が終わったに過ぎません。次節はアウェイ栃木戦。厳しい戦いが続きます。明日からまた次の戦いに向けてスタートです。
なお、明日の練習および練習試合は施設休館日のためご見学できませんのでご了承願います。