2010年3月18日

柏レイソルのファミリー

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担当:大重正人

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「いや?長かったですよ......」
3月7日に開幕した2010年シーズン。しかし、ひとりスタートできなかった小林祐三選手。この2週間がすぎるのを、悔しい気持ちを押さえながら、どれだけ心待ちにしていたことでしょう。「今年は、サッカーをあまり知らない人が見てもわかるような良いプレーをしたいんです。守備でも攻撃でもです」と宣言しています。DFラインの競争は本当に厳しいです。出場停止が明けたら、すぐにポジションが待っているわけではありません。彼にとって、福岡戦までの1週間は、今季を占うような大切な大切な1週間です。日曜日、ピッチに立つことができたなら、2週間出遅れてしまった責任を晴らすため、そして試合でプレーできる喜びを身体一杯に表現して、思いっきり闘ってくれるはずです。

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こちらの写真は村上選手会長が代表して、中央共同募金会から、これまでの柏レイソル選手会の社会福祉活動において感謝状をいただいたものです。今季もレイソル選手会や井原ヘッドコーチがチケット寄贈による福祉活動を実施していきます。

募金ということでは、本日、大宮アルディージャ・塚本泰史選手支援基金への募金活動のニュースをリリースいたしました。最初は村上選手会長と大谷選手から「タイシのために募金をやりたいんですけど」という提案からスタートしました。日曜のアビスパ戦では、選手会をはじめ、塚本選手の後輩にあたるアカデミーの選手たちや下平U-18監督が参加します。サッカーショップKAMO柏店さんからもご参加の打診をすぐにいただきました。下平ブログには、U-15の選手たちがすでに自主的に募金を集めてくれたことも紹介されています。

モバイルの桐畑選手ブログにも呼びかけがあります。いつもはにぎやかで面白おかしいキリハタ節全開の新コーナーですが、今日のエントリーは、心から募金に協力してほしいという切実な思いが伝わってきます。

「柏レイソルの家族の皆様へのお願いです。

ホームでの福岡戦と水戸戦で柏レイソル選手会で大宮アルディージャの塚本選手への募金活動を行います。
みなさんもご存知だと思いますが、大宮アルディージャの塚本 泰史選手が右足大腿骨の骨肉腫と戦っています。

塚本選手は柏レイソルUー15出身で柏レイソルのファミリーです。

みなさんも『募金』という形になりますが塚本選手の力に少しでもなれるよう、ご協力お願いします。

試合に来られない方でも、募金はできますので詳しくは柏レイソルホームページをご覧ください。

よろしくお願いします。

柏レイソル選手会、副会長
桐畑 和繁」

『塚本選手は柏レイソルUー15出身で柏レイソルのファミリーです』
塚本選手にこの言葉と気持ちが伝わるように、柏レイソルとして今できることをやりましょう。皆様のご協力をどうぞ宜しくお願いいたします。

2010年3月18日

ひとつの絆だけではない

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担当:河原 正明

先日の広報日記でもお知らせしましたが、来る3月21日の福岡戦で、柏レイソル選手会(会長・村上 佑介)と柏レイソルは、右足大腿骨の骨肉腫と闘う塚本 泰史選手の闘病生活を支えるため設立された「アルディージャ後援会 塚本泰史選手支援基金」への募金活動を実施いたします。

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今日はその募金活動について村上選手会長と桐畑副会長、さらには宮本主務にクラブ側からも運営・広報スタッフが参加して最終確認を行いました。塚本泰史選手はご存知の方も多いと思いますが柏レイソルU-15の出身です。菅沼実選手、石川直樹選手(現:札幌)が同期です。3月上旬に菅沼選手に塚本選手の話をした時、しばらく考え、やっと口にした言葉が「・・・仕方がないよね」。もちろん今回の病魔は菅沼選手一人の力が及ぶはずのないところではあります。それしか言いようがなかったのだと。それでも今回は彼だけでなく、多くの選手が参加・協力したいと申し出ての活動となりました。
今回の募金活動では、塚本選手だけでなく、同じ病に苦しむ人へのとの「絆」になると思います。詳細は直前になりますが一両日中にお知らせします。これまでも多くの活動で本当にたくさんの善意をお預かりしました。21日も多くの皆様からの気持ちをお預かりできればと思います。

今日は残念なお知らせを発表しました。フランサ選手のケガです。先日の栃木戦前半に受傷したとき、私はベンチ横にいました。公文通訳を呼び寄せて、交代のサインを送り、その後は自力で歩いてベンチに戻った様子を見たときに、正直ここまで重症とは思いませんでした。「好事魔多し」とはよく言ったものです。開幕戦から2得点と好調だったフランサ選手が一時的に不在になるのはチームにとってはもちろんですが、彼本人がどれほどがっかりしていることか。今年に賭ける意気込みは言動を通じてキャンプ中からヒシヒシと感じ、また初戦でもしっかり結果を残していただけに余計に胸が痛みます。

とは言え、一方では新たに出場する選手がいるのも事実。一年間通じて「チーム」としての戦いをするのであるから、ここでチャンスを掴む選手もいるはずです。
このピンチをチャンスに変えて誰が飛び出てくるのか。日曜日のピッチ上に立つ選手の顔ぶれに期待したいと思います。